昨年末発行した拙ミニコミ同人誌の13冬号『ふろ式・酒場の叙景』【詳細】取材時のこと。東京健康ランドまねきの湯【過去記事】や江戸川競艇帰りに寄れそうな店はないかと探していたら、だいぶ前に船堀街道沿いに見つけた激渋の餃子屋を思い出して急行してみた話をば。
10年近く前に江戸川区を自転車で粗方回ったことがあった。都心通勤者が住むような住宅街が多く、電車も都心へと向かう東西線や都営新宿線がその名の通り東西に走っており、南北を結ぶ交通がバスか自転車で、環七などの幹線道路が縦断し常に車で混み合っている状況だった。なので、ちょっと駅から離れると陸の孤島感があり、高速のインターとか古くからの街道沿いに独特の空気の文化があって、妙に惹かれていた。
その時にグッと後ろ髪を引かれたのが、船堀街道沿い、船堀駅と小松川ランプの中間くらいにある餃子屋さん。近くにラーメンショップのさつまっ子チェーンがあることもあって、記憶に残っていたのだ。
どう、惹かれるっしょ?

高砂【食べログ】
★★★★☆ 4.5
東京都江戸川区東小松川2-28-17
当時は別の所で食事をした後だったので立ち寄らなかったが、後から来ようにもクチコミも満足になく、営業情報が調べようがない。駅からは遠いし、行ってフラれたら目も当てられないと、完全に行く機会を逸していた。
しかし近年、ギャンブル場メシに目覚め調べてみると江戸川競艇場から歩けなくない距離にあることが判明。さらにクチコミも上がるようになり、営業情報が知れた。

というわけで突撃と相なったが、イートイン用の店サイドの入口から入り、カウンターに着きナニゲに卓上のメニューを見やると、なんと事前情報の22時閉店よりさらに短くなっており、閉店が19:30となってるではないか。
時既に19:10を回っている。
さらに店の人に聞くとアルコールは愚かドリンク類は一切置いていないという。
ガビーン。
餃子でチューハイでもいっぱい引っ掛けてから、夜の船堀街道をフラフラ帰ろうと画策していたのにぃ〜
頭が完全に飲みモードになっていたのでどうにも切り替えることが出来ない。見ると向かいが酒屋なので、常連だったら缶チューハイでも買ってきてここで飲めたかもしれない。でも一見の、しかも閉店間際にそんなことできようはずもない。ここでは一杯引っ掛けるのは諦め、帰路の途中どこかで飲むかご飯食べて帰るしかないか。
見ると続々と餃子の持ち帰り客が来ては買い物途中だろうか、後で取りに来て帰っていく。基本は持ち帰りのようだ。だから店内はカウンターのみオマケで設えてあるようなもんで、チャーハンや炒めものといった定番の中華メニューが揃ってはいるが、アルコールでダラダラ過ごすというより、餃子に一品つけてサッと食ってサッと帰る店なのだろう。お店の方はお母さんとその息子さんらしき2人で、忙しそうに餃子を焼きまくっている。あちゃー、知ってればこの日のルート変えたんだけどなぁ。
仕方ない、一先ず餃子だけ頂いて帰りながらこの後の予定を組み立てるとしよう。
で、やって来ました焼きたての、焼き餃子¥300!

結構細っちくて小さい餃子が7コ。確かに安いから贅沢言えないが・・・まぁこんなもんかと諦めて一口頬張ると・・・サクッ、ジュバー!!んん!?ん、なんだこの餃子は!!!

なんてそんな大袈裟なリアクションするようなもんじゃない。なんていうとお店の方に失礼かもしれないが、餃子自体は至ってフツー。キャベツ等ヤサイ多めで、まぁ焼きたてだったらソコソコ美味しいだろうなと想像できるくらいの小粒のシロモノなのに、噛むと汁がジュワーっと口中でスパークし、野菜等の餡の甘みがジンワ〜っと広がる。焼きは結構ハードで、皮は薄めでパキパキ。それが小粒だから噛むと一気にパリからのジュワーがリズムよく押し寄せるのだ。タレを作ってつけても美味しいがそのままでも十分旨みがある。
あぁ、これだけのものが出てくるなら、チャーハンか野菜炒め系も頼むんだった。19:20を回っており、今から頼む勇気もなく、餃子1つだけでスミマセンでした、今度はシッカリ食べに来ますと、お代を渡しながらお店の方に詫びるのだった。それでも息子さんらしき方は笑顔で返してくれ、店を出る時はお母さんともども気持よく送り出してくれた。ホント申し訳ない。
クドイようだが、フツーの餃子ですよ。それを丁寧に作って焼いてこれだけのものに仕上げてる。ただの町の一角の餃子屋だけど、だからこその味・出来でもあると思う。こういうのに当たると心底幸せな気分になれる。これ近所のお父さんなら週末の晩酌のルービーのアテにサイコーだろうね。
というわけで、次こそチャーハン・ギョウザだ!ウマシ!ごちそうさんっした!
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10年近く前に江戸川区を自転車で粗方回ったことがあった。都心通勤者が住むような住宅街が多く、電車も都心へと向かう東西線や都営新宿線がその名の通り東西に走っており、南北を結ぶ交通がバスか自転車で、環七などの幹線道路が縦断し常に車で混み合っている状況だった。なので、ちょっと駅から離れると陸の孤島感があり、高速のインターとか古くからの街道沿いに独特の空気の文化があって、妙に惹かれていた。
その時にグッと後ろ髪を引かれたのが、船堀街道沿い、船堀駅と小松川ランプの中間くらいにある餃子屋さん。近くにラーメンショップのさつまっ子チェーンがあることもあって、記憶に残っていたのだ。
どう、惹かれるっしょ?


★★★★☆ 4.5
東京都江戸川区東小松川2-28-17
当時は別の所で食事をした後だったので立ち寄らなかったが、後から来ようにもクチコミも満足になく、営業情報が調べようがない。駅からは遠いし、行ってフラれたら目も当てられないと、完全に行く機会を逸していた。
しかし近年、ギャンブル場メシに目覚め調べてみると江戸川競艇場から歩けなくない距離にあることが判明。さらにクチコミも上がるようになり、営業情報が知れた。

というわけで突撃と相なったが、イートイン用の店サイドの入口から入り、カウンターに着きナニゲに卓上のメニューを見やると、なんと事前情報の22時閉店よりさらに短くなっており、閉店が19:30となってるではないか。
時既に19:10を回っている。
さらに店の人に聞くとアルコールは愚かドリンク類は一切置いていないという。
ガビーン。
餃子でチューハイでもいっぱい引っ掛けてから、夜の船堀街道をフラフラ帰ろうと画策していたのにぃ〜
頭が完全に飲みモードになっていたのでどうにも切り替えることが出来ない。見ると向かいが酒屋なので、常連だったら缶チューハイでも買ってきてここで飲めたかもしれない。でも一見の、しかも閉店間際にそんなことできようはずもない。ここでは一杯引っ掛けるのは諦め、帰路の途中どこかで飲むかご飯食べて帰るしかないか。
見ると続々と餃子の持ち帰り客が来ては買い物途中だろうか、後で取りに来て帰っていく。基本は持ち帰りのようだ。だから店内はカウンターのみオマケで設えてあるようなもんで、チャーハンや炒めものといった定番の中華メニューが揃ってはいるが、アルコールでダラダラ過ごすというより、餃子に一品つけてサッと食ってサッと帰る店なのだろう。お店の方はお母さんとその息子さんらしき2人で、忙しそうに餃子を焼きまくっている。あちゃー、知ってればこの日のルート変えたんだけどなぁ。
仕方ない、一先ず餃子だけ頂いて帰りながらこの後の予定を組み立てるとしよう。
で、やって来ました焼きたての、焼き餃子¥300!

結構細っちくて小さい餃子が7コ。確かに安いから贅沢言えないが・・・まぁこんなもんかと諦めて一口頬張ると・・・サクッ、ジュバー!!んん!?ん、なんだこの餃子は!!!

なんてそんな大袈裟なリアクションするようなもんじゃない。なんていうとお店の方に失礼かもしれないが、餃子自体は至ってフツー。キャベツ等ヤサイ多めで、まぁ焼きたてだったらソコソコ美味しいだろうなと想像できるくらいの小粒のシロモノなのに、噛むと汁がジュワーっと口中でスパークし、野菜等の餡の甘みがジンワ〜っと広がる。焼きは結構ハードで、皮は薄めでパキパキ。それが小粒だから噛むと一気にパリからのジュワーがリズムよく押し寄せるのだ。タレを作ってつけても美味しいがそのままでも十分旨みがある。
あぁ、これだけのものが出てくるなら、チャーハンか野菜炒め系も頼むんだった。19:20を回っており、今から頼む勇気もなく、餃子1つだけでスミマセンでした、今度はシッカリ食べに来ますと、お代を渡しながらお店の方に詫びるのだった。それでも息子さんらしき方は笑顔で返してくれ、店を出る時はお母さんともども気持よく送り出してくれた。ホント申し訳ない。
クドイようだが、フツーの餃子ですよ。それを丁寧に作って焼いてこれだけのものに仕上げてる。ただの町の一角の餃子屋だけど、だからこその味・出来でもあると思う。こういうのに当たると心底幸せな気分になれる。これ近所のお父さんなら週末の晩酌のルービーのアテにサイコーだろうね。
というわけで、次こそチャーハン・ギョウザだ!ウマシ!ごちそうさんっした!
高砂 ( 船堀 / 中華料理その他 )
★★★★★5.0
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コメント
コメント一覧 (2)
おっしゃるっとおりで、シンドかったです(^^ゞ
まぁ持ち帰りメインな感じな店なのと、閉店間際で救われた感じです。。。