気づけば3年ほど未UPのままだった風呂ネタをば。取っておきにも程があるか(^^ゞ
浅草観音温泉【Wikipedia】
所在地:台東区浅草2-7-26
時間:10:00〜18:00
定休日:水曜(祝営業)
採点:★★★★★ 5.0
クチコミ:@nifty温泉(酷評の数々^^;)
浅草寺の西側。花やしきに程近い場所に怪しく蔦の絡まるビルが聳え立っている。「歌と踊りで今日も楽しく」と書かれた看板が出迎えてくれるココは、浅草観音温泉。

看板の文句から、健康ランド的大衆演芸が披露される宴会場も備わっているのかと思うが、見るからに健康ランドというより場末の温泉場の雰囲気だ。先の文句の上に「酒は大関」「男は黙ってサッポロビール」とあるが、酩酊してお風呂入っちゃダメだろ。
入ると番台というよりポルノ映画館のモギリのような衝立があり、中で婆さんが小さなテレビでメロドラマを見ている。700円と少々お高い入浴料を払うと、「タオル大丈夫」なんて気遣ってくれる。
英語の注意書きが多く、場所柄ガイジンも多いのだろうが、外人はこれがジャパニーズオンセンだと思い込まないだろうか。そもそもこの婆さんで相手できるのだろうか。なんだかそれでオールOKな気がしてきたが。
下足箱は木札の昔から銭湯にあるのと同様だが、立て付けがガタガタでロックされてるのかも怪しいほど。
さて男湯に向かおうとすると、目の前にムダに爽やかな壁画が。

北見隆のイラストのような人々が幸せそうに暮らす図。この薄暗い空間ではただ恐怖でしかない。

まるで川崎辺りの高架下のような薄暗い廊下を折れると、男湯女湯それぞれの入口が現れる。

千葉は津田沼の鷺沼温泉【参照サイト】という銭湯は相当ディープだったが、それを上回るディープさ。つげ義春の漫画の世界。
昔よくデパートの屋上や薬局の店先にあった、動物などのキャラクタで10円で動く乗り物があったが、ここにはバンビが茶けた姿で生き残っていた。

でも動かないそうだ。
脱衣場も場末の温泉場そのもの。

奥に廃病院の手術台のようなベッドがあったが、マッサージ器具のようで、こちらも故障中とのこと。しかし見た目のくたびれ加減に反して掃除は行き届いており、ニスで異常なほどピカピカの床にはホコリ一つなかった。ジイサンが一人、超スローモーに着替えをしていたが、まぁ利用者が少ないからキレイさが保たれているのだろう。それでも競馬のある日は込み合うようで、万引きへの注意書きが目立つ。
浴場へ向かおうと扉を開けると、またもや目に壁画が飛び込んできた。

人魚のタイル絵だ。ドットで描かれてるから色の違いで人物と風景を描き分けているのだが、なぜか胸だけ輪郭が存在する。女湯も同じだろうか。
カランがぶっ壊れている。いや故障しているのではない。カランがあっただろう場所の壁に穴が開き、壁の内部がむき出しになっているのだ。床はピカピカなのに壁は穴が開いたままというこのアンバランスさ。恐怖劇場か。
カランの湯も真っ直ぐに落ちてこないわで、なんとかかんとか身体を洗い、湯船に向かう。湯は無色透明で臭いもなく、何処が温泉だかわからない。湯船の底の錠剤からは泡々がブクブク立ち上がってるし(多分塩素剤)。
アツ湯とヌル湯に分かれていて、アツ湯には「VERYHOT」と書かれている。ぬる湯に入ったが、手を付けるとどっちもそんなに温度差はないようだが、アツ湯からは湯気がもうもうと立ち上がっている。
湯を出ると超ビミョウにヌメリがある気がした。若干温泉であると感じられる部分はあった。水道の沸かし湯とは違う気がして、湯上りの感覚は悪くない。
ともかくこの際、泉質がどうこうというのはどーでもよろしい。東京にこんなディープな場末温泉が存在し続けているという事実がもう驚愕としかいいようがない。これが700円で楽しめるのだ。安すぎる! 浅草に行ったら是非覚悟の上で立ち寄ってほしい。超オススメです! というわけで、サイコー!!いいお湯?でした!!!
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所在地:台東区浅草2-7-26
時間:10:00〜18:00
定休日:水曜(祝営業)
採点:★★★★★ 5.0
クチコミ:@nifty温泉(酷評の数々^^;)
浅草寺の西側。花やしきに程近い場所に怪しく蔦の絡まるビルが聳え立っている。「歌と踊りで今日も楽しく」と書かれた看板が出迎えてくれるココは、浅草観音温泉。

看板の文句から、健康ランド的大衆演芸が披露される宴会場も備わっているのかと思うが、見るからに健康ランドというより場末の温泉場の雰囲気だ。先の文句の上に「酒は大関」「男は黙ってサッポロビール」とあるが、酩酊してお風呂入っちゃダメだろ。

英語の注意書きが多く、場所柄ガイジンも多いのだろうが、外人はこれがジャパニーズオンセンだと思い込まないだろうか。そもそもこの婆さんで相手できるのだろうか。なんだかそれでオールOKな気がしてきたが。
下足箱は木札の昔から銭湯にあるのと同様だが、立て付けがガタガタでロックされてるのかも怪しいほど。
さて男湯に向かおうとすると、目の前にムダに爽やかな壁画が。

北見隆のイラストのような人々が幸せそうに暮らす図。この薄暗い空間ではただ恐怖でしかない。

まるで川崎辺りの高架下のような薄暗い廊下を折れると、男湯女湯それぞれの入口が現れる。

千葉は津田沼の鷺沼温泉【参照サイト】という銭湯は相当ディープだったが、それを上回るディープさ。つげ義春の漫画の世界。
昔よくデパートの屋上や薬局の店先にあった、動物などのキャラクタで10円で動く乗り物があったが、ここにはバンビが茶けた姿で生き残っていた。

でも動かないそうだ。
脱衣場も場末の温泉場そのもの。

奥に廃病院の手術台のようなベッドがあったが、マッサージ器具のようで、こちらも故障中とのこと。しかし見た目のくたびれ加減に反して掃除は行き届いており、ニスで異常なほどピカピカの床にはホコリ一つなかった。ジイサンが一人、超スローモーに着替えをしていたが、まぁ利用者が少ないからキレイさが保たれているのだろう。それでも競馬のある日は込み合うようで、万引きへの注意書きが目立つ。
浴場へ向かおうと扉を開けると、またもや目に壁画が飛び込んできた。

人魚のタイル絵だ。ドットで描かれてるから色の違いで人物と風景を描き分けているのだが、なぜか胸だけ輪郭が存在する。女湯も同じだろうか。
カランがぶっ壊れている。いや故障しているのではない。カランがあっただろう場所の壁に穴が開き、壁の内部がむき出しになっているのだ。床はピカピカなのに壁は穴が開いたままというこのアンバランスさ。恐怖劇場か。
カランの湯も真っ直ぐに落ちてこないわで、なんとかかんとか身体を洗い、湯船に向かう。湯は無色透明で臭いもなく、何処が温泉だかわからない。湯船の底の錠剤からは泡々がブクブク立ち上がってるし(多分塩素剤)。
アツ湯とヌル湯に分かれていて、アツ湯には「VERYHOT」と書かれている。ぬる湯に入ったが、手を付けるとどっちもそんなに温度差はないようだが、アツ湯からは湯気がもうもうと立ち上がっている。
湯を出ると超ビミョウにヌメリがある気がした。若干温泉であると感じられる部分はあった。水道の沸かし湯とは違う気がして、湯上りの感覚は悪くない。
ともかくこの際、泉質がどうこうというのはどーでもよろしい。東京にこんなディープな場末温泉が存在し続けているという事実がもう驚愕としかいいようがない。これが700円で楽しめるのだ。安すぎる! 浅草に行ったら是非覚悟の上で立ち寄ってほしい。超オススメです! というわけで、サイコー!!いいお湯?でした!!!


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