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サブタイトルは完全にノリだけ。意味なし! というわけで、城北の達人(自分で言うな!)的には、ラーメンといえばこの新店は回避できないっしょ。というわけで、足立北部、東京ジャンボゴルフセンターでAMリスナーにはおなじみ、陸の孤島加賀にある、そこはもう川口オブジョイトイ!の銀鈴!長いぞ!

銀鈴外観北海豚骨麺屋 銀鈴
最寄駅:大師前
料理:豚骨ラーメン / 北海道ラーメン / 醤油ラーメン / 塩ラーメン / 味噌ラーメン
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:夜食
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この店がどうして話題かというと、ラヲタ人気の高い(よね?)竹ノ塚の塩ラーメン専門店「しおの風」が出した豚骨ラーメンの店で、しかも麺は浅草開化楼製ときたら嫌が応にも注目度は高まる。とはいえ最寄り駅というものは存在しないほど、どこからも遠い。
とある日の夜中、24時近くに訪問したところ、先客が3〜4組ほどいた。どこから集まってくるのかと思いきや、車やなんと徒歩の方まで。2月のオープンというが既に近所で人気を獲得しているようだ。
この店のウリは、単なる豚骨ラーメンではなく北海道と銘打っている点にある。正油・味噌・塩の3つの味を北海道の地ラーメン、旭川・札幌・函館に当てはめている。さらにそれぞれにこってりとあっさりが選べ、6通りの味を提供している。全て味わうには6回通わないといけない。

で、まずは無難に旭川正油らーめん・こってり¥650(+ネギトッピング¥100)!
旭川正油らーめんこってり@銀鈴

銀鈴店内店内に掲示されているように、こってりスープは豚骨6:鶏白湯2:豚皮油2で魚粉が添えられている。旭川の味をこの店なりに解釈した味なそうだが、あまりタレの印象がなく、いなばあたりのこってり豚骨魚介のインパクトに近い。正直、どこが旭川?って感は拭えないが、ふくよかさのある豚骨スープはかなり丁寧に炊き出されているようで、臭みは全くない。これだけでは物足りないが、豚皮油が適度な満足感を演出している。思いのほか飲みやすいが、それなりにボディ感があるようで、飲み干す頃には結構腹に響いてくる。
麺はうどんのような太さ(エッジのきいたねじれなんか特に)。茹ですぎではないのだろうが印象としてかなり柔らかく、開化楼でイメージされるような粉っぽさとは対極にあると思っていただいて間違いないだろう。麺自体の味わいとしては正直物足りないが、その分ガッツリではないスープにはこのくらいでないと太麺を合わせられないのだろう。
具もチャーシューなどトロトロで、つくりこんだ、いわゆるブランドラーメンの系統にあるだろうが、味わいは見た目に反して寧ろ一般向けで、これなら近所の客が夜中に徒歩で来るのも納得だ。

食べた瞬間は物足りなかったのに、なんだか後を引く味で、2日と開けずに再訪してしまった。今度は先より30分早い23時半頃の入店となったが、なんとほぼ満席!?
今回は、函館熟成塩らーめん・あっさり¥650(+ネギトッピング¥100+大盛¥50)!
函館熟成塩らーめん・あっさり@銀鈴
あっさりは豚骨2:鶏白湯4:魚介スープ2・・・ってアレ?あと2足らないじゃん! これって比率じゃないのかな?
それはともかく、スープを啜った時、魚介の味わいがまず最初に来る。そして一番比重の大きい鶏白湯の甘み・まろやかさが口中にじんわりひろがる。あっさりを食べて思ったが、豚骨は飽く迄ボディ感の演出に徹し、これ自体でガツンと食わせる要素じゃないスープのとり方をしてるんじゃないだろうか。鶏ダシに一日の長がある店だからか、鶏白湯の味わいが秀逸で、魚介とのバランスもよくとれている。塩ダレがそれをカッチリ前に出していて、単純にあっさりの方が味にメリハリがあり、旨さがわかりやすい。
麺はあっさりもこってりも印象が変わらなかったが、逆を言えばこってりにもあっさりにもあう太麺ってのはスゴイかも。量は大盛にしてもあまり変わらず。並でも物足りなさはないがそんなに多くない。具は焦がしネギが適度なアクセントとなってこのスープにあっている。
あっさりといえどもこってりと比べてというレベルで、別の味に仕上げている。個人的にはあっさりの方が好みだが、これまたどこが函館なのかわからないものの、この味ならこってりもあうかもしれないと思った。

実はこれより前、ここから数分と離れていない場所にある、豚骨マニアがこぞって絶賛するもりやに行ったのだが、似たような時間帯で後にも先にも客が0だったのには衝撃を受けた。同じ頃、田中商店は行列だろうと思うとなんとも遣る瀬無い思いだったが、まさかこんな近くの店がこんなに流行っているとは。
飽く迄邪推だが、銀鈴はもりやに当ててきたんじゃなかろうか。豚骨で出店するなら名店とガチで勝負と。だって定休日も営業時間帯もほぼ一緒じゃないか。奇しくも、もりやとしおの風は07年のマイベスト。それがこうしてぶつかっているのはなんとも興味深い。しかも同じ豚骨といえども全く違うアプローチで!
好みでいえば100%豚骨のもりやなのだが、しょっちゅう食べる感じではない。反面銀鈴はちょいちょい食べてもいい味。結果的に銀鈴の方が短期間でのリピート率は銀鈴の方が高いというのはなんと皮肉なことか。なんでか悔しいぞ!
ここはもりやに盛り上がってほしいところだが、足立のコミュニティバスでいけるし、1バス停しか離れてないので、是非ラヲタは連食でどうぞ。
夜中にこういうラーメンが味わえるのは超貴重、これからも重宝しそうだ。というわけで、美味しゅうございました。ごちそうさまでした〜

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