ブログネタ
ご当地ラーメン に参加中!
通常のブログ更新再開も暫く拙ミニコミ同人誌の情報を兼ねるので申し訳ない。
【夏新刊限定セットまだまだ通販受付中!!】
この度の新刊のことで一つ大きな動きがあった。
ニューカマーとして取り上げさせてもらった歌舞伎町の栄秀【過去記事】。一秀から技術指導を受けた土佐っ子の流れを汲む背脂チャッチャとして期待していたが、オープンから半年も持たず先月末、短い歴史に幕を下ろした【参照ブログ】
※その後情報を頂き、栄秀は現在歌舞伎町の店を閉めていますが、暑さが落ち着いた頃に移転再開を予定しているそうです。続報入り次第、お知らせします。一安心(^^)
そんなことも知らず、つい先日、本の納品にCOMIC ZINの新宿本店【通販ページ】へ出向いた帰り、栄秀でつけ麺をと思ったが、またスグ新宿に来る機会があり、その際にと見送ってしまった。この日納品した分は翌日には秋葉原店にも配本され、アキバblogでも紹介されたのだが【該当記事】、そこでも栄秀がバッチシ写っているので、いやはや参ったなぁと(^^ゞ
というわけで、その納品の日、栄秀の代わりに行ったお店のことをUPしやす。

高田馬場駅からも近く、深夜03時まで営業しているというバツグンの行きやすさにも関わらず、ずっと馬場に行くこと自体なく、09年のオープンから4年も経ってしまった。本当はもう行きたくて仕方がなく、チャンスを虎視眈々と狙っていた。ここまで自分を駆り立てたのは、やはり京都ラーメン好きをおいて他にない。勿論、甘辛いタレと九条ネギに背脂たっぷりの京都ラーメンが好みなのだが、幾つか系統のあるなかで歴史ある新福菜館はもう京都と聞くだに脳裏にラーメンのビジュアルが浮かぶほどドストライクに好みな味なのだ。まったりと甘辛いタレと九条ネギは同じでも、背脂ではなく薄切りの豚バラ肉が乗り、そのタレの効いたマッタリとした独特の甘みを持つスープがもうタマラナイ!!
こちら末廣ラーメン本舗はその新福菜館をルーツに秋田から発展したお店。青森や仙台と進出しているが、その東京店となるのがここ高田馬場分店だ。

外観@末廣ラーメン本舗末廣ラーメン本舗 高田馬場分店【食べログ】
★★★★★ 4.8
所在地:東京都新宿区高田馬場2-8-3【スポットノート】
公式サイト:http://www.fukumaru.info/suehiro/

奥に長いL字カウンターのみで10席弱だったか、何処にでもあるラーメン店のレイアウトながら、券売機で食券を買うとどうにも違和感を覚えた。BGMにかかってる歌、どうもこの店のオリジナルソングのようで、なか卯でご飯を食べよう♪的な舌っ足らずな感じの女の子風の声で駅前の屋台がどうしたという歌詞がエンドレスで流れている【ここで聴けます※音量に注意!】
週末ではないが深夜とあって、飲んだ後の複数人客で満席状態。こういう客って全員食べ終わらないと背を立たないし、一人は泥酔状態で臥せって寝てるし。こういう状態だから先に食券渡して作り出すわけにもいかない。諦めて待っていると、団体の間にいた一人客が出て席につけた。自分の分が出来上がりそうな頃、気づけて周囲は殆ど客がいなくなっていたが。
で、自分の分がやってくる直前、突如厨房から、
エイヤッサーワッサーソワッサ〜♪
だかなんだか適当に書いてしまったが、謎の大声がこだました。どうも決まった掛け声があるようで、これが聞こえると盛り付けに入り、出来上がるでって合図らしい。

中華そば大セット(ヤキメシ1/2)¥980!
ヤキメシ1/2@末廣ラーメン本舗
新福菜館といえば黒いチャーハン。ヤキメシと呼ばれるコレはラーメンと並ぶ名物なのだが、実は新福菜館では食べたことがない。以前ラーメン博物館に入っていた時も食べなかった。というのも、遠征やラー博では連食が前提となるので、お腹いっぱいにしなくなかったのだ。なのでコレが初のヤキメシとなるわけだが、ラーメンより先にやって来たので早速食べてみると、これがやはり予想通り。醤油の焦げた香ばしさとしっとりめの米のコンビネーションがマズイわけがあい! なんてことないチャーハンだが、香ばしい醤油ってなんて美味しいのだろう。時間が経つとチャーハンが乾いてきて、似非パラパラチャーハンのような残念な状態に近くなるので、先に食べきったほうがいいかもしれない。

んで、中華そばはというと。
中華そば大@末廣ラーメン本舗
おおっ、これよ、コレ!!
黒いスープに少し油膜の層が出来、ドロっと濃そうなビジュアル。でもクドくないのが京都仕様。
ネギは九条ではなく長ネギながら、別ザルに盛られて取り放題! 新福菜館ではネギ多めとコールすれば多めにできるが、これは嬉しすぎる仕様。夢か幻か(笑)。
取り過ぎない程度にドバーっと乗せさせてもらい、一気にかっ食らう。マッタリと甘めのスープが持つ甘みが、ネギの苦さの中でより引き立つ。
中華そばネギの背@末廣ラーメン本舗
麺はどうもヤワそうだったので硬めで頼んだがこれが正解。硬めでも何処が?ってくらい柔い。新福菜館では柔くともチョッとボソっとした中太ストレートだった気がするが、コチラはデロっとした感じで、タレが染み込んだかのような茶色。断面がやや角いような気もする。味が染みてスープとグチョグチョにしてネギと啜るとイイ感じながら、好みとしてはやはりボソッした麺に濃いめのスープを浸したかった。
豚バラ@末廣ラーメン本舗
チャーシューではなく薄切りのバラ肉がこれまた絶妙で、ネギとスープと絡めると甘みとコクが増す。このラーメンにはこの肉ですよ!
麺量は大盛りも特大も変わらないので大盛りにしたが、ヤキメシと食べるともう十分満腹。西日本の古くからのラーメンはおやつ的な要素というか量が少ないことが多いので、冬場でお腹すいてたら特大でヤキメシで丁度いいかも。

強いて言えばスープがもうちょっとマッタリしててもいいかなぁと思ったが、それを差し置いても、関東の醤油ラーメンでは不思議と味わえない、やや雑把な感じのする屋台の雰囲気のする一杯は、ナニモノにも代えられない。
半チャンラーメンとしては少々お高いかもしれないが、東京でこれだけの京都ラーメンが食べられればもう全然安い! またコッチに用事があったらチョット遠回りでも寄ろうっと。
というわけで、なかなか西日本遠征できない身にはタマラナイ一杯だった。もうサイコーっす。ウマシウマシ!! ごちそうさんした〜

末廣ラーメン本舗 高田馬場店 ( 高田馬場 / 醤油ラーメン )
★★★★★5.0
supported by ロケタッチグルメ

ブロぐるめ! 食べ歩きポータル ←1日1回クリックしてくれたらHAPPY直前!