平和島競艇は3度めで前回は昨年行ったばかり。しかし所用で正月にコッチ方面に出てきたので、前回未遂に終わったアレ目的【過去記事参照】でよってみたのだが…
大森駅から送迎バスに乗り込む。正月から結構な乗車率だが、昨年の川崎競馬同様【過去記事】、経験上正月というのは結構賑わうもののようだ。
バス内には子連れのお母さんもいて、無料送迎バスでよくある、ギャンブル場目的ではなく買い物とかに行くのに便乗してるパターンかと思いきや、漏れ聞こえる会話によるとガチでボートレース観戦の様子。川崎競馬みたいに親子連れの芝生スペースがあるわけでもないのに、やるな。未来の賞金王か。
普段は本場開催時は入場料がいるのだが、この日は無料。ラッキーとばかりにゲートを抜け、お目当てのレストランベイサイド【公式?ページ:メニューの情報が古いが】へ。
ここは中で食べる社食スタイルの食堂で、入口脇にはコンビニなんかでも見かけるホットスナックの保温器があり、焼き鳥や串揚げ等が並ぶ。中に目当てのチルト3丼があるので、早速券売機へ向かうも・・・ボタンには「×売切」のライトが点滅しとる! なぬー!!
これはチャーシューを揚げたカツが乗った丼もので、ボートにモーターを付ける角度が平和島では3度までとなっており、それを文字って出来たメニュー。その最大角度まで使う人気選手に阿波勝哉(アワカツ)にあやかってカツ丼に仕立てたらしい【参照ブログ:メチャウマソーでしょ?】。
アワカツが出る時は100円引きになるそうなのだが、安かろうが高かろうがナイもんは仕方ない。そんなに人気メニューなのか、それとも正月で端から仕込んでないのかわからないが、結構早い時間に勇んできたので、コレは相当のダメージなりよ…
さてどうするか。
折角来たんだし、たまにははまかぜのモツ煮込み以外のものを食べたいが、平和島は売店のチョットしたツマミ系の食いもんが多くて、ちゃんと一杯の食事になるような食堂は少ない。チルト3丼が最初に売りだされたレストラン「あじじまん」は前回来た時は改装中で今回は開いているものの、フツーの定食やラーメンだけで全く食指が動かない。ギャンブル場の食堂はイイ意味で期待を裏切ってくれるのは身に沁みているのだが、子供時分からの観光地のドライブインとかで痛い目にあったトラウマから、どうにも簡素な社食系の食堂で萎える癖は治らない。
あとは丼モノと蕎麦の立ちそば屋みたいなのしかないか。
麺丼屋
★★★★★ 5.0
所在地:東京都大田区平和島1-1-1
公式サイト:ボートレース平和島
※隣接するBIGFUNのフードコートにも入ってるようです。同じ味か分かりませんが→【食べログ】
麺丼屋とはそのままというか何ともヤッツケで設えたようでソソられないが、外に掲げられた豚すき焼き丼ってのが妙に気になる。もうしょうがない。それにするか。
中に入るとイカにも簡素な立ちそば屋といった飾りっけのなく少々寒々とした内装。入口脇の券売機を覗くと、以前は牛すき焼き丼だったが材料の調達が難しくなり豚すき焼き丼になった旨が書かれていた。だ、大丈夫か?
ともあれポチっとして受渡カウンターでオバチャンに食券を渡す。横の冷水機で水を汲み、テキトーに空いてる席へ。椅子はあるが背の高いスツールで、この辺も駅そばによくある感じ。店内は異様に賑わっているが、皆機械的に啜るかボート実況のテレビを見ていてどうしてもここの味が好きで来ているという感じではない。まぁギャンブル場の飯屋はどこもそうで、それがいい感じなのだけど。
間もなく番号を呼ばれ取りに行く。さてさて来ました豚すき焼き丼¥500!
って、うぉぉぉ〜ぃ! 豚肉垂れとるがな!! 具が溢れんばかりっつーか溢れてるし、丼自体も吉野家とかの特盛りくらいあるし、これ大盛と間違ってないよね? ワンコイン? ウソでしょ??
まぁ食っちゃえばコッチのもんってことで(いやホントにこれで並盛りなのだが^^;)、ガツンと頂くと、これまたアナタ、えぇ!? いいの、ホントに…って恐縮しちゃうくらいスゲーよく出来た豚丼なのだ。柔らかく煮こまれて味がよく染みてて、しかもタレが甘ったるく濃くなりすぎず、肉の味を邪魔しない程にサラッとしてても味付け自体はシッカリあって、豚肉も量だけでなく厚みもそこそこあって実に食べ応えがある。タマネギも沢山で汁シミシミで、タマネギ好きにはもうタマラン!
すき焼き丼の場合、ただ甘ったるいタレばかり多くて、シラタキや焼き豆腐で量を増して(しかも豆腐の真ん中が冷たかったりして)ご飯も甘ったるくなっちゃって、途中から食べるのがかったるくなるものが多くて基本好きじゃないのだけど、これはシラタキも豆腐も適量でしっかり煮込まれてて全く嫌じゃないし、米の質もいいのか、ご飯もふっくら瑞々しく炊けて甘みもある。つーか丼モノにかぎらず定食にせよご飯物は米さえ良ければ半分は成功したようなもので、それだけご飯の良し悪しが全体の印象を左右すると思っているのだが、具よし味よし、さらに米よしで、おまけに量も吉野家の特盛りよりあるんじゃないかってくらいのボリュームとくれば、非の打ち所なしとは正にこのことだろう。
夢中になって完食。いや〜、食べ終わって改めて身震いする1杯だった。ホントにギャンブル場メシは舐めるもんじゃないと、今更すぎるほど今更ながら思い知らされた思いがした。
これだけ食ったのに、凭れる要素がなかったから、逆に食欲のスイッチが入ってしまった。こうなれば、前回HITだったはまかぜのフライで食べてないやつを選んで、ボート見ながら頂くとしますか。
見慣れたはまかぜ1号店の前に来ると、いつもの威勢のいい店の方が、アジフライ揚げたてだよ〜と声掛けをしている。ナニ、前回ウマすぎたアジフライが揚げたてだと!? い、いかん。今回はアジ以外を試すべきだ。串カツとかイロイロあるだろう…って、他のは残り僅かか。ってことは揚げたてじゃないのか。だとすれば…。
コロッケと、結局アジフライにしてしまった(^_^;) 各¥150!
昔に売店があった場所が今はちょっとだけ芝生になっているので、そこに腰掛けていただきまーす!
コロッケはベイサイドでは60円だか100円で帰るので割高感はあるものの、小判型で丸みのあるフォルムで重量級。竹串を2本もらったので、それを箸のようにして割って解すと、中はしっかりイモメインで所々挽肉も覗かせつつギッシリ入ってるのがわかる。
はまかぜ特有の薄くとも若干粗めの衣をややハードめに揚げたザク気味の食感がコロッケでも生きている。またウスターなやや辛のソースが合うんだ。
同じようにアジも割ってみる。
この縦に入った筋でわかるように、身厚でもうホクホク。これも事前にオバチャンがソースにドボンと漬けてくれるのだが、醤油っぽい程のニュアンスもある辛めのウスターとガリっとしてチョイビターな衣と魚の脂の乗った甘みの三位一体感が改めてスバラシイ!
特に青空の下で食べてるから倍々でウマく感じるのだろう。寒さもこれだけホクホクになれれば吹き飛ぶってモノ。平和島は規模的にも売店の絶対数が多い方ではないから、簡単に一通りは食べられるだろうと思い込んでいたが、いやいや密集度で言えば相当なもので、更にどの店にも恐ろしい位の超絶なる逸品が揃っているから、それはパッと見以上に奥が深いぞと。
こういう言い方は良くないかもしれないけど、ホントどの店もここに収めておくには勿体無く思えてしまう。豚すき焼き丼なんて繁華街のある駅前に出来たら行列必至でしょ。はまかぜのフライも、これで飲み屋全然開けるもの。そもそもチューハイもあるんだし。
でもまぁ、ギャンブル場にあって店ごとに仕込んで年輪を重ねてきたからこそなのはわかってるんだけどさ。だから環境変われば味も変わるのは承知の上で、嗚呼、近所にできてくれないかなぁ。
ともあれ、魔性のギャンブル場メシはまだまだ底が見えないのであった。ウメーなチクショウ!!
←クリック戴けると狂喜します
大森駅から送迎バスに乗り込む。正月から結構な乗車率だが、昨年の川崎競馬同様【過去記事】、経験上正月というのは結構賑わうもののようだ。
バス内には子連れのお母さんもいて、無料送迎バスでよくある、ギャンブル場目的ではなく買い物とかに行くのに便乗してるパターンかと思いきや、漏れ聞こえる会話によるとガチでボートレース観戦の様子。川崎競馬みたいに親子連れの芝生スペースがあるわけでもないのに、やるな。未来の賞金王か。
普段は本場開催時は入場料がいるのだが、この日は無料。ラッキーとばかりにゲートを抜け、お目当てのレストランベイサイド【公式?ページ:メニューの情報が古いが】へ。
ここは中で食べる社食スタイルの食堂で、入口脇にはコンビニなんかでも見かけるホットスナックの保温器があり、焼き鳥や串揚げ等が並ぶ。中に目当てのチルト3丼があるので、早速券売機へ向かうも・・・ボタンには「×売切」のライトが点滅しとる! なぬー!!
これはチャーシューを揚げたカツが乗った丼もので、ボートにモーターを付ける角度が平和島では3度までとなっており、それを文字って出来たメニュー。その最大角度まで使う人気選手に阿波勝哉(アワカツ)にあやかってカツ丼に仕立てたらしい【参照ブログ:メチャウマソーでしょ?】。
アワカツが出る時は100円引きになるそうなのだが、安かろうが高かろうがナイもんは仕方ない。そんなに人気メニューなのか、それとも正月で端から仕込んでないのかわからないが、結構早い時間に勇んできたので、コレは相当のダメージなりよ…
さてどうするか。
折角来たんだし、たまにははまかぜのモツ煮込み以外のものを食べたいが、平和島は売店のチョットしたツマミ系の食いもんが多くて、ちゃんと一杯の食事になるような食堂は少ない。チルト3丼が最初に売りだされたレストラン「あじじまん」は前回来た時は改装中で今回は開いているものの、フツーの定食やラーメンだけで全く食指が動かない。ギャンブル場の食堂はイイ意味で期待を裏切ってくれるのは身に沁みているのだが、子供時分からの観光地のドライブインとかで痛い目にあったトラウマから、どうにも簡素な社食系の食堂で萎える癖は治らない。
あとは丼モノと蕎麦の立ちそば屋みたいなのしかないか。
麺丼屋
★★★★★ 5.0
所在地:東京都大田区平和島1-1-1
公式サイト:ボートレース平和島
※隣接するBIGFUNのフードコートにも入ってるようです。同じ味か分かりませんが→【食べログ】
麺丼屋とはそのままというか何ともヤッツケで設えたようでソソられないが、外に掲げられた豚すき焼き丼ってのが妙に気になる。もうしょうがない。それにするか。
中に入るとイカにも簡素な立ちそば屋といった飾りっけのなく少々寒々とした内装。入口脇の券売機を覗くと、以前は牛すき焼き丼だったが材料の調達が難しくなり豚すき焼き丼になった旨が書かれていた。だ、大丈夫か?
ともあれポチっとして受渡カウンターでオバチャンに食券を渡す。横の冷水機で水を汲み、テキトーに空いてる席へ。椅子はあるが背の高いスツールで、この辺も駅そばによくある感じ。店内は異様に賑わっているが、皆機械的に啜るかボート実況のテレビを見ていてどうしてもここの味が好きで来ているという感じではない。まぁギャンブル場の飯屋はどこもそうで、それがいい感じなのだけど。
間もなく番号を呼ばれ取りに行く。さてさて来ました豚すき焼き丼¥500!
って、うぉぉぉ〜ぃ! 豚肉垂れとるがな!! 具が溢れんばかりっつーか溢れてるし、丼自体も吉野家とかの特盛りくらいあるし、これ大盛と間違ってないよね? ワンコイン? ウソでしょ??
まぁ食っちゃえばコッチのもんってことで(いやホントにこれで並盛りなのだが^^;)、ガツンと頂くと、これまたアナタ、えぇ!? いいの、ホントに…って恐縮しちゃうくらいスゲーよく出来た豚丼なのだ。柔らかく煮こまれて味がよく染みてて、しかもタレが甘ったるく濃くなりすぎず、肉の味を邪魔しない程にサラッとしてても味付け自体はシッカリあって、豚肉も量だけでなく厚みもそこそこあって実に食べ応えがある。タマネギも沢山で汁シミシミで、タマネギ好きにはもうタマラン!
すき焼き丼の場合、ただ甘ったるいタレばかり多くて、シラタキや焼き豆腐で量を増して(しかも豆腐の真ん中が冷たかったりして)ご飯も甘ったるくなっちゃって、途中から食べるのがかったるくなるものが多くて基本好きじゃないのだけど、これはシラタキも豆腐も適量でしっかり煮込まれてて全く嫌じゃないし、米の質もいいのか、ご飯もふっくら瑞々しく炊けて甘みもある。つーか丼モノにかぎらず定食にせよご飯物は米さえ良ければ半分は成功したようなもので、それだけご飯の良し悪しが全体の印象を左右すると思っているのだが、具よし味よし、さらに米よしで、おまけに量も吉野家の特盛りよりあるんじゃないかってくらいのボリュームとくれば、非の打ち所なしとは正にこのことだろう。
夢中になって完食。いや〜、食べ終わって改めて身震いする1杯だった。ホントにギャンブル場メシは舐めるもんじゃないと、今更すぎるほど今更ながら思い知らされた思いがした。
これだけ食ったのに、凭れる要素がなかったから、逆に食欲のスイッチが入ってしまった。こうなれば、前回HITだったはまかぜのフライで食べてないやつを選んで、ボート見ながら頂くとしますか。
見慣れたはまかぜ1号店の前に来ると、いつもの威勢のいい店の方が、アジフライ揚げたてだよ〜と声掛けをしている。ナニ、前回ウマすぎたアジフライが揚げたてだと!? い、いかん。今回はアジ以外を試すべきだ。串カツとかイロイロあるだろう…って、他のは残り僅かか。ってことは揚げたてじゃないのか。だとすれば…。
コロッケと、結局アジフライにしてしまった(^_^;) 各¥150!
昔に売店があった場所が今はちょっとだけ芝生になっているので、そこに腰掛けていただきまーす!
コロッケはベイサイドでは60円だか100円で帰るので割高感はあるものの、小判型で丸みのあるフォルムで重量級。竹串を2本もらったので、それを箸のようにして割って解すと、中はしっかりイモメインで所々挽肉も覗かせつつギッシリ入ってるのがわかる。
はまかぜ特有の薄くとも若干粗めの衣をややハードめに揚げたザク気味の食感がコロッケでも生きている。またウスターなやや辛のソースが合うんだ。
同じようにアジも割ってみる。
この縦に入った筋でわかるように、身厚でもうホクホク。これも事前にオバチャンがソースにドボンと漬けてくれるのだが、醤油っぽい程のニュアンスもある辛めのウスターとガリっとしてチョイビターな衣と魚の脂の乗った甘みの三位一体感が改めてスバラシイ!
特に青空の下で食べてるから倍々でウマく感じるのだろう。寒さもこれだけホクホクになれれば吹き飛ぶってモノ。平和島は規模的にも売店の絶対数が多い方ではないから、簡単に一通りは食べられるだろうと思い込んでいたが、いやいや密集度で言えば相当なもので、更にどの店にも恐ろしい位の超絶なる逸品が揃っているから、それはパッと見以上に奥が深いぞと。
こういう言い方は良くないかもしれないけど、ホントどの店もここに収めておくには勿体無く思えてしまう。豚すき焼き丼なんて繁華街のある駅前に出来たら行列必至でしょ。はまかぜのフライも、これで飲み屋全然開けるもの。そもそもチューハイもあるんだし。
でもまぁ、ギャンブル場にあって店ごとに仕込んで年輪を重ねてきたからこそなのはわかってるんだけどさ。だから環境変われば味も変わるのは承知の上で、嗚呼、近所にできてくれないかなぁ。
ともあれ、魔性のギャンブル場メシはまだまだ底が見えないのであった。ウメーなチクショウ!!
←クリック戴けると狂喜します
コメント
コメント一覧 (2)
久々にシビレたワンコインでした。
シビレすぎて未だ現実感がありませぬ。。。