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くらしにラララ♪でお馴染み、ホームセンターのカインズで買えるアイテムで作ったものを紹介するサイト「となりのカインズさん」で、私自ら調理した料理を紹介することに。

自分がやるからにはそう、チャハーンに決まってるじゃないっすか。
しかも、肉づくしの超しっとりチャーハン!!

鍋なんか振るかっ!
炒め
ヘッド(牛脂)で炒めた醤油チャーハンに、ステーキを乗っけて、
チャハーンUP
ニンニク背脂をぶっかけ、
にんにく背脂
豚&鶏チャーシューとネギ
Wチャーシュー
を添えたシロモノ。

おれの最強定食というお題なので、スープは鶏ダシ
鶏スープ
に豚ダシを加えた、ラーメンのようなものを付け合わせ、
ぞうすい
オジヤにしても美味しいセットに。

チャハーン
超カンタンなチャーシューを作るコツや、それで出来たスープとタレの使い勝手の良さ、そしてそのタレがない時に重宝するアレの話まで、チャーハンづくり以外にも活用できるテクが満載!
絶対に男の子が好きなヤツなので、自炊男子は元より、カレの胃袋を掴みたい女子も必見…かも!?

5

わっかるかなぁ〜、わっかんねぇだろうなぁ〜。
というわけで、私プロデュース・いとこの男の娘出演のYOUTUBEエモウマい店の、記念すべき第10回は、得意中の得意分野、東京の八王子にあるローカルフード“パンカツ”を取り上げやした〜
当ブログ未UPだったので、このタイミングで公開することに。

八王子は実家の墓があるので、幼少の頃から親しみのある土地だったりするのだが、最近までパンカツなるご当地グルメがあるとは知らなかった。
戦後によく食べられていた、ただ食パンを揚げただけという、ガキのオヤツ的食品だったらしい。
しかし今では一部のお好み焼き屋か、協会がイベントに出店する屋台でしか食べられない。往時のスタイルで提供される店はなくなったと言っていい状態のようだが、僅かな痕跡は残っている。
というわけで、八王子駅の北口デッキからユーロードという、この街のメインストリート的な商店街を突き進むとしよう。

商店街が甲州街道とぶつかる手前、1つ路地に入ったところに、夕やけはあった。
路地

外観
夕やけ【食べログ】 ★★★★★★★★★★ ×∞ これこそ文化遺産
所在地:東京都八王子市横山町12-7
公式サイト:https://peraichi.com/landing_pages/view/yuyake/

見た目は木造の間口の狭い店で、いわゆる月島もんじゃ以降の店ではなさそうな佇まい。
入口
入ると中はかなり広く、左手のテーブル席がだーっと並ぶホルモン屋状態。
店内
相当なキャパがあるそうで、右側は小上がりというが、一人なので左の入口近くの席へ。
鉄板台自体がやや小さめで、一応4人掛けになっているが、2人で丁度いいくらい。
メニュー1
メニュー2
(メニューは2015年当時のもので価格は現在と異なります)
店のオジサンが鉄板に火を点けに来たので、メニューのパンカツ¥400を確認し、それにウインナーコーンもんじゃ¥550とレモンサワー¥450を頼む(ここの価格は現在に合わせました。パンカツ値下がりしてる!)。
酎ハイ
さわやかスッキリで、間違いないレモンサワーを飲みながら、ぼーっと過ごす。

そうこうしていると、もんじゃが登場…って、なんすかこの山盛りは!!?
もんじゃ
フツーもんじゃで山盛りっていっても見た目だけの問題で、実際の器が小さくてさして量はないものだが、ここのは丼に具の山がデーンと乗ってるのだ。
ステンレスの小さなボウルには嫌気が指しているので、丼は汁と混ぜやすいし子供時分のぼったらのままで嬉しいのだが、これ一人で全部食えんのか。

そんな心配をよそに、続けざまにパンカツがドカンとやってきた!!
パンカツ1
今度持ってきてくれたのは女将さんで、さっきから奥で揚げる音がしてたのは女将さんがパンカツ担当ってことか。
「これは焼かずにこのまま食べてくださいねー」と忠告してくれたが、揚げたのをさらに焼いちゃう人いるんだろうな。
パンカツ2
6枚切りか、揚げて縮んで元は4枚切りかも知れないが、それが2枚サンドした形で出てくる。
中にはブルドックの中濃ソースくらいのが塗られている。
だけ。ただそれだけが、目の前にでろ〜んと置かれている。
見慣れない身にはかなりの衝撃映像だ。言っちゃ悪いが、これ程までに貧乏臭い食べ物は見たことない。いい意味で。ぼったらだって、ただ小麦粉水で溶いただけのもんにソースで味付けただけだから、変わらないどころかよっぽど貧乏臭いが、まだ自分で焼いたり多少とも具があったりする分、料理っぽさがある。
パンカツ中身
それに中がソースだけというのも貧乏学生がティッシュや障子にソースかけて食って飢えを凌いだ的なニュアンスがあり、これを子供のオヤツとして与えてしまうことに不憫さが芽生えてしまう。
しかし実際食べてみると、そんな先入観は一気に吹き飛んでしまう。まさに、この手があったか!?という目から鱗状態。発明したやつ、インド人もビックリだと思うに違いない。
パンカツは揚げることでパンの水分が閉じ込められて、パンの甘みが凝縮されて感じるんですわ。それにカツサンドってカツの衣のチリチリになったカスが少しくっついて油のコクで食べ応え出るでしょ。それがパンに薄っすら纏われてると思えば、もう不味いわけがない。寧ろ贅沢ですよ。
パンカツ横から
親に怒られちゃうけど、旨いからコッソリ醤油をご飯にかけて食べたり、刺身の醤油が残ったのをご飯にかけて食う幸福感、アレに近い。言葉にするともう貧乏臭くてしょうがないんだけど、やるともうハマるという点で共通してるかと。

ついパンカツに夢中になってしまったが、パンカツつまみながらもんじゃも並行してシッカリ焼かせて頂いた。
もんじゃ焼き中1
全メニューカレーに出来るというのでお願いしたら、丼の隙間から窺える汁は黄色く白濁して、カレー粉+ソースが既にインしてるように濃く映る。
実際はソースは後入れなのだが、これが小麦粉が濃く、最初知らずに入れないで食べても余り違和感がない程。とはいえ多少は物足りないのでインする。
もんじゃ焼き中2
具が多いとはいえ丼なので混ぜやすく、今回ベビースターは頼まなかったが具のウインナーとコーンにカレー粉という男の子味爆発で完全にぼったらを彷彿とさせる仕様となった。
もんじゃ+パンカツ

危惧された量も意外とさらっと完食でき、一人もんじゃパンカツ飲みを完遂し、大満足。
帰りしな、御主人に少々話を伺えた。パンカツが最も食べられていたのは戦後間もない60年程前で、駄菓子的なオヤツとして、当然駄菓子屋にもあったようだが、リヤカーで売りに来るスタイルが主だったという。
今ではリヤカー売りや駄菓子屋も無くなったそうだ。どうせなら原初スタイルのリヤカーで食べたかったが、こうして地域に根ざした店で食べられるだけでも、文化的に消失していく中では幸せな食べ物なのかもしれない。
というわけで、こういうのが本当の贅沢。最高最幸〜♪ ウマウマウマシ!!! ごちそうさまでしたぁ〜

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5

私プロデュース・いとこの男の娘出演のYOUTUBEエモウマい店の第9回で、東京の西葛西にある中華食堂を取り上げましたー
過去にUPしているので、再掲載してみやす。

およそ1年前に辰巳出版より発売となった郊外ロードサイド大衆飲食店本『街道のグルメ』の電子書籍版が配信されています。
というわけで、掲載店の中から未UPの、とっておき飲み中華を取り上げたい。

都心部から千葉方面へ向かう都道10号こと葛西橋通りは、浦安から湾岸道路へ抜ける道として古くから重宝され、またバス通りとしても秋葉原や亀戸へ出る足として地元民に重宝されている。
沿道には現在、ファミレスなどが多く見受けられるが、時折古くから営業してそうな店も見かけることがある。葛西橋の袂で45年営業している王様がそれだ。
外観
看板の「ラーメンの王様」と書かれた上には王冠が輝いている。超ソソられるでしょ?

正面
ラーメンの王様【食べログ】 ★★★★★★★★★★ ×∞
所在地:東京都江戸川区西葛西1-11-24

中に入るとテーブル席はもちろん、奥の団体席も一杯で、L字カウンターに辛うじて空きがあったので滑り込ませてもらうことに。
店内
すると、目の前にはほぼ遮るものがなく厨房が丸見え。目の前で作ってくれる豪快なライブ感が味わえて、その出来たてが食べられるのが中華食堂の醍醐味だよね。見てるだけで元気がもらえる。

赤玉パンチ(1907年から続くサントリーの赤玉ポートワインをルーツに持つ赤玉スイートワインをベースに炭酸で割ったサワー)まであったので頂くことに。
赤玉パンチ
この、甘い中にホロ苦さも感じる爽快なサワーに合わせるのが、焼餃子¥400!
餃子
(ちなみに価格は行った当時のもので、現在50円ほど全体に値上げしている様子)
大きめの代物が来た。ややモッチリめの皮で、表面はバキッとしっかり良く焼き状態。野菜多めの餡もギュッと詰まっていて、マズイわけないっしょ。

おつまみセット¥300!
おつまみチャーシュー
チャーシューがデンと乗ってやってきた! いわゆる中華屋のチャーシューだが、おつまみにするにはかなり悪くない。ラーメンに乗せて食べたらまた印象が変わるんだろうけど。

そしてニラレバいため¥800!
レバニラ
盛りがいいのはこういう中華の醍醐味。湯気が立って熱々。もちろん野菜はシャキシャキで、レバは揚がったような焼き加減で、表面はジュワッとクリスピーな食感。しょっぱめの味がしっかり付いてて、これはサワー類が進まないわけがない。

ジンジャーハイボール
ジンジャーハイボールだったかな?(失念失敬!)を飲んで色々食った〆にチャーハン¥650!
チャーハン
チャーハンは塩味の効いた優しい味。具はハムとチャーシューとネギとシンプルで、紅生姜が添えられているのがホッとさせられる。
チャーハンUP
店のイメージよりはかなり大人しい一皿だが、町中華的安定感に溢れている。

同行者のソース焼きそば¥600!
焼きそば
ソースが主張した味で、野菜もたっぷりでモチモチのやや太めの麺とともに食べごたえありすぎるほど。油もしっかり回ってて、かなりボディに効くぜ!

満腹で腹を擦りながら店を出ると、入店待ちをする人の姿もあった。地元の人に愛されながら営業を続けるうちに、アルコールや一品メニューも増え、量も多くなったりしたのだと推察するが、来た人に満足して帰ってもらいたいという店側の気持ちが店中に詰まっていて、それこそが長年このロケーションで続く秘訣なのだろう。
近場には出前もしているようで、なんともご近所さんが羨ましい。

そういえば余談になるが、本への感想として、ラーメン店が多くて残念だったという意見が散見できた。
しかしこのラーメンの王様を見てもらえれば分かるように、ラーメン店とはいいながら、完全に町中華、それも居酒屋食堂と化している店がほとんどだ。
ラーメン専門店はラーショとか山岡家とか、口外ロードサイドで独自進化し、超特徴的なものばかりで、いわゆるラーメン店は殆ど載ってない。これが特に平成のリアルな郊外事情だというのが本著の立ち位置であって、こういうレビューする人は読んでないのか、それともそういう読み取り方はしてもらえなかったのかな、と思うと残念でならない。

ともあれ、こういう飲み中華も半世紀近い歴史を背負う物件が多くなり、ドライブイン食堂とともに減少していく運命にあると思う。
土地に根付いた文化として、こういうの好きな方はコロナが落ち着いた辺りを見計らって、行っておかないと後悔しまっせ。
というわけで、いやはやサイコー。バリウマシ!! ごちそうさんっした〜
【初回投稿:2020/07/05】

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