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つい先日、驚きのニュースが飛び込んできたのでそれに関連して触れておきたいことがある。

<銚子電鉄>自主再建を断念、市などに支援要請 震災打撃(毎日新聞) - Y!ニュース

新刊納品の際に書泉グランデ【公式サイト】に伺ったところ、6階鉄道フロアのレジ脇に銚子電鉄のぬれ煎餅コーナーが出来ていたのを見て衝動買いした矢先の出来事で驚きを隠せない。

パッケージ@銚子電鉄のぬれ煎餅銚子電鉄のぬれ煎餅【銚子電鉄オンラインショップ】
★★★★★ 5.0パッケージ裏@銚子電鉄のぬれ煎餅

銚子電鉄が存亡の危機を逃れる打開策として、社員総出で銚子の地場産業であるヤマサ醤油を用いたぬれ煎餅を焼き見事再建した、と一種の美談として喧伝されたのはもう5年以上前の2006年末という。
【とれいん工房の汽車旅12ヵ月「あれから6年。銚子電気鉄道の自主再建断念と不正経理問題と銚子市長選」参照】
今すぐ廃線という話ではないようだが、ぬれ煎餅だけでは何ともならないようだ。銚子に行かれたことがある方ならわかると思うが、正直市民の足とはなりづらい状況なのはパッと見てもわかる。これはどこでも一緒だろうが、やはり都心とは違い車が足だから、通学の学生も少子化で減っているだろうし、観光路線としても限界があるのだろう。なので今から煎餅バカスカ食ったところでどうしようもないのだが、無責任ながら応援の意を込めて感想を述べたい。

ぬれ煎餅は結構好物で、以前談志師匠が亡くなった時にUPした八重垣煎餅の記事でも取り上げた【過去記事】。それはやや小ぶり、というかフツーサイズだったが、銚子電鉄のは1枚が大きい。5枚入って410円とややお高めかと思ったが、これなら納得のサイズ。

味は3種類あり、濃い味を選んだ。どうもこれがスタンダードらしい。
煎餅袋入り@銚子電鉄のぬれ煎餅
袋は可愛らしい車両が描かれている。
開けて少し鼻を近づけただけで、プ〜ンと醤油の香ばしい香りが感じられる。
煎餅UP@銚子電鉄のぬれ煎餅
所々黒くマダラになっているが、ここが醤油がよく浸ってるところ。ここだけブッチギリでフニャフニャ度が高い。
割るというより千切る要領で一口大をつくり、噛んでみるとあまり歯にくっつく感じはしない。しかし濃口だけあっけショッパさはバツグン。ここまで濃いのを想像していなかったので最初は面食らったが、食べ進むと慣れて来て中毒性が出てくる。いや〜、ヤバイ。これはハマる!

つい2枚3枚と行きたくなるが、これだけ濃いと確実に塩分過多になるので自制心が必要だ。最初、薄口や甘口があるなんて、なんて観光用に日和ってるんだとバカにしていたが、いやはや反省、これなら薄口の存在理由があるわ。
前から普通の煎餅に比べぬれ煎餅は中毒性が高いと思ってはいたが、醤油によってこうも味わいや香りが違うとは。富山ブラックラーメンを初めて食べた時の感覚が蘇ってきた【過去記事:西町大喜@池袋三越催事】。あれだけショッパかったのに、次食べる時は塩っぱくないと物足りないんだよね。
今からでも銚子に行って電車に乗ることさえしない人間にどうこういう資格はないとは分かっているが、勝手言わせてもらえば、この煎餅1枚、食べられなくなるのはやっぱり惜しいと思うのだ。
う〜ん、なんとかなることを無責任ながら切に願う。

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