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夜の街をスルーして蔵前橋通りに出ると、夜の街道沿いにスポットライトに照らされた黒壁が浮かび上がっていた。

採点:★★★★★ 5.0 麺さえ…
所在地:東京都江戸川区西小岩1-29-6【ワイワイマップ】
公式HP:http://1pongi.com/
外には犬矢来があったりと、シックで京的なテイストを狙っているのかな。
店内はL字カウンターのみで、椅子もカウンターも朱に染まっていた。先客のいない店内に威勢のいい店員の声がこだまする。
食券を買って席に着く。まだ真新しさの残る内装ながら、変に和風チックのわざとらしさもなく寧ろ素っ気ないくらいで、適度に香る豚骨臭を嗅ぎながら、背後の車の行き交う騒音をBGMに待っているのも悪くなく思えてくる。
で、なかなか早くにやってきました、ラー麺¥680!

おおっ、見るからに粘度ありそうですなぁ〜
で、スープを飲んでみると、見た目にも泡立っていることから想像した通り、舌に纏わり付く甘みと、唇のカピカピ感で、かな〜りシッカリと豚骨ダシを取っているのがわかる。巷では家系っぽいとかも言われてるようだが(六角家出身ってのがそう思わせるのかな。ちなみに未食だが博多一幸舎でも修行してる人のこと)、鶏油じゃないし、脂もダシも正真正銘の豚骨スープ。ただ、カエシが塩ダレじゃなくて、豚骨醤油ラーメンによくある、甘辛さのある醤油ダレだから、いわゆる博多豚骨のテイストとは違ってくる。かといって、背脂とんこつ醤油のような、ダシのインパクトは二の次ではない。ネオ豚骨とか、東京豚骨醤油とかいうフレーズはこれまでに聴き飽きた感があるが、そういうものとは一線を画し、確実にダシで勝負しているところが、数多の豚骨醤油と違っている。それに後付け的にトロミを聞かせてない、純粋な豚骨のトロみなので、ドロ系に慣れているとサラッと感じるかもしれない。でもそれは、飲み進めれば違いがハッキリしてくるはずだ。ここのは飲んでて全然飽きが来ない。寧ろ冷めてくるとより甘みが感じられてくる。

具のチャーシューも赤身のプリプリ感が残ってていい感じだし、山クラゲのコリコリ感もスープを邪魔しない程度で面白い。ただやっぱり濃厚トンコツに白ネギは合わないし、なにより麺。オリジナリティをだそうと思ってか、黄色く、断面の四角い多加水の中細ものを使っているのだが、合ってなくはないものの、やっぱりボッソボソの粉っぽい低加水麺の方が美味しいと思う。これだとスープが染みてネチネチとした歯ざわりになっちゃうから。麺自体の味もよくわからないし。
とはいえ、もうこのスープはそこらの九州ラーメンより全然豚骨してるし、いくつかの長浜ラーメンの名店に引けを取らない。量も決して多くないので、飲んだ後だと丁度お腹いっぱいになれる。こういうのが夜中に食えるってのはホント貴重だ。
巷では接客態度が悪いと言われているが、自分がいったこの日、この時間帯(23時台)に関しては、フツーだったし、いや寧ろ丁寧なくらいだった。まったく嫌なところはなかった。
他の時間帯のことはわからないので責任取れないが、豚骨好きなら臆することなくトライしていただきたい。HPにある“無駄なく成仏させることが彼ら(豚)への恩返し”というフレーズは伊達じゃない。我々も真摯に“(お命)頂きます”と言おうではないか。
ちゅーわけで、いやはや参った。ウメェ!!!! ごちそうさんデス!
極濃麺家初代 一本氣 ( 小岩 / 醤油ラーメン )
★★★★★5.0
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コメント
コメント一覧 (2)
それにしても美味そうですね〜。
私も出来たら年内中に追随してまいります。
お酒入った上に風呂上りだったんで自信ないですが、ショッパイ印象はなかったですね。タレで味引っ張るより豚骨ダシを立たせる役目に徹してて好感が持てました。
まぁロケーションのせいもあるんでしょう、確か背の高いカウンターのみで、お子さんいると厳しいかもしれませんが、ぜひ!