またまた旅行ネタ、しかも神奈川で申し訳ない。
これまでのは遅れてUPしてきたが、今回のはどうしても早めにUPしておきたかったので、神奈川ネタが詰まってしまった。
というのも、こういうブログをやっているといくつか避けて通れない店というものがあるもので、そういう内の一つにとうとう足を踏み入れたのだった。そう、あの漠食大衆食堂の最右翼、秋葉屋市場食堂!!
秋葉屋 市場食堂
最寄駅:仲木戸 / 神奈川 / 東神奈川 / 反町 / 新高島
料理:定食・食堂 / ラーメン一般
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食
参照サイト:いっし〜の胃袋
秋葉屋市場食堂(横浜)をグルメリポート!
大衆食堂というと壁にズラリと貼られたメニューの数々というのが醍醐味の一つだが、ネットではじめて観た市場食堂のそれは、まさに壮観だった。しかもそれらメニューが全て大盛というのだから感嘆と共に寒気すら憶えていた。そのメニュー量とボリュームについては参照サイトでたんまりと拝見いただきたい。
場所は横浜の湾岸。横浜からも歩けるのだが、初めて行くところというのは遠く感じるもので、やや最寄となる京急神奈川駅に、横浜駅から一駅戻る形で歩いてみることにした。
市場入口とされる交差点から歩道橋を渡ると、広めの道路に沿って海苔屋や魚屋が軒を連ね、輸送トラックが行き来する、場外らしい風景が広がる。築地のように小さな店舗が犇めき合っているのではなく、昔ながらのトタン造りの商店が適度な間隔をおいて並んでいる。時折ターレーを見かけるのも一気にテンションを盛り上げてくれる。
湾岸に沿って伸びる高島貨物線を渡ると市場本場の建物が目の前に現れ、いよいよヤッチャ場らしい様相を呈してくる。
ゲート脇に市場食堂の電光掲示案内板が。「営業中」「この裏」とのこと。ゲートには警備も何もなくダレでも入れるようになっているのだが、軽トラやフォークリフトが行き来していてどうにも所在無い。しかも「この裏」には組合の寄り合い所みたいのと自販機コーナーがある程度で、食堂の影はない。泣きそうになってしまうほどの迷子状態で、こういうときは一旦ゲートに戻ろうと思った矢先、トラックが市場の2Fへ上がるスロープの下に隠れるように市場食堂の看板が読めた! わかるかっ!
近づくと店先に駐車スペースがあり、トラック野郎な車両もあり、フツーの乗用車もある。噂どおり、市場関係者以外の利用者も多いようだ・・・にしても、入口が狭い。これまでネット上で見た写真から、いわゆる大食堂を想像していたが、中に入ってなおビックリ、知っている大衆食堂、特に壁一面メニューだらけの店の知っている中で一番狭いんじゃないかなぁ。壁際やあらゆるスペースを客席にしていて、メニュー表の圧迫感とともに異様な空間を形成している。

予め食べたいメニューを調べてきていたのだが、それらが現在提供されているか確かめようにもメニューが多すぎてどれがどこにあるのかわからない。ジャンル分けされていてもアバウトで、なんとか見つけた幾つかのメニューから一つに絞り、店内中央で水を汲み、席について紙にオーダーを書いて店員に渡す。
このオーダー表と一緒にペンが添えられているのだが、ゴルフ場でスコア書くような、プラスティックの棒の先に5mmほどのシャーペンの芯みたいのがくっついてるやつ。久々にみた。
厨房では年配のおじちゃんが懸命に鍋をふっている。飄々としたやさぐれオヤジが会計や注文取りをしていて、ねぇちゃんがフル回転で厨房と客席を行き来している。市場食堂という名前のイメージから、学食的なオフィシャルな食堂を想像していたが、どうも市場の一角を借りて営業している家族経営の食堂といった雰囲気だ。
そんな店内の様子を眺めているとやってきました、豚ピーマン定食ライス少¥750!

写真ではわかりづらいが、盛りは山なり。しかし皿が大きいからか、そんなに多くないなぁという感じで食べ始める。
まずはやっぱり肉!というわけで、豚肉を箸でつまむと・・・ムムム、このねっちょり感は天敵あんかけだ。しかしもううろたえる事はない。定食屋の餡かけは恐るるにたらんことは学習済みだ。食べてみると餡の食感は相当なものの、やっぱりクドさはなくパクパク食べられる。つーか旨い。
ピーマンは細切りで玉ねぎ、キクラゲもある。ピーマンのニガ甘さ、玉ねぎの甘み、そして肉の甘みもあって特別どうこうという味ではないものの、ツボにびた〜っと来る直感的な旨さ。
うわっ、ヤヴァ!とバクバク食べまくってはいるのだが、どうにもこうにも盛りの量(かさ)が減らない・・・まさに繁みの中でもがいている森笠繁状態。決して味に飽きることはないし、胃もたれで食べ疲れてきたわけではない。しかしよく考えてみると、黙々と休むことなく10分以上食べ続けるということが日常の中でそうあるものではない。ここまでくると単純に食べるという行為そのものに飽きてしまうのだ。まぁ美味しいから時間が経てば完食していたのだが、二郎のような体力が奪われる感覚でもなく、食後も腹が突っ張る感じもない。不思議だ。
まぁ感想として、健康的にたくさん食べられた気がしてならない、というところだろうか。それはそれで幸せなことで、気持ちよくさやぐれオヤジにごちそうさまといい、店を後にした。しみじみ旨かった。
海辺で満腹の身体を風に吹かれながら市場の喧騒を見やるというのもなんともいい難い爽快感がある。
さぁそんなテンションのまま、まっすぐ駅に向かうわけがない。もち、貨物線ウォッチング!
というわけでつづく。
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これまでのは遅れてUPしてきたが、今回のはどうしても早めにUPしておきたかったので、神奈川ネタが詰まってしまった。
というのも、こういうブログをやっているといくつか避けて通れない店というものがあるもので、そういう内の一つにとうとう足を踏み入れたのだった。そう、あの漠食大衆食堂の最右翼、秋葉屋市場食堂!!

最寄駅:仲木戸 / 神奈川 / 東神奈川 / 反町 / 新高島
料理:定食・食堂 / ラーメン一般
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食
参照サイト:いっし〜の胃袋
秋葉屋市場食堂(横浜)をグルメリポート!
大衆食堂というと壁にズラリと貼られたメニューの数々というのが醍醐味の一つだが、ネットではじめて観た市場食堂のそれは、まさに壮観だった。しかもそれらメニューが全て大盛というのだから感嘆と共に寒気すら憶えていた。そのメニュー量とボリュームについては参照サイトでたんまりと拝見いただきたい。
場所は横浜の湾岸。横浜からも歩けるのだが、初めて行くところというのは遠く感じるもので、やや最寄となる京急神奈川駅に、横浜駅から一駅戻る形で歩いてみることにした。
市場入口とされる交差点から歩道橋を渡ると、広めの道路に沿って海苔屋や魚屋が軒を連ね、輸送トラックが行き来する、場外らしい風景が広がる。築地のように小さな店舗が犇めき合っているのではなく、昔ながらのトタン造りの商店が適度な間隔をおいて並んでいる。時折ターレーを見かけるのも一気にテンションを盛り上げてくれる。
湾岸に沿って伸びる高島貨物線を渡ると市場本場の建物が目の前に現れ、いよいよヤッチャ場らしい様相を呈してくる。
ゲート脇に市場食堂の電光掲示案内板が。「営業中」「この裏」とのこと。ゲートには警備も何もなくダレでも入れるようになっているのだが、軽トラやフォークリフトが行き来していてどうにも所在無い。しかも「この裏」には組合の寄り合い所みたいのと自販機コーナーがある程度で、食堂の影はない。泣きそうになってしまうほどの迷子状態で、こういうときは一旦ゲートに戻ろうと思った矢先、トラックが市場の2Fへ上がるスロープの下に隠れるように市場食堂の看板が読めた! わかるかっ!
近づくと店先に駐車スペースがあり、トラック野郎な車両もあり、フツーの乗用車もある。噂どおり、市場関係者以外の利用者も多いようだ・・・にしても、入口が狭い。これまでネット上で見た写真から、いわゆる大食堂を想像していたが、中に入ってなおビックリ、知っている大衆食堂、特に壁一面メニューだらけの店の知っている中で一番狭いんじゃないかなぁ。壁際やあらゆるスペースを客席にしていて、メニュー表の圧迫感とともに異様な空間を形成している。

予め食べたいメニューを調べてきていたのだが、それらが現在提供されているか確かめようにもメニューが多すぎてどれがどこにあるのかわからない。ジャンル分けされていてもアバウトで、なんとか見つけた幾つかのメニューから一つに絞り、店内中央で水を汲み、席について紙にオーダーを書いて店員に渡す。
このオーダー表と一緒にペンが添えられているのだが、ゴルフ場でスコア書くような、プラスティックの棒の先に5mmほどのシャーペンの芯みたいのがくっついてるやつ。久々にみた。
厨房では年配のおじちゃんが懸命に鍋をふっている。飄々としたやさぐれオヤジが会計や注文取りをしていて、ねぇちゃんがフル回転で厨房と客席を行き来している。市場食堂という名前のイメージから、学食的なオフィシャルな食堂を想像していたが、どうも市場の一角を借りて営業している家族経営の食堂といった雰囲気だ。
そんな店内の様子を眺めているとやってきました、豚ピーマン定食ライス少¥750!

写真ではわかりづらいが、盛りは山なり。しかし皿が大きいからか、そんなに多くないなぁという感じで食べ始める。
まずはやっぱり肉!というわけで、豚肉を箸でつまむと・・・ムムム、このねっちょり感は天敵あんかけだ。しかしもううろたえる事はない。定食屋の餡かけは恐るるにたらんことは学習済みだ。食べてみると餡の食感は相当なものの、やっぱりクドさはなくパクパク食べられる。つーか旨い。
ピーマンは細切りで玉ねぎ、キクラゲもある。ピーマンのニガ甘さ、玉ねぎの甘み、そして肉の甘みもあって特別どうこうという味ではないものの、ツボにびた〜っと来る直感的な旨さ。
うわっ、ヤヴァ!とバクバク食べまくってはいるのだが、どうにもこうにも盛りの量(かさ)が減らない・・・まさに繁みの中でもがいている森笠繁状態。決して味に飽きることはないし、胃もたれで食べ疲れてきたわけではない。しかしよく考えてみると、黙々と休むことなく10分以上食べ続けるということが日常の中でそうあるものではない。ここまでくると単純に食べるという行為そのものに飽きてしまうのだ。まぁ美味しいから時間が経てば完食していたのだが、二郎のような体力が奪われる感覚でもなく、食後も腹が突っ張る感じもない。不思議だ。
まぁ感想として、健康的にたくさん食べられた気がしてならない、というところだろうか。それはそれで幸せなことで、気持ちよくさやぐれオヤジにごちそうさまといい、店を後にした。しみじみ旨かった。
海辺で満腹の身体を風に吹かれながら市場の喧騒を見やるというのもなんともいい難い爽快感がある。
さぁそんなテンションのまま、まっすぐ駅に向かうわけがない。もち、貨物線ウォッチング!
というわけでつづく。

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