前回の続き
市営地下鉄で阪東橋を通過。事前の予定ではバーグ佐竹…もとい、バーグ弥生で臨戦態勢を整える予定だったが、昼飯のおかげでイマヒトツおいしく完食できない気がした。それに微妙に関内から離れているので、近場で手短に、まぁ球場の焼きそば的なもんでもいいかなぁ…ってなわけで関内までどこも立ち寄らずに到着。
実は、ここへ来ると小腹を満たすためにほぼ確実に購入するものがあるのだが、いつもJR関内駅構内で買うので、もしかしたら買えないかも?なんて思うより早く臨時の崎陽軒の売店を発見! 球場が近いなぁと実感させられた瞬間である。
でもまぁ手に入れたポケットシュウマイは観戦中に食するとして、まだ少し余裕がある。確かこの辺に…と周辺地図を見てみると、あったあった横浜市庁舎!
駅出口からすぐ、横浜スタジアム横に古めかしい佇まいは、自分などの世代にはギリギリ幼心に威圧感を憶えた茶がベースの典型的な役所建築。謎の抽象画みたいバカでかいのがなんだか入口すぐのロビーにデ〜ンとあったりする感じ。受付嬢も血の気がなくて蝋人形みたいでね。全体が薄暗くて怖い。これよ、これでないと役所は。
案内板によると食堂はB1とのこと。階段を探すと、これまた案の定、切れ掛かった蛍光灯がチカチカする薄暗い階段を発見。ヒッチコックだったか、非常階段を上ったり降りたりするのだが、どこの扉をあけても同じボイラー室のような場所で外に出られないという映画があったけど、小さいときもデパートの階段など共通の恐怖感を覚えたものだった。
横浜市庁舎第一食堂
最寄駅:関内
料理:カレー / ハンバーグ / 定食
採点:★★★☆☆
時間:8:45〜17:15(市庁舎開庁時間)
定休日:土日祝
B1につくと食堂はすぐにみつかった。入口にはディスプレイがあり、ランチはとっくに過ぎているからだろう、メニューは数種に限られていた。
中に入っていきなりビックリ! とにかく狭い。第一食堂というからには第二があるのだろうか。そっちが広いのかな。入る前に気になったのだが、食堂の客席側後部があとからパーティーションで区切られたようになっているので、以前は広かったが外食利用者が増え、縮小したのかもしれない。
昼時は食券制のようだが、さすがに16時オーバー、一人いる厨房の方に直接現金で注文する。痩せた中年男性はコックらしい白衣と帽子に身を包んでおり、今はなきあまからやのご主人のような出で立ちだった。注文したカレーを小鍋で温めている。なんだか立ち居振る舞いに期待させるものがある。
カレーライス¥350!

やっぱこのくらいの値段でないとね。見た目量が少なめで、このときのコンディションにはちょうどいい。
少し期待してしまった味だが、これがなかなかにボ○カレー。チキンはシーチキン状態にホグれる食感で、嫌いではないが、この手の食堂に期待する十分な味わいで、薄暗い蛍光灯の中でポツンと食べていると、うらぶれた感じが増し、この庁舎を見た段階から期待していた以上のシチュエーションでの食事に、表情はダウナーだが、内心のテンションはアゲアゲである。味は最後までボ○カレーだったが、なんだか妙なクリーミーさがあって、30を超えた身には染み入る味わいだった。付け合せの極薄のオレンジがまた泣かせてくれた。
取り置きのお弁当を取りに来た二人連れのガードマンと談笑するコックに「ごちそうさま・・・」とお盆を下げ食堂を後にした。薄暗い廊下から食堂を振り返ると、やはりそこは、自分の中にあるイメージとしてのソ連の食堂のようで、地下というロケーションがさらにそれを助長しているのだろう。
今回は予想以上で極端だったわけだが、果たしてこんな食堂が今現在どれほど残っているだろうか。そんな危惧をしつつも、小腹も満たされたことだし、水分をコンビニで備蓄し、いざ浜スタへ!
次回、日本シリーズへの雑感を含めた最終回へ、つづく。
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市営地下鉄で阪東橋を通過。事前の予定ではバーグ佐竹…もとい、バーグ弥生で臨戦態勢を整える予定だったが、昼飯のおかげでイマヒトツおいしく完食できない気がした。それに微妙に関内から離れているので、近場で手短に、まぁ球場の焼きそば的なもんでもいいかなぁ…ってなわけで関内までどこも立ち寄らずに到着。
実は、ここへ来ると小腹を満たすためにほぼ確実に購入するものがあるのだが、いつもJR関内駅構内で買うので、もしかしたら買えないかも?なんて思うより早く臨時の崎陽軒の売店を発見! 球場が近いなぁと実感させられた瞬間である。
でもまぁ手に入れたポケットシュウマイは観戦中に食するとして、まだ少し余裕がある。確かこの辺に…と周辺地図を見てみると、あったあった横浜市庁舎!
駅出口からすぐ、横浜スタジアム横に古めかしい佇まいは、自分などの世代にはギリギリ幼心に威圧感を憶えた茶がベースの典型的な役所建築。謎の抽象画みたいバカでかいのがなんだか入口すぐのロビーにデ〜ンとあったりする感じ。受付嬢も血の気がなくて蝋人形みたいでね。全体が薄暗くて怖い。これよ、これでないと役所は。
案内板によると食堂はB1とのこと。階段を探すと、これまた案の定、切れ掛かった蛍光灯がチカチカする薄暗い階段を発見。ヒッチコックだったか、非常階段を上ったり降りたりするのだが、どこの扉をあけても同じボイラー室のような場所で外に出られないという映画があったけど、小さいときもデパートの階段など共通の恐怖感を覚えたものだった。

最寄駅:関内
料理:カレー / ハンバーグ / 定食
採点:★★★☆☆
時間:8:45〜17:15(市庁舎開庁時間)
定休日:土日祝

中に入っていきなりビックリ! とにかく狭い。第一食堂というからには第二があるのだろうか。そっちが広いのかな。入る前に気になったのだが、食堂の客席側後部があとからパーティーションで区切られたようになっているので、以前は広かったが外食利用者が増え、縮小したのかもしれない。

カレーライス¥350!

やっぱこのくらいの値段でないとね。見た目量が少なめで、このときのコンディションにはちょうどいい。
少し期待してしまった味だが、これがなかなかにボ○カレー。チキンはシーチキン状態にホグれる食感で、嫌いではないが、この手の食堂に期待する十分な味わいで、薄暗い蛍光灯の中でポツンと食べていると、うらぶれた感じが増し、この庁舎を見た段階から期待していた以上のシチュエーションでの食事に、表情はダウナーだが、内心のテンションはアゲアゲである。味は最後までボ○カレーだったが、なんだか妙なクリーミーさがあって、30を超えた身には染み入る味わいだった。付け合せの極薄のオレンジがまた泣かせてくれた。

今回は予想以上で極端だったわけだが、果たしてこんな食堂が今現在どれほど残っているだろうか。そんな危惧をしつつも、小腹も満たされたことだし、水分をコンビニで備蓄し、いざ浜スタへ!
次回、日本シリーズへの雑感を含めた最終回へ、つづく。

コメント
コメント一覧 (3)
”お食事マシーン”みたいなのを思い浮かべちゃいますね。
(我ながら貧弱な発想だ...)
ボソ・カレー¥350、いいじゃないですか!
和風でなく欧風なところが「ハイカラ横浜」を感じさせてくれて。
¥350カレーといえば
アキバ駅構内・総武線千葉方面ホームと山手・京浜東北ホームの
連絡コンコースにある立ち蕎麦屋。(屋号失念)
毎週月曜日はカツカレーが¥550→¥350なんです。
コイツがなかなかの曲者で、蕎麦屋の和風仕立てのルーと
作り置きの冷え切ったトンカツのマッチングが絶妙。
このトンカツ、衣とカツの厚みが同じなんで
ソースかけて食うと、カツ単体なのにカツサンドとして楽しめるんです
× 衣とカツ
○ 衣と肉 失礼
「モダン・タイムス」に出てくるお食事マシーンですか。なるほど。
赤で地下で食事って言うとああいう労働のイメージですよね。
自分としては映画『メトロポリス』のイメージが強いからか、東ドイツのイメージなんですよ。
ボソ・カレー¥350!そう、よかったですよ〜
横浜っていわゆる観光地行くとベラボーに物価が高いですが、イセザキとか元祖横浜に行くと相当に安いですね。今後もいろいろせめてみます。
蕎麦屋のカレー、いいですよね〜
にしても¥350は安すぎ!
秋葉原デパート1Fのお好み焼き&タコヤキが幼少の頃からの好物なのですが、アキバ駅はC級のもんが結構充実してて好きですね。コ汚いし、昔は。