最近UPした珈琲館【過去記事】でも述べたが、近年いくつか評判とされるホットケーキを食べて、特に茅場町の某店【該当記事】で食べてから、改めてBTTBというか現存するファーストインパクトを再確認したいという意識が強くなり(現存しないファーストインパクトは万惣【過去記事】)、いよいよ再訪の時を迎えた。
【初訪記事:珈琲家@稲田堤〜万総薄っぺら問題遂に決着!?】
夕暮れ時。南武線沿線らしく飲み屋が開き始め焼き鳥の煙と香ばしい臭いが路地に漏れ出す頃、前回同様、そこは同じ佇まいで迎え入れてくれた。

珈琲家【食べログ】
★★★★★★★★★★ 俺的ホットケーキ先生
所在地:神奈川県川崎市多摩区菅1-2-19
前回と違うのは、店内に先客が居たこと。この日は後客もやってきた。ヒトのこと言えないが、この手の店では如何にも遠征してホットケーキだけ目当てに来ましたというお嬢ちゃんやヲタ兄ちゃんの姿ばかり目にするものだが、店主と話に花を咲かせるカウンターの定位置に着く常連と思しき旦那や、新聞から目を離さずレモンスカッシュだけ飲みに休憩に来るオッサンといった、町場の喫茶店らしい日常の光景となっていた。

厨房には奥様とパートだろうかご婦人2人がフロアとドリンク淹れたり作ったりサポートしてて、マスターらしき男性がメインでホットケーキを焼く。


奥のテーブル席に着いたが、カウンター越しに厨房の銅板が見え、ご主人が自分らが注文したホットケーキを焼く様が垣間見れた。ここならではの焼き具合を見るテスト用のミニミニホットケーキを垂らすところが丁度見れた。
そんなんをみながら、まずはウインナーコーヒー¥510で一息。

茅場町との比較でヨーグルトドリンクをとも思ったが、ここに来るまで冷たいもん飲んできたので(後日記事書きます。すっごいよw)、昔馴染みの所謂喫茶店メニューで何気に好物なウインナーを選択。冷たいのだとコーヒーフロートも好きなんですわ。
で、お味は、これぞまさしくザ喫茶店の味!で、特別な産地のコーヒー豆とかではないと思うが(違ってたらスンマセン)、濃い目にしっかり抽出した珈琲で、上の生クリームとのコントラストがよくとれている。といってもクリームが甘いから苦味とバランスがいいというわけではなく、サッパリとしたクリームで甘さは殆ど感じられないのに、スッキリとまとまりつつもチャンとコクは演出されていると。何気ないようで意外とちゃんとしたもの出すとこってそんなない。
今回初めてホットケーキ以外のフードも頼んでみた、玉子ローストサンドウィッチ¥550!

おおっ、このボリュームでサラダまで付いてこの値段かぃ!!

玉子はスクランブルエッグではなく出汁巻き的に厚焼き玉子状態になってて、手の込んだ一品。適度にしょっぱくレタスもタップリでこれだけでお腹いっぱいになりそう。
そんなこんなで長期戦を覚悟でのんびり飲み食いしてると、思ったより早く出来たようで、おもいっきり不意をつかれた!
ホットケーキ¥330!

こっちは同行者のホットケーキ2枚¥580!

思ったより真円じゃなかったが、厚みは初回のイメージ通り。表面は両面ともバキっとキレイな強めの焼き目。ムラがなく本当にキレイ。大きさは茅場町より一回り小さいくらいで十分大きい。

割ってシロップを掛けて頂くと、均等に火が入ってベチャつかずパサつかず適度にシットリと焼けている。これよ、コレ!! 流石の職人芸、これにお金を払っているのよと思わしむる仕事。
ひとつ、前回と印象が異なるのが生地自体の重み。前はもっとフワッとしてたと思ったが(一応前回記事ではモチっと弾力があると書いてはいるが)、いや、前回は経験値が低く、他所との比較が出来てなかった。改めてコチラのを食べてみて、なるほど、生地自体はかなり他所のホットケーキに比べてこの珈琲家系は重いことがわかった。その重い生地が、ただ重いだけで食べてて苦しくなるか、キッチリ丁寧に焼くとシットリ焼き上がって量食べられるようになる。ホットケーキ自体、生地自体の食材とか所謂喫茶店に関してはどこも大して違わない中、違いが出るのは強いて出るとしたら甘さくらいなもんで、如何にふっくら丁寧に焼くか、技術的な問題1つだと改めて思うに至った。
生地が持たないからだろうが、よっぽど出ない限り手焼きのホットケーキの店が限られる中、こうして焼き立ての職人技が体験できるのは値段じゃなくて、贅沢極まりない。いや値段なんて材料費から考えれば妥当かもしれないが、技術料や経営考えれば安すぎるくらいだろう。
今度UPする、ココの前に立ち寄った店や、以前UPした焼き鳥屋【過去記事】しかり、南武線らしい下駄履きの本来あった駅前商店の姿が息づいていて、本当に嬉しくなってしまう。こういう風景にであると、なんとなく頭の中で、ちあきなおみの黄昏のビギンが流れるんだよな。
当たり前といえば当たり前だが、それが町を構成する大事な一つとして現役で機能していることを余所者ながら体感できることに改めて感嘆するのだった。
たまのチョットばかりの遠出に最高の一品。しみじみウメェっす。これぞ贅沢。ごちそうさまでした。
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【初訪記事:珈琲家@稲田堤〜万総薄っぺら問題遂に決着!?】
夕暮れ時。南武線沿線らしく飲み屋が開き始め焼き鳥の煙と香ばしい臭いが路地に漏れ出す頃、前回同様、そこは同じ佇まいで迎え入れてくれた。


★★★★★★★★★★ 俺的ホットケーキ先生
所在地:神奈川県川崎市多摩区菅1-2-19
前回と違うのは、店内に先客が居たこと。この日は後客もやってきた。ヒトのこと言えないが、この手の店では如何にも遠征してホットケーキだけ目当てに来ましたというお嬢ちゃんやヲタ兄ちゃんの姿ばかり目にするものだが、店主と話に花を咲かせるカウンターの定位置に着く常連と思しき旦那や、新聞から目を離さずレモンスカッシュだけ飲みに休憩に来るオッサンといった、町場の喫茶店らしい日常の光景となっていた。

厨房には奥様とパートだろうかご婦人2人がフロアとドリンク淹れたり作ったりサポートしてて、マスターらしき男性がメインでホットケーキを焼く。


奥のテーブル席に着いたが、カウンター越しに厨房の銅板が見え、ご主人が自分らが注文したホットケーキを焼く様が垣間見れた。ここならではの焼き具合を見るテスト用のミニミニホットケーキを垂らすところが丁度見れた。
そんなんをみながら、まずはウインナーコーヒー¥510で一息。

茅場町との比較でヨーグルトドリンクをとも思ったが、ここに来るまで冷たいもん飲んできたので(後日記事書きます。すっごいよw)、昔馴染みの所謂喫茶店メニューで何気に好物なウインナーを選択。冷たいのだとコーヒーフロートも好きなんですわ。
で、お味は、これぞまさしくザ喫茶店の味!で、特別な産地のコーヒー豆とかではないと思うが(違ってたらスンマセン)、濃い目にしっかり抽出した珈琲で、上の生クリームとのコントラストがよくとれている。といってもクリームが甘いから苦味とバランスがいいというわけではなく、サッパリとしたクリームで甘さは殆ど感じられないのに、スッキリとまとまりつつもチャンとコクは演出されていると。何気ないようで意外とちゃんとしたもの出すとこってそんなない。
今回初めてホットケーキ以外のフードも頼んでみた、玉子ローストサンドウィッチ¥550!

おおっ、このボリュームでサラダまで付いてこの値段かぃ!!

玉子はスクランブルエッグではなく出汁巻き的に厚焼き玉子状態になってて、手の込んだ一品。適度にしょっぱくレタスもタップリでこれだけでお腹いっぱいになりそう。
そんなこんなで長期戦を覚悟でのんびり飲み食いしてると、思ったより早く出来たようで、おもいっきり不意をつかれた!
ホットケーキ¥330!

こっちは同行者のホットケーキ2枚¥580!

思ったより真円じゃなかったが、厚みは初回のイメージ通り。表面は両面ともバキっとキレイな強めの焼き目。ムラがなく本当にキレイ。大きさは茅場町より一回り小さいくらいで十分大きい。

割ってシロップを掛けて頂くと、均等に火が入ってベチャつかずパサつかず適度にシットリと焼けている。これよ、コレ!! 流石の職人芸、これにお金を払っているのよと思わしむる仕事。
ひとつ、前回と印象が異なるのが生地自体の重み。前はもっとフワッとしてたと思ったが(一応前回記事ではモチっと弾力があると書いてはいるが)、いや、前回は経験値が低く、他所との比較が出来てなかった。改めてコチラのを食べてみて、なるほど、生地自体はかなり他所のホットケーキに比べてこの珈琲家系は重いことがわかった。その重い生地が、ただ重いだけで食べてて苦しくなるか、キッチリ丁寧に焼くとシットリ焼き上がって量食べられるようになる。ホットケーキ自体、生地自体の食材とか所謂喫茶店に関してはどこも大して違わない中、違いが出るのは強いて出るとしたら甘さくらいなもんで、如何にふっくら丁寧に焼くか、技術的な問題1つだと改めて思うに至った。
生地が持たないからだろうが、よっぽど出ない限り手焼きのホットケーキの店が限られる中、こうして焼き立ての職人技が体験できるのは値段じゃなくて、贅沢極まりない。いや値段なんて材料費から考えれば妥当かもしれないが、技術料や経営考えれば安すぎるくらいだろう。
今度UPする、ココの前に立ち寄った店や、以前UPした焼き鳥屋【過去記事】しかり、南武線らしい下駄履きの本来あった駅前商店の姿が息づいていて、本当に嬉しくなってしまう。こういう風景にであると、なんとなく頭の中で、ちあきなおみの黄昏のビギンが流れるんだよな。
当たり前といえば当たり前だが、それが町を構成する大事な一つとして現役で機能していることを余所者ながら体感できることに改めて感嘆するのだった。
たまのチョットばかりの遠出に最高の一品。しみじみウメェっす。これぞ贅沢。ごちそうさまでした。
珈琲家 ( / 喫茶店 )
★★★★★5.0
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コメント
コメント一覧 (2)
ここんちのは、どこから見ても正真正銘なホットケーキ。
これなら、ホットケーキ好きで有名だった故・池波正太郎先生の納得してくださることでしょう。イイね!
ふっくらこんもりとした姿といい、断面の美しさといい、メイプルシロップの輝きといい、思わず歌が出てしまいます。
「森●ホットホットホットケーキ♪」
御返事遅くなってホント申し訳ございませんm(_ _)m
そーなんですよ、このところボウズが続いてたので、新規開拓ではありませんが、確実に確実なものを食べて参りました(^^ゞ
池波正太郎が好きだった万惣は、自ら晩節を汚す結果となったので、コチラなら溜飲を下されるかと(ナンノコッチャ)。
ベースは◯永ホットケーキミックスですよ。み〜んなアレから始まってますから(^^)