- ブログネタ:
- ラーメン@東京神奈川千葉埼玉 に参加中!
というわけで、そんな中から、自分がこれ以上ねぇだろってくらい惚れ抜いている、Bな中華屋を紹介したい。その名も、ズェェェーーーーーーーーーット!

★★★★★★★★★★ 間違いない!
所在地:千葉県船橋市山野町41
営業情報は【ラーメンDB】を。
西船橋駅の南側、駅前のスーパーなど商店の間を抜けると、車の往来の激しい道路に出る。弁当屋やファミレス、ドラッグストアが並ぶ、もろバーチなロードサイド風景。ココを進むと、AOKIの斜向かいに薄ぼんやりと暗く取って付けたビアホールのような赤い提灯の下がる屋台のような店が現れる。
この店名にして、知らなきゃ絶対入らない、全くそそられる要素がない。オレだってそう思うんだ。
昔とある後輩と訪れたときのことだ「先輩…また(こういう店)ですか…」。後輩、そういってくれるな。オレだって初訪問。大丈夫なのか不安でしょうがないのだから。しかし、こうしてまた暖簾をくぐっているということは、それは杞憂に終わったことを示す。そう、その時はまさか千葉といえば脳裏に瞬時に浮かぶ店のひとつになろうとは、夢にも思わなかった。
久々に訪れた店内は更に凄い事になっていた。

カウンターに掲げられたラーメンと書かれた暖簾は、まるで屋台を店の中に突入させたように想起させる厨房へと変化させている。無造作に配置されたテーブルが7つほどあり、1人客も団体もテキトーに散らばって座る。
ラーメンと屋号にあるが、ラーメンだけ食べるにはもったいない店なのだ。タクシーの運ちゃんなんかラーメンだけ喰って帰るけど(しかも残してるし!)、まぁ運転するから飲めないのは気の毒だが、ここでは徒歩で来て、飲みながら沢山のつまみから選びたい。
壁にはメニューがずらりと並ぶ。




で、ツマミはかねてより狙っていた青菜炒め¥450。

ソッコー出てきたが、これが予想通り、サッと炒まっており、しつこくなく、素晴らしい仕事。なんてことないのだが、油の旨みも相まって、なんともいえない味わいとなっている。葱も入っているのが嬉しい。
次いで焼きそば¥650。
兎に角炒め物は出てくるのが早い。野菜ぶち込んでジャジャーっと一気に炒めて出来上がり。ロープーな早業は見事!

注文したら醤油とソースがあるという。オススメを聞いたら、好みだからと交わされた。フツー商売としてはテキトーに余ってる方を答えるところ、キチンと出してるものは全部自信があると真っ向から向かってくれているのが嬉しい。本当のプロだね。
古くから出しているのは醤油ということなので醤油にしてもらったが、これが、もう、なんだ。味付けは飽く迄さっぱり。醤油の焦げた香りだけが微かに残る程度で、麺をすすると胡麻油だろう醤油の香ばしさとWで口中に運んでくれる。
麺自体はなんてことない細麺なのだが、グズグズにならずしっかりとしたコシを残している。玉ねぎ等野菜の炒めっぷりは先ほど実証されたとおりで、もう箸を休めろというのがムリ。
その後はチャーハン。

正直パラパラのチャーハンって食感だけで旨みが伝わりづらくて好きではないのだが、ここのはなんだ。パラパラなのにご飯がホンワリしている。しっとりというほどベタついた感じはなく、ハラリハラリとほろけ米が固まらないのだが、噛むと米の甘みが広がり、とんがった感じが皆無。
味自体はこれまでの炒め物と異なりいわゆるチャーハンの味で、スープも恐らく業務用の素っぽいのだが、セットにして半チャーハンでコレ出てきたら最強だろうなって塩梅。付け合せのキャベツの漬物が絶妙な甘さ加減で、実はこっちがコアなのかも。
さて〆はラーメン¥500。

これが500円かよってなビジュアル。インゲン、もやしにちゃんとチャーシューもある。特出すべきはメンマで、やわらかくも変な味付けはなく、ナチュラルな捻りで、コリコリの食感から自然な仄かな甘みが溢れ出す。

麺は白っぽく柔らかめの中細麺でコレという特徴はないのだが、ニガ甘い不思議なコクのあるあっさり醤油スープとのマッチングは絶妙。そしてなんといっても最大の特徴である揚げ葱だが、揚げ油でベトベトになることなく、スープにコクを与え、さりげなくもしっかりと揚げ葱としての存在感を主張している。
コレだけ揃ってこの仕事で500円。実は麻布のかおたんラーメン【ぐるなび】直伝の揚げねぎラーメンなのだが、正直現状の本家を凌駕している。こんなに安いのに。
台湾式ラーメンとしては渋谷の喜楽【ぐるなび】のようなピラい麺の独特さはない分、大井町の永楽【参照ブログ】ほどネギの油のインパクトはないがスープがアッサリしておらず、若干の苦味(薬膳由来?)のようなクセがある。
この後さらに人を誘って来ている。まぁ餃子は正直好みではないのだが、特に炒め物に関してはナニ頼んでも間違いないので、ヒトを連れてきて失敗したことない。誰しも感激してくれる。
この日はいつもと違うメニューとしてホイコーローを頼んだが、全く持って間違いはなかった。

なんでこんなにウマイのか!? スゴ杉。。。
そんなこんなを頼んでも大抵一人2000円いかないってマジっすか!?いいんですか。大丈夫ですか。少々飲み物が割高でも、もっと取っていいんじゃないのってほど、心配になってしまう。
会計時店の方に一寸話を伺ったところ、11時頃〜翌4時までという脅威のマラソン営業も、夕方6時の2交代でこなしているというから恐れ入る。いつも18時以降の年配の方との男性2人体制時に伺っているので、人を連れて来るときは間違いないよう18時以降にしているが、昼の部の味も気になるところ。ちなみに、夜中は平日でも02時以降閉まる時もあるようなので、深夜の訪問は電話確認した方が良いかも。
ともあれ、こういうところで紹介していいものか一抹の不安があるが、そんな店が混んでるわけでもなく、飄々と当たり前に地元民も素通りする…これが千葉なんだよなぁ。夜な夜な不規則にこだまする車の通り過ぎる音とテールランプの赤をバックに料理を貪る瞬間は至福としか言いようがない。
参った。あり得へん!ウマスギ!!ゴチソウサマ!!!
ラーメンZ ( 西船橋 / 醤油ラーメン )
★★★★★5.0
powered by livedoor グルメ

コメント