ブログネタ
美味しいシンプルなラーメン・チャーハン・中華 に参加中!
いよいよ夏コミ新刊がマジ洒落んならんぞウィークに突入したので、1週間ばかしブログの更新をお休み頂く。ツイートも控えめになると思うがご容赦頂きたい。
で、引きこもり直前は秘蔵ネタのUPを。今度の夏コミにも持ち込む、現状最新刊となる14年冬号『街道deチャーハンを食う』【詳細】でページの都合で泣く泣く掲載を見送った、ここも寄りたい!ネタを一つ。その時の限定本には載せたが、カラー写真を掲載ということで許されたい。

川越街道の深夜営業店といえば、惜しむらくも閉店したハンサムラーメン【過去記事】や、まき【過去記事】が思い起こされるが、そんな寂しい状況下でもまだまだ現役で営業しているのが、まきの近く、川越街道から東上線上板橋駅へと向かう道路に入ってスグの、アノ赤い提灯だ。
外観@あおやぎ

正面@あおやぎあおやぎ【食べログ】
★★★★ 4.3
所在地:東京都板橋区上板橋2-1-12

黄色いテント看板が黒く煤けた感じも何とも哀愁を漂わせている。これは炒め物や炒飯を期待させる佇まいながら、メニューはラーメンメインとのこと。となれば、大人しくラーメンを頂くとしよう。
メニュー@あおやぎ店内は大きなL字カウンターのみで、それも少々くねった変則型。年配客メインながら若い客もいるが皆常連のようで、誰ともなく話し合っている。といっても他所者を排除する感じではなく、店主の異様にハイテンションな、いらっしゃいませ!の声で暖かく迎えてくれる。どうも年配ご夫婦経営の様子。厨房は遮るものがなく丸見え。大きな寸胴がグラついているのが窺える。

暫くしてやって来たるラーメンは¥550!
ラーメン@あおやぎ
透明度の高そうなスープだが、飲んでみると醤油というより塩かと思う程タレ感が弱く優しい味わい。
出汁も出ているが素材感がはっきりした感じではなく、豚か鶏の動物系に野菜という典型的あっさりスープと思われる。魚介の香りはしない。しかしあっさりだが物足りなさはなく、気づくと細めの柔らかい麺とともにスルスル食べてしまっていた。
全体に主張が弱く大人しい中、存在感を露わにしているものがチャーシュー。赤身主体の厚みのあるしっかりしたもので、噛むと歯にまとわりつくような粘性もある程モッチモチ。この値段のラーメンに入ってるのが不自然な程。ちょっと驚いた。

これならチャーシュー麺を頼んで思いっきり食べてみたくなった。
またも妙にデカいオヤジさんの声に見送られ外に出ると、店内の賑わいが微かに耳についた。小さい店だが、地元に根付いてこうして毎夜毎夜ずっとやってきたのだろう。駅南口は再開発が噂されているが、少しでも長く、この当たり前の日常が続くことをそっと祈って家路へと向かうのだった。
どうも話によると、このチャーシューをツマミに出来るようで、ちょっとした飲みにも使えそうだ。これまた少しユックリ出来るときにでもトライしてみたい。
というわけで、しみじみウマカッタっす。ごちそうさまです〜

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