ブログネタ
美味しいつけ麺 に参加中!
メシコレ公認キュレーターさて、前回お知らせしたぐるなびのキュレーションサイト「メシコレ」。第二弾の記事をUPしたので、よかったら見ておくれやす。
【限りなく透明に近いシオ…絶品塩ラーメンが食べられる店 5選】
前回よりグルメサイトらしいまとめ記事になったが、オチがあるので(当ブログのディープな読者なら分かる?)、相変わらず浮いてます。
というわけで、久々にラーメンネタらしくつけ麺なんぞの記事でもUPしちゃいやすか。
あ、前回宣告した大ネタってコレじゃないっす(^^ゞ

二郎インスパイアの前にインスパイア系という言葉の走りとなった青葉インスパイア系。カツオや煮干しなどの魚介系ダシと豚骨や鶏ガラなどの動物系ダシを合わせるWスープ(本当は別々の寸胴で取った出汁を提供前に合わせるのを言ったのだけど、事前にブレンドしたものを含め、まぁ両方の出汁の主張が感じられる豚骨魚介とかをひっくるめて使われてたかな)が流行った2000年頃は、そーゆー店が続々オープンして、色んな食材がラーメンに使われだして、新店巡りが面白くて仕方なかった。
そんな中オープンしたのがここ欣家で、Wスープ気鋭の店として当時かなり話題になった。和歌山ラーメンブームってのもあって、近くに東京の和歌山ラーメンの先駆け的存在となった戎【閉店・過去記事】もあって、ニワカに西台のラーメン店が活気づいていた感がある。当時住んでいたところからアクセス悪かったのだけど、バイト先からは電車で一本だったこともあって、特に欣家は好きでチョイチョイ来ていた。
環境が変わってスッカリ足が遠のいて10年超。当時まさか欣家が自宅から徒歩圏内になるなんて夢にも思わなかった。しかし営業時間がそう遅くないので(ラーメン屋としては決して早仕舞いでもないのだけど)、タイミングが合わずナカナカ来れないでいたが、休日のお昼、西台から出かける前の腹ごしらえに寄ってみることに。
外観@欣家

入口@欣家欣家【食べログ】
★★★★☆ 4.5
東京都板橋区高島平1-62-6

夜、何度か店の前とを追った時は余りお客さんの影が見えなくて心配していたのだが、昼ピークともなると外待ちが出来るほど。さすが地元人気店といったところか。
昼だけ人員増やしているのか、以前よく見かけたヒゲのマスター以外にもスタッフが入っていて、慌ただしくもシッカリ客を捌いており、チョット店内で待っただけでカウンターに付けた。
ちょっと背の高い感じのカウンター席は10人分くらいかな。テーブル席もあって、近所の会社の同僚といったグループが座っていた。
白を基調として木調の部分もあるこざっぱりした、当時流行りの内装は余り変わった印象がない。小奇麗にしていて経年変化を感じさせない。
コチラは麺の量がかなり多くまで増やせて(有料。ランチで中盛くらいまではサービスあるが)、ほらふきざるという超特盛りメニューが一時話題にもなった。でもまぁフツーに中盛か大盛程度の常識的な注文が殆ど。
つけ麺のオーダーが多いので、茹で時間+水で〆るのでそれなりに時間はかかるが、それにしてはスピーディだと思う。まぁ流石に慣れたもんですわ。

きんやつけめん¥630
きんやつけめん@欣家
前によく来ていた時は並盛り250gでも多いくらいで、特に麺がモチモチで腹持ちよく感じられ、見た目以上に食べられない経験があったので中盛350gはパス。
しかし今食べてみると、瑞々しい麺はスルスルと胃に消えていき、全然足りなかった。
麺UP@欣家
当時ちょっと摂食障害気味だったので、その為か。でも玉子のようなニュアンスのする麺はしなやかな割りにプリプリで、当時と印象は余り変わらない。よりしなやかになったというか、前はもっとプリプリしていたかもしれない。でもだいぶ前の記憶なので怪しい。
つけ汁UP@欣家
つけ汁は見た目、醤油ダレが濃そうだが味自体は大人しめ。魚介の風味は効いているが、かなりマイルドな味わいで動物系もしっかり効いていそう。よく評判として、豚骨大人しいと聞くが、油ッケがないのでそういう印象なのかもしれない。実は結構出ている気がする。それに無化調だしね。このジンワリと口中に自然な甘みが広がる感じがなんともタマラナイ。全体の印象としては前より優しいかな。
そうそう、具の太いコリコリのメンマが印象的で、変な味付けないやつ。メンマは当時特に苦手だったが、これはいつ食べても美味しい。
卓上の薬味@欣家
そして欣家といえば柚子。卓上に常備されており、以前は柚子の粉末みたいので冬に来ると生柚子に変わった気がする(違った?)。それと生姜もあったので、麺の端に乗せて、麺にそのまま着けて食べてみる。
柚子と胡椒@欣家
麺とともにハッキリと柚子や生姜の香りが鼻に抜けて、これはこれで一興。個人的にはフツーにつけ麺として食べて、途中オツマミのようにチョビチョビつまむのが好きかも。
で、スープ割りお願いしやす。
スープ割り@欣家
よりまろやかに、より優しい味になったが、豚骨だろう動物系ダシの輪郭がハッキリして、非常に満足度の高いスープになった。以前はあまりスープ割りで動物系ダシの印象が残らなかったけど、個人的にはこれくらい動物系ダシが聴いてる方がイイな。これはフツーのラーメンを一度試してみなければ。つーかよく考えたらここでラーメン食べたことないや。

というわけで、今度は夜にでもタイミングみて、ゆっくりラーメンを啜りに来たい。
いやはや、10年以上の月日が経って、そりゃさすがに多少の印象の違いがあるのは当然だが、基本ラインの味が確立されていて、老舗の風格さえ感じられた。この当時、雨後の筍の如く出来たWスープに青葉インスパイア系の店の多くが店を閉じている中、この線で味も人気も維持しているのは非常に貴重な存在なのではないか。
やっぱりこの系のラーメン独特の食後の口中や鼻に残る余韻を感じながら歩くのがタマラナイ。うん、美味しかった〜 ごちそうさまです。

欣家 ( 西台 / ラーメン全般 )
★★★★★5.0
supported by ロケタッチグルメ

←クリック戴けると狂喜します