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立喰そばうどん路麺 に参加中!
模索舎【通販】とCOMICZIN【公式:在庫店頭のみ】に僅かにある13春限定本『秩父本ち』【詳細】から未UPだった名物蕎麦の話をば。

秩父という町の象徴的存在だった秩父セメント第一工場。1996年に閉鎖されたが(詳しくは本に書いたが【この辺参照】して下さい)、跡地にはショッピングモールの他、道の駅が作られた。
外観@道の駅ちちぶ

入口@道の駅ちちぶ道の駅 ちちぶ【食べログ】
★★★★☆ 4.7
所在地:埼玉県秩父市大宮4625
公式サイト:秩父そばの会

パッと見、高速のPAのようなどこにでもある施設のように見えるが、入ると妙に狭く、地元PRコーナーはあるものの、グッズ的な土産物ばかり。地物の野菜コーナーや花卉などは見当たらず、無料のお茶は愚か水の飲める休憩スペースすらないのだ。
レストランで休憩しろということらしいが、どのメニューも異様に高く、まともに食べようとすると軒並み千円オーバー。これでは気軽に休憩ができない。なので人影は殆どなく、寂れた感丸出しのお寒いスペースとなっている。
ここに本当に、秩父そばの会による立ちそばがあるのか、疑わしくなってきたが、土産物屋の隅にスタンドが。やったー、見つけたで!
そば処内観@道の駅ちちぶ
それにしても廃れっぷりが凄まじい。やる気を感じないというか、全くオイシイものが出てくる気が感じられない。
立ち食いコーナー頭上メニュー@道の駅ちちぶ
券売機@道の駅ちちぶともかく券売機で食券を求める。この雰囲気にして軒並み400円オーバーというのも萎えるが、もう後戻りできない。もう一つ名物のみそポテトという乗っかったっぽいご当地B級グルメ売り切れというのもさらに萎えさせる。
カウンターのおばちゃんに券を渡し、一先ず席へ。こちら正真正銘の立ち食いで、そこまでして座らせたくないかと、ここまで来ると清々しい程だが、壁のドデカい地元PRポスターの下に、3席だけパイプ椅子が設置されていたのでそこに着席。ホント、年配の人とかどーすんだろ。
待ってる間に思い出し、まさか水くらいあんだろうとカウンターに行くと、ウォータークーラーはさすがにあった。その時、おばちゃんが麺ゆでをしてるのが見えたのだが、本格的な大釜の前で平ザルで茹でていてビックリした。これはもしかしたらもしかするぞ。

「もり蕎麦の方〜」の声でそそくさと取りに行くと、このもりそば450円の出来に思わず二度見してしまった。
ざるそば@道の駅ちちぶ
外皮と思われる黒いツブツブが散在している、如何にも手打ち風の田舎そばだ。
そばUP@道の駅ちちぶ
ややスクウェアなエッジの立つ形状で、瑞々しく艶やかに光っている。よく見ると、太さが疎らな部分があって、極太麺がゴロッと出てきた。
太いそば@道の駅ちちぶ
噛んでみるとこれがかなりのガチムチ系。ボソッとした粉っぽさより、目の詰まったムッチリ感が先に立つ。キュッキュとした心地よい噛み心地で、ドンドン食べられる。
薬味と汁@道の駅ちちぶ
そばつゆは濃いめながら、カエシのたまり感は弱く、これという特徴はないのだが、物足りなさはなく、この蕎麦ならそれで十分だ。薬味の、特にネギが時間が経っていて乾燥気味だったが、これはご愛嬌。

立ち食い形式とはいえ、この値段でこの味なら文句なし。秩父そばの会の看板は伊達じゃなかった。これは一般の秩父そばの店が気になる。
今に至るも秩父再訪は叶ってないが、なんとか来春までには実現させて蕎麦も幾つか回ってみないと。というわけで、ウマイッス!! ごちそうさまでした〜

秩父道の駅 ( 秩父 / そば )
★★★★4.0
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