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都内で大田区以外に温泉の出る銭湯はいくつかあるが、港区も廃業した麻布十番温泉で知られるように、麻布エリアの温泉銭湯が点在している。
東京によくある黒湯なのだが、わけても結構黒く濃い温泉が出るエリアなので、前々から全湯制覇したいと思っていたが、こちら竹の湯だけは、定休日が手前の休みと重なっているため、入湯を断念せざるを得ないかと思い込んでいた。
しかし先日の連休の都合でいつもと違う曜日に休みが取れたので、急行してきた。存外、こういう機会に限ってすっかり失念してるものだが、今回はしっかりメモリーしていたのだ。エライぞオレ!

場所は麻布十番駅から300m程の路地裏。南北線が通る前は陸の孤島と呼ばれ、車でないとアクセスしづらいことから、首都高目黒線と併走する高輪麻布線はタクシーの運ちゃん御用達のラーメン屋が多いことで知られたのは、ラーメンのオールドファンならご記憶のことだろう(今再びタンメンブームで沿道の大宝が注目されているが【参照ブログ】)。そこから一歩路地へ入るとマンションやビルの間に古い家屋が時折顔を覗かせる。最近になってやっと再発見されているが、この界隈は六本木の陰でシブトク40年50年基本スタイルの変わらない生活路が息づいている。これが案外穴場でシブ好みなのよ。
南麻布路地@竹の湯
温泉分析表@竹の湯外観@竹の湯そう考えると銭湯が多いというのも頷けるが、ここ竹の湯もビルにはなっているが飽く迄町の銭湯であることを標榜している。HPには「最近のスパ銭の銭湯みたいにヌルい湯にダラダラ浸かるレジャーじゃなくて、こっちとら日々の垢を落とす日常の銭湯なんだ。そんなことのわからねぇヤツが熱いだのなんだのとゴチャゴチャ抜かすなコノヤロー」といったことが書かれている。下手な下町かぶれな町よりよっぽど下町気質が残っている。
マジックミラー@竹の湯
そんな温泉ヲタをあざ笑うかのように、外観から伺える鏡張りのような窓、実はハーフミラーになっている。ちょうどフロントから外が見えるようになっており、入店前に外観をパシャパシャ撮っていたオイラは丸見えだったってワケ。「またキタよキタよヲタがっ」ってなもんだったんだろう。恥ずかすぃ〜

入口@竹の湯麻布黒美水温泉 竹の湯【公式HP】
所在地:東京都港区南麻布1-15-12
時間:15:30〜23:30
定休日:月曜(祝は翌火休)・金曜
採点:★★★★ 4.0
泉質:ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉
参照サイト:@nifty温泉

全体にオールドタイプは所謂銭湯そのものだが、脱衣場も浴場内もこまめに手が加えられているようで清潔そのもの。ロッカーの数もカランの数も多くもなく少なくもなく。サウナは別料金。HPによると壁画はモザイクタイルで大海に浮かぶ船が描かれているが、あんま記憶ない。
浴槽は大きいのが一つで、7:3くらいに大きな角材で仕切られている。でも下は繋がっている。事前の知識で湯温は相当熱く、温度計もぶっ壊れているので表示より2〜3度低いというが、大きめの浴槽が45度近く、小さめのように至っては48度を指している。怖ぇ〜。怖くて奥のには行けねぇ。
というわけで、大きい方に入るが。。。熱い。入っていられないほどではないが、熱い。しかし泉質自体は素晴しい。色見は茶褐色というより青く深い黒。コレまで入った中では淡島湯温泉【過去記事】に近い。肌にまとわり付くようなヌメリが感じられつつも、湯上りは意外とサッパリしてて、オイル系の臭いもバッチシする。これなら店の人のいうように、熱い湯にさっと入っただけでも効果があるだろう。
一度出て休憩した後、折角だからと小さい方の湯船にも挑戦。覚悟して足を入れると、あれ、大きい方よりヌルいや。これなら結構入ってられるわ。大きい方の温度計が正しくて、小さい方のは激しく狂っているようだ。やっぱ前情報で頭でっかちになるのはイカンね。それともヲタ対策のブービートラップなのか。

これほど濃い黒湯に入れて、変則的な休みの日に思い出せてラッキーだったわ。とはいえ長くは使ってられなかったが、あくまで銭湯ですから、日ごろ利用してる人の間隙を縫ってお邪魔させてもらったってことで、いいでしょ。とにかく近隣の人手賑わってたことだけは確か。15:30の開店直後で続々とやってくるから。やっぱ、そーゆー町なんだね、ここは。
ちゅーわけで、貴重な体験させてもらいました。いやはや、いいお湯でした〜

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