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おおっ、これが修羅場か?シュラバなのか!?
まぁ半ば壊れてるわけだが、拙ミニコミ同人誌の夏新刊は確実に進んでるのでご安心を。というわけで更新が滞っており申し訳ないが、なんとか絶版『戦跡商店喰い』【詳細】(クドいようだけど書泉グランデか池袋ジュンクにあるかと)バックナンバーから取って置きの蔵出しってことでご勘弁を。
遂にアレがフルカラーでお目見えだぜ!の、B食帝国わらびのデカ盛り最終形態、チャンギュー!!
・・・と思ったら、アラララララ、ここも閉店かい!?【参照ブログ】 マジか?? もうショックすぎるorz
でもまぁ仕方ない。追悼の意を込めて、食べた時のハイテンションをお伝えしたい。あ、こういうことがあるんで、是非我輩の本が出た時に買ってほしい(宣伝みたくて嫌だけど、ホントこういうのは続くんで)。

駅西口のロータリーと商店街へ出る中間、飲食店やらフーゾク店やら、小規模店がゴチャゴチャと密集する、なにやらダークなエリアが存在する。
路地風景@ぎゅうちゃん
女性一人ではちょっと踏み入れ難い雰囲気ながら、地元民だとガンガン一人歩きしてる様を見かけると、ケンミン強し!と思うが、そんな一角に牛ちゃんなるインディーな牛丼屋がある。

外観@ぎゅうちゃん牛丼ぎゅうちゃん※閉店【食べログ】
★★★★★★★★★★ これが満点じゃなきゃ罰が当たる
所在地:埼玉県蕨市中央1-2-4【スポットノート】

実はデカ盛りフリークの間では有名な店ながら、周囲の店の軒並みといい、バラックチックというか場末感まるだしで、よく皆足を運ぶなぁと、自分で散々狭小店に行っておきながら、感心するほどのヤサグレ感だ。

店内も狭く、カウンター数席とテーブルが2卓程度。焦茶色に全体が煤けた色合いで、テレビとパイプ丸椅子の引きずる音だけがこだまする。
メニュー貼紙@ぎゅうちゃん店先にも張り紙があったが、店内の壁に掲げられた手書きのマッキー的な品書きを改めて確認するも、並盛300円とは俄に信じられない。大盛りでも400円。それがデカ盛りというのだから、大丈夫なのか、自分の体が心配になってしまう。
メニューは他にカレーがあって、カレ牛的なコンビネーションというバリエーション以外、納豆定食とのり定食という、なんとも響きが悲しい定食があるばかり。
ここはとりあえず大盛り行っとくかと注文。待ってる間先客をなんともなしにみてみると、テーブルに座る土方のアンチャン風の二人はカレ牛の大盛りに苦戦しているが、厨房のオヤジさん越しに目に入ってしまった、並べられたレトルトカレーの箱の山はみなかったことにしておこう。まぁいいんだよ、それで。牛丼仕込むのにイッパイイッパイってことで。ここがどんなとこか、だいだい分かってきたわ。

で、ソッコー大盛り¥400の登場!
牛丼上から@ぎゅうちゃん
・・・って多っ!なんじゃコリャ!!!! 美しく正しくキチャナイ盛り!
牛丼自体がてんこ盛りになってるのはなっているのだが、それよりも丼。こんな縦長の丼みたことない。壺じゃないのか↓
牛丼おおもり横から@ぎゅうちゃん
後日比較のために食べた並盛¥300と比べても、見た目的にはわかりづらいかもしれないが、明らかに高さが違う↓
牛丼並横から@ぎゅうちゃん
表面までビッチビチに米が詰め込まれているのだ。ご飯は柔らかめで、頼んでないのに汁だく状態。甘辛ながら甘みが決して強くない、でもしょっぱくなく、やや甘めにシフトしててコクがある汁がもうドツボ。
ビチャビチャになったコメをほじくっていると、この店ならではの味がわかってくる。もうほじくるといった感じで底へ底へと垂直方向に箸を進めないと、上の牛とのバランスが悪くなってしまう。でも掘って食べてるとどうしても多量の牛がポロポロとこぼれてしまう。それも食うのだが、牛がソボロ的な出来栄えで、実にこぼれ易いのも特徴の一つ。部位も謎な感じながら、このモソモソとした食感の牛肉が汁に浸かってグチャグチャになった食感がハマるとクセになる。

最初のうちは完食ヤバいかと思ったが、黙々とほじくり、ポロポロこぼしつつ、ベチャベチャと肉も咀嚼し続けると、案外サックリと完食できてしまった。力を借りる必要もなかったが、紅生姜も赤い色素の弱いタイプで好感触。これなら大食いフリークなら大盛り足りないくらいじゃないだろうか。
証拠に、後日食べた並盛が少なく感じてしまった。いやはや、完全に牛ちゃんに毒されてしまった。これが400円。店の出来上がった雰囲気といい、蕨でもう牛丼チェーンに行けない。禁断の扉を開ける勇気のある漢は、是非トライいただきたい。但し、受け付けるかは保証しない。
というわけで、比類なき禁断のウマサ、最高ッス!! ごちそうさまでした。合掌。

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