ブログネタ
焼き鳥・鶏料理全般 に参加中!
いよいよ今年も残すところ20日。自分的にはミニコミ同人誌の入稿が迫った時期に入った。新刊初売りとなる冬コミでは既刊も持ち込むのでヨロシクね・・・というわけで、1年前の『団地団地レボリューション!』掲載店は当ブログ未UPネタがまだまだ沢山あるので手にとってみて!ってことで、中から金町の秘蔵ネタをば。

駅南口ロータリーから西へ続く道が末広商店会。一見寂れた商店街に見えるが、激渋の酒場から模型店、魅惑的木造家族群が続く素敵ストリートなのだ。
常磐線の高架下を潜れる南北通路のある辻で商店街が終わるのかと思いきや、南へと少し商店がボチボチと甘味処や精肉店などが続いている。
その中にブッチギリで異彩を放つ1店が。

協実食鳥【出没!アド街ック天国】 ★★★★★★★★★★ 最高!
外観@協実食鳥
所在地:東京都葛飾区金町4-24-12【ワイワイマップ】 昼頃〜夕方位までは営業確認 日休

サビが垂れ下がとまくったトタン造で、両サイドは立ち退いたのか空き地にポツンと小屋が建ってる感が何とも哀愁を誘う。夕闇の空にオレンジの灯が浮かび上がりる姿は美しいまでに言葉を失う。
店名は「きょうみしょくちょう」と読むのだが、なんだか昔の小鳥メインのペットショップみたいで一瞬ビビる(食っちゃダメだろ)。
唐揚げなどの惣菜も陳列されているが、右隅に迫り出した焼鳥のケースと、そこの焼き台で番を張るおっちゃんの姿が何ともシビれる。
ネタケース@協実食鳥
串焼は定番の焼き鳥ばかりで、つくね・レバー・とり・ネギマ(ねぎつきと表記)の4種がオール100円。焼き台の隣りには喫煙所になっており、近所の兄ちゃんがカツを頬張っては一服し、おっちゃんと駄弁っている。
ねぎつきを注文すると、おっちゃんはおもむろに店の奥へと消えた。何が起こるのかと待っていたら、軽快なチン!の音と共に、ホカホカのネギマを差し出した。
焼き鳥@協実食鳥
あ、ケースのは下焼きで都度焼きしてくれるんじゃなかったのね。少々意気消沈してしまったが、食べてみるとこれがもう超ホクホク!しっかりと鶏肉の淡白ながらジューシさと肉の甘みを残した焼き上がりで、旨みが口中で開花する。適度な焦げ目もジャンキーなアクセントになっているし、ネギもしっかり火が入ってシナシナでもう本当に甘い。
タレは見た目ドロドロだが実際はさっぱりとしていて、もたれる感じはない。なのにコクも生きている。これがもうタマラナイ(後日ワインが隠し味と知る。やはりタダモノではなかったか)。
この辺の肉屋の焼き鳥としては安いというほどではないが、この大ぶりと質の高さなら納得、というか安すぎる。

食べながら少し会話に加えてもらったが、駅前の再開発に比べこの辺はまだ営業している店も残っているが、それでも廃業が相次いでいるとのこと。こちらは創業35年というからそう古参でもないが、この佇まいのまま二代三代と続くとは世辞にも思えない。
聞くところによると、地元の子供が駄菓子屋感覚で放課後に集うという。そういう文化が未だ息づいていることが嬉しい。人気はもも唐揚げで、串揚げではとりは皮と身のダブル串という。ここにある内にまた食べに来ねばなるまい。
正真正銘の地域密着系立ち食い焼き鳥、できる限りこのスタイルのまま続いてほしい。つーわけで、色んな意味でたまらない!ウメェ!!おっちゃんごちそうさん!

ブロぐるめ! 食べ歩きポータル ←1日1回クリックしてくれたらHAPPY直前!