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博多ラーメン、長浜ラーメン に参加中!
豚骨ラーメン好き、わけてもラードでコクを出すのではなく、炊き出したダシの乳化具合のこってりさこそ豚骨スープ!と主張するものとして、脂に頼らない超濃厚スープを謳うコチラはず〜っと気になる存在だった。嘗て行っていた濃度指定【参照ブログ1】【参照ブログ2】が出来なくなったと聞いて残念ではあるが、満を持しての訪問と相成った。

幟@猪太柏駅から5分ほど、通り沿いに「県内一の濃厚スープ」の文字がはためく幟に思わずニンマリしてしまう。来ちゃったね、遂に。
産地ボード@猪太店先に着くと、使っている野菜の生産者が書かれたボードが掲げられていた。全て地元柏産だそうな。こうしたトレサビリティへの意識や、都心ではない郊外店ならではのアットホームさからくるホスピタリティ、過去に無化調豚骨として取り上げたどうたぬき【過去記事】もそうだが、こうした意識の高さは昨今千葉ラーメン全般に見受けられる特徴といえるだろう。それがイイか悪いかは各自の判断に委ねるが、都心一極集中の食事上ではない、そのエリアならではの特色が生まれるというのは歓迎したい。その意味でコチラもそうした千葉ラーメンの流れの中の一つ、という印象が随所に見受けられる。
・・・おっと、また前フリが長くなっちまった。早速中に入るべ・・・あぁ自販機が千葉ロッテ仕様だ。

外観@猪太猪太【食べログ】
★★★★ 4.0
所在地:千葉県柏市柏3-10-20

店内に入った瞬間、よく炊かれた豚骨独特の臭いが襲い掛かる。丁寧な下処理をしていれば、よく炊き出しても下衆な臭いはそんなにしないが、店全体に染み付いてるのか、それとも排気の問題かな。でも血生臭くなく、豚骨好きにはたまらない類のもの。これはイイね。
この手の臭いの割りに店は清潔で、シンプルながらキレイな内装という印象を与えてくれる。最近のラーメン屋ではフツーの部類かな。
やや高い椅子に座り、高めのカウンターについて出来上がりを待つ。

ラーメン¥750!
ラーメン@猪太
おおっ、これは言われなければ豚骨ラーメンと判断できないキレイなビジュアル! この辺も千葉ラーだなぁ。とにかくロースチャーシューが目を引く。
まずはスープだが、以前の濃度段階で言うと中間の中濃スープに当るそうだ。それより更に脂分を抜いてよく濾してあるそうだが、確かに店内の臭いほどワイルドさを感じない。しかしながら粘度は相当あるので、これがラードに由来しないのならばスゴイ!
ダシにも野菜が用いられているのか、ちょっとザラ付きも感じるが、骨系より野菜由来かな。
ラーメンUP@猪太
麺は自家製だそうだが、千葉でいえばもりや【過去記事】などの所謂、都内近郊で長浜ラーメンと呼ばれる一連のそれのような、極細でボッソボソボッキボキの麺ではない。九州では一般的らしいくらいの細さで、ツルンとした喉越しさえ感じる。しかし加水率は低いのだろう、早々にヘバってくる。麺自体の粉系の旨みは感じられるが、ヘバるとすぐスープに圧されちゃうか。
具はブリブリのチャーシュー筆頭に、水菜・白菜も流石地元産で瑞々しく、実に満足度が高い。ただ、豚骨スープからは完全に独立した印象は拭えない。
ライス@猪太ランチタイムはご飯がサービスで、店内カウンター奥のジャーから自分でよそう。これはまぁオマケなんでフツー。

スープ@猪太完食とはいえスープは最後の方でお腹一杯になってきた。ご飯を食べたのもあっただろうが、それにしても流石の粘度といえるだろう。
他の学生客がラーメン食いながらご飯をガッツリ食っていたが、一杯750円は750円。最近の学生はリッチやのう。
それに比して曲がりなりにも働いている自分が一杯750円をそれなりのしっかりした値段と感じるのはなんとも情けないが、やっぱし、どうにも物足りないんですわ。最近のドロ系豚骨魚介に多く見受けられる、粉と後付のドロの演出で内実は薄っぺらいスープへのアンチというのも同感だし、博多・長浜などといわれる九州豚骨とは違う独自の豚骨ラーメンを生み出している気概も感じる。ただ、どうたぬきでも同じように感じたのだが、琴線に響くようなガツンと来る、豚骨濃厚ダシだけのもつ固有のインパクトさえ殺ぎ落としてやしないだろうか。この辺は個人的感覚なので、他の方は感じてるのかもしれないが、仕事の丁寧さや食材への意識が逆に引っかかっている気がしてならない。この辺もスゴク千葉ラーっぽいというか。。。
ともあれホント、こればっかは個人的な感覚なので、豚骨ダシ好きは是非一度体感されたい。他に無いスバラシイ仕事に間違いないッス。ちゅーわけで、美味しゅうございました。ごちそうさまでし。

猪太 ( 柏 / 九州ラーメン )
★★★★4.0
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