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家系 に参加中!
アラフォーオーバーじゃないと苦しいネタはさておき(^_^;)

川越街道沿いに佇む、真新しい感じのラーメン屋の看板が気になった。まぁ家系なんだろうなと思って、久々に家系テンションの折、突入してみた。

外観@清六家清六家 東京大山アジト【食べログ】
★★★ 3.0
所在地:東京都板橋区板橋1-22-10【スポットノート】

店内は木調というより、壁紙の白さが蛍光灯の明るさも手伝って目に痛いほど眩しい空間。L字カウンターのみでかなり狭い。厨房には若いアンちゃんがいて、フロアは普段はスエット着てそうなオネエちゃんで、威勢がいいのかダラっとしているのかよく分からない街道沿い臭い時間が流れている。
事前に仕入れた情報によると、つくばとかアッチの方で展開するグループのようで、松田家という店がルーツらしい。検索すると埼玉の上福岡の店が引っかかるのだが、そこだろうか。その松田家がそもそもどの家系をルーツとしているのか分からないが、写真を見た限り、スープが白く泡立っているので壱六家系かもしれない。
当の壱六家を食べたことないのでなんとも言えないが、一口に家系といっても今日こうも拡散していると色々系統ができてくるようで、最近どうもこの白いタイプのをよく見かける。当ブログでは西川口の美濃家【過去記事】なんかがそう。
この手のはかなり豚骨を炊き出してて、醤油ダレが効いて鶏油のインパクトの強い豚骨醤油というより、豚骨ラーメンと呼びたくなるほど豚骨が強くかつクリーミーなスープであることが多い。

で、こちらの豚骨醤油ラーメン(家系醤油あじ太麺使用)¥680はというと。
豚骨醤油ラーメン@清六家
やはりかなり白く、泡立っている。でも自分が見てきたコレ系にしては茶濁してるかなぁと。にしても一杯この値段はちょっとお高めやね。壱六家もそうだが、ウズラの卵が乗るのも特徴。
ラーメンUP@清六家
まずスープを頂くと、案の定クリーミー。これはこれでいいのだが、如何せん熱い。熱すぎる! これほど豚骨炊き出してる場合、熱いと全然ダシの甘みが出てこない。
実は気になっていたことがあって、某口コミサイトでこちらのオープン当初、スープがぬるいというカキコミが目立っていた。確かにヒドくヌルいラーメンというのも残念感が強いものだが、特にこういう豚骨など動物系炊き出したラーメンは熱いと風味が飛ぶし、どうもこの熱さは提供時に加熱してるんじゃないだろうか。いや確かめたわけじゃないので適当なことは言えないが、もしかしたら口コミ気にして店の人が熱くしてしまったのかもしれない。だとしたら、これ物凄く勿体無い! このスープだったら結構材料使ってるだろうに。
麺は平べったくコシのあるもの。熱いので食べてるとちょっと伸びるかな。最近こういう平べったかったり角ばった麺を使う家系も多い気がする。基本家系のスープにはボッツリした少々粉っぽいくらいの低加水ぎみの麺が似合うと思っているが、これはこれなのだろう。
具は定番のノリやホウレンソウの他にネギ・メンマも乗る。チャーシューは赤身が結構柔らかく煮込んであって厚めで味付けも殆ど感じずイイ感じなのだが、ホウレンソウの戻し汁と思しき水気があって、これがしっかり切れていない。多分外国産の冷凍モノだろう。それ自体は別にいいのだが、ホウレンソウの周りだけ異常にスープが冷たく水っぽいのだ。

なんだか残念な要素が散見できて、惜しすぎる一杯となってしまった。
パーツパーツはよく出来ているというか、基本好きな味なので、その残念な部分がちゃんとしていたら、かなりの一杯になる気がするのだ。
スープの温度は特に好みの部分があるのでそれが正解とはいえないが、比較的、熱いのが好きな人の意見が通る世の中なので、ぬるくなるのは望めない気がする。こうした力関係は社会の随所に見える。例えば、夏場のエアコンの設定温度。寒がりの人より暑がりの人の意見が通りやすく、温度を上げるとスグ暑がりの人に温度を下げられ、寒がりの人は厚着をするハメになる。暑いのはどうしようもないが、寒いのは着れば大丈夫という理論がなんでか押し通されてしまう。それで体壊したりするのだけど、タバコなんかでも、グループ内に一人しか喫煙者がいないのにソイツに合わせて喫煙席にしないといけないとか、そういうの。
このようなパワーバランスが存在し、ラーメンとか汁物に於いては熱い方が力関係では強くなってしまう。自分はなぜか常に弱者の側になってしまうのだが、まぁたまには弱者の愚痴も聞いてくだされ(^^ゞ
余計な話が長くなってしまったが、コチラで食べたのはだいぶ前なので、せめてホウレンソウだけでも改善されてたら嬉しいなぁと。
ともあれ、味的にはかなり好きです。美味しゅうございました。ご馳走様でした。
ではまた、ばいなら、らないば〜

清六家 東京大山アジト ( / 豚骨ラーメン )
★★★☆☆3.0
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