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駅ロータリーのすぐ近く、路地に入れば先の記事で触れた新進気鋭の鶏そば一瑳【ラーメンDB】や老舗かめ福【参照ブログ】など何気にラーメン店がひしめくエリア。コチラは通り沿いの好立地ながら、通りすぎてしまったほど地味に営業中。和風の佇まいに白い暖簾が眩しので、新進気鋭の和風中華そばの店かと思いきや、これがとんこつ専門店というのだから、知らなければラーメンだけに面食らうところだった(爆

★★★★☆ 4.5
所在地:埼玉県さいたま市浦和区高砂1-10-18
店内はさらにシンプルな空間で、白い壁紙に白っぽい木調のカウンター、間接照明的なスポットライトがぼんやりと照らしている。10席弱だろうか、L字カウンター内の厨房は広く取られており、シルバーのステンレスとご夫婦と思しき店員お二人の笑顔が眩しい。客席と厨房を遮るものがないから、なんだか照れくさいね。
メニューはほぼ、とんこつらーめんとその特製にトッピングのみという潔さ。特製は全部乗せではなく特製の肉味噌的なものが乗るだけらしい。というわけで、ここはシンプルにいただきますか。
とんこつらーめん麺硬め¥650

ハリガネなどの表記はないが、硬め出来るか聞いたら出来るというのでお願いした。
その麺だが、やや黄色くてユルくウェーブのかかったもの。低加水で粉っぽさはあるが、九州以外の、たぶん関東圏の麺屋のものだろう。東京近郊で食べるとんこつラーメンでたまに見かけるタイプ。これくらいの細さやボッツリ感が限界だろうなぁという食感。おいしいが、やはり九州直送麺とは一線を画す。
で、スープは・・・店内も全く匂いがしなかったが、見た目、見事な灰汁(はいじる)具合で、後付っぽい白さがない、まさしくモノホンのとんこつラーメンのビジュアル。飲んでみると、ザラッとした骨骨感はないのものの、ほのかに唇にまとわりつく乳化した油感があって、豚骨を炊き出した特有の旨み、その甘みがグッと出ている! かなり飲み口はサラっとしているし、匂いもせず、スープを飲み干した時に髄が見られなかったので、そんなに長時間煮込んではないと思われるが、それで臭みとしつこさをなくし、豚骨の旨味だけをうまく出している。あっさり豚骨というと、単にシャバいか、背脂を加えちゃったりして、ちっとも豚骨スープで食べさせないシロモノが殆どの中、これはよく作ってくれたと思わせるもの。
具も片手間でなく、特に凝りまくったようなものではないが、シナチクも変な味がしなく、チャーシューも赤身主体で柔らかく煮込んである。関東の太モヤシはやはり違和感あるが、水っぽくならず悪くはない。
大歳でチキンステーキとか食っちゃったんで、替え玉¥150ではなく半替え玉¥100硬めで。

別皿で持ってきてくれたが、ネギ散らしてくれるのも嬉しいね。

やはり替え玉の方が麺がバキッとするが、味の印象は変わらず。一気に平らげ、スープも飲み干すと、丁度満腹になれた。最後の方は少々豚骨がキツイくらいで、それだけやっぱりキチンと煮ているのだろう。
思いがけない一杯に満足し、気持ちよく見送られ店を後にしたが、振り返ると扉に書かれた豚骨の文字が暖簾で隠れてしまっているのが、なんとも勿体無く思えた。店の意向もあろうが、外観にもうちっと豚骨を全面に出したデザインを施してもいいような気がした。なんか、もったいないなぁ〜
以前少し離れた鳴り物入りの豚骨Oで痛い目にあったので、見事浦和でリベンジを果たした気分だった。ともあれ、もう大満足! ウマシ! ごちそうさまでした〜

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