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東急田園都市線の長津田からこどもの国へ行き、旧日本軍の遺構を巡ったレポートだが、行った際に過去記事の「湯快爽快ざま」と「来来亭」に寄ったのだった。
さらに、中央林間で湯快爽快ざまの送迎バスに乗る前に、博多ラーメンを手繰っていたのだ。こちらはまぼろしの連載には載せていないので、今日はそのレポをば。
これまで何度か、中央林間にある本格的な博多長浜豚骨があるという話を聞いていた。下井草に本店を持つド豚骨ストロングスタイルの御天【公式HP】が中央林間に支店を出しており。てっきりその店舗のことだと思っていた【参照ブログ】。しかし当該情報では店名が「博多白天」になっている。博多白天は経堂というか農大前にあるこれまたド豚骨ストロングスタイルの名店だ【参照サイト】。似たような味と見た目のラーメンなので情報提供者が勘違いしているのだとばかり思っていた。
しかし、呆気なく疑念は氷解する。博多白天の公式ブログがあり、きちんと中央林間店がクレジットされていた。住所を見ると御天があった場所と一緒だ。事情は知らないが、居抜きか、御天から白天に鞍替えしたのだろう。そもそも御天と白天の関係もよくわからないのだけど、同じ沿線の藤が丘にあった御天もえぎ野店は独立してもえぎのとんこつラーメンになっちゃったし【参照ブログ】、なんかあるんだろうなぁ。。。
中央林間駅の東急側ロータリーからとうきゅうストアの脇を真っ直ぐ進むとスグ、丁字路の角地にラーメンの文字がはためいている。POPなロゴの屋号に如何にもファミリーもOKな郊外型ラーメン店といった佇まいだが、POPなロゴの屋号・・・はかたしろてん・・・あっ、“はくてん”じゃなくて“しろてん”なんだ! 知らなかぁったよぉ〜♪
博多白天 中央林間店【食べログ】
★★★★★★★★★★ これぞ長浜!
所在地:神奈川県大和市中央林間4-28-24
外観からもかなりスペースがありそうにみえるが、実際の店内もかなり広い。奥に厨房を囲むようにしてあるL字カウンターも8席、それも背もたれのある椅子。テーブル席の方がメインで何卓あるだろうか。ランチを厨房一人とフロア一人で回す規模としてはデカ過ぎる。
セットのランチメニューも豊富で、子供向けの小皿なんかもチャッチャと出てきそうな雰囲気。田園都市ライフなファミリー向けというのが一発でわかるが、それにしては・・・臭う。臭い。あの長浜ぁ〜な豚骨臭が昼間っから充満しちょる。壁に染み付いてる感じ。豚骨ジャンキーの身には辛抱タマランが、フツーのラーメン屋だと思って入ってきた家族はなんと思うだろう。この佇まいでこのスメルは反則だよ。でも先客の団体は平然と食ってるんだよなぁ。慣れって恐ろしい。ちゅーか、田園都市でも座間とか町田や大和が近くなるとこれでもOKなのか!? この手の仕様だと客層にあわせて豚骨を薄くしがちだが、これなら期待が持てる。
卓上には替え玉用のタレやゴマ・紅しょうが(残念ながら真っ赤)など長浜ラーメンお馴染みの調味料が並ぶが、ニンニクはなんと生! 長浜系でクラッシャーは珍しいんでないかと。この他、夜は飲み対応と見えて、九州の焼酎も並んでいる。この辺はスゴク御天っぽい。
んで、やってきたるは、白とんこつラーメン(粉落とし)¥630!
これがビックリした!! 茶色い。灰色よりに茶色い。言葉は悪いが、まさに灰汁。ここまで本格的なのは久々だ。昨年灰汁化した守谷氏の抜けた後の、いっき【過去記事】より灰汁度が深い。
で、飲んでみると、これがあーた、どろどろっつーかザラザラですわ。んでもって甘ぁー! もうね、こういう長浜ラーメンはそれこそ、10年以上前のなんでんかんでんとか、昔のよかろうもん以来。まぁそれよかちょっとシャバいかなとも思うが、当時は今ほど食べつけてないから、その分濃く感じてたのかも。これでこのシチュエーションでよくやってるわ。
麺もまさに極細! まさしく針金の細さ。こんなにしっかり極細なのは、それこそ、なんでん、よかろう以来。御天もご無沙汰だけど、こんくらい細かったかな。もりややいっきは確実にこれよか太い。
具はそこそこよく出来てて、チャーシューもまぁ昔東京で食べられた博多ラーメンの具に比べれば全然オイシイ。海苔のデンプンプリントは正月仕様で「賀正」。
こちら、替え玉は3種類あり、通常の替え玉が130円で、半玉が70円。ここまではわかるが、スーパーってナニ? 200円という価格から1.5玉だろうか。で、この後来来亭が折込済みだったので、半玉に。
替え玉の粉落としはさすがバッキバキですわ。写真でもウェーブが形状記憶しているのがわかるかと。このボッソボソバッキバキをワッシャと喰らうのがもう最高ですわ。
というわけであっという間に完食。フィニッシュ時、丼の底には案の定の髄が残ったわけだが、思ったより少なめ。
久々に打ちのめされるくらいの豚骨を食べたが、丁寧に何日もダシをとってるのはわかるのだけど、適度にアクを取り過ぎないというか、煮詰めてるというか、いい感じに雑さが残ってるのね。それはやっぱ臭いにも出てて、しっかり臭いんですわ。これ食べると、如何に足立区加賀の守谷氏時代のもりやが丁寧すぎる程ダシとってたかわかりますわ。写真では写りの関係でこっちの方が灰汁に見えないけど。もりやはもりやで美味しかったけど、やっぱある程度の下品さは長浜豚骨には必要かと。
ちゅーわけで、これ夜中のスープはどーなっちゃうんだろ? いやはや参った。スッゲーウメェ!!! ごちそうさん!
博多白天 中央林間店 ( 中央林間 / ラーメン一般 )
★★★★★5.0
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