拙ミニコミ同人誌、夏新刊の通販、9/4(金)一杯! 〆切りました多謝!!
それと、パトレーバーロケ地巡って食べまくりの『パトめし!vol.3』【詳細】(400+税→¥400送料込)も今回間に合ったので、一緒にご注文頂けます(製本に少々時間頂いてます:トナーが不良品で代替品が届いたのですがコレもダメで別のを取寄中で週明けにはお届け出来るかと思います)。
で、前号冬新刊『街道deチャーハンを食う』【詳細】も委託先他、今回の通販でも同時注文頂けますっつーことで、未UPのしっとりチャーハン&臭うぜ豚骨の最強タッグをば(他にまだまだ未UPのとっておきネタは本の中に沢山、UPは数年後よ〜)。
ここ大番は過去にも何店舗かUPしているが、板橋区周辺で展開するラーメン店で、激安ラーメンとして人気を博した。以前時折訪れていた故・駒込店【過去記事】が5年ほど前で400円だったか。
大番のラーメン自体の味は、吉祥寺のホープ軒本舗【過去記事】を思わせる東京豚骨醤油で、値段の割に何処も豚骨出汁を臭うほどシッカリ出しており、大盛りやモヤシ増しの量がかなりいいので、上板橋駅前の店【過去記事】はここ数年チョイチョイ寄ってる。
今まで行ったところはどこも大体似た感じでチェーン系らしいが、この桜川店は看板に謎の言葉「くっく」と付いており、どうもラーメンも他とは少々違うという噂。見るからに独立性が高そうなグッとくる佇まいに、奇跡を信じずにはいられないオーラを感じての入店となった。
場所は惜しむらくも閉店となった川越街道沿いの深夜町中華まき【過去記事】の近く。東上線上板橋駅南口商店街を真っ直ぐ南下し、先日UPした激渋深夜ラーメン店あおやぎ【過去記事】の先で川越街道を越えるとスグ目に飛び込んでくる、ふた昔前の中華チェーン的な煤けた風合いの眩しさが目を引きつける店がココ、大番桜川店。
東京ラーメン大番 桜川店【食べログ】
★★★★☆ 4.7
所在地:東京都板橋区桜川3-13-10
看板に書かれている、またの名、くっくとは何か。ともあれ店先に掲げられたソソるセットメニューからターゲットを絞りこみ、入店。
店内は激渋という言葉が似合う、蛍光灯に黄色いプラッチックメニューが反射する焦げ茶色の空間。
カウンターのみで、その上には茹で卵が乗っている、昭和の立ち食いそば屋を彷彿とさせる空気が漂っている。
客はオッサン一人の酔客ばかりで、オツマミにチューハイを煽っては帰っていく。そしてもう一つ店内に充満しているのが豚骨臭。かなり臭うぜ〜。ダメな人はダメな獣系の炊きだした臭いは、豚骨好きを陶酔させる。思わず笑みが溢れる。う〜ん、タマラナイ! 外を通り過ぎる女子高生のクセークセーという声が漏れ聞こえる。言ってろ、まだザ◯ガニくせーガキには用のない世界。さっさと失せろw
スレたヤサグレオヤジの心を満たしてくれるのは、沢山あるセットメニューのE、チャーハンセット¥700!
一人で切り盛りする大陸系だろうオカミが威勢よくチャッチャと炒めてくれる半炒飯がまず出来上がる。
駒込の出来合いとはワケが違う、正真正銘の出来たて。盛った瞬間湯気を立てて真ん中から割れてホロける様が実にエロいくらいソソる。
金属のスープンを入れた瞬間、モッチャリと粘度を持って溢れる感じで直感した。そして口に運ぶと確信に変わった。これぞザ・しっとり炒飯だと。
味はシッカリ付いてて、塩コショウも味をグッと引き立てる程度の塩梅。水気をタップリ湛えた米は正にシットリ。それがダマにならず、しつこくならない程度の油が全体に回り、まとまりを持たせつつ口中ではホクホクと一粒一粒崩れる。タマゴは予め火を入れたものを加えるだけだが、全く違和感なく、チャーシューも味濃いめながらご飯のいいアクセントになっている。
打ち震えながら完食した頃に、あの豚骨臭をプ〜ンと漂わせラーメンがやってきた。
うっすら白濁したスープは正直シャバいが豚骨が確実に炊出されたまろやかなコクで満ち満ちている。やはり基本はホープ軒本舗系の味ながら、豚骨の臭いと味がイイ塩梅に下品に出ているところが、嘗て川越街道から環七に入ってスグの所にあったニューホープ軒を彷彿とさせる。
さらに、中太のポックリした中にネッチリ感もある麺もさることながら、絶品なのがチャーシューで、赤身主体で端で掴んでもホロホロとほろける出来栄え。これが炒飯に入ったいたのか。マズイわけないわ。
半チャンとはいえシッカリ量のあった炒飯にこの豚骨醤油ラーメンでもうお腹いっぱい。幸せを噛み締めつつ、オカミに見送られ店を後にした。これで700円。もう足向けて寝られない!
というわけで、後日チャーハンだけたっぷり堪能したいと再訪してみた。
チャーハン大盛り¥600!
おおっ、結構な盛り! これが全部思い切り食べられると思うと居ても立ってもいられないが、勢いに任せてガッツク。と・・・あれ? 確かにしっとりチャーハンだが、しっとり過ぎてない? スプーンをいくら進めても、印象は変わらず。しっとりというよりベッチャリに近くなっている。
う〜ん、これは米比率が高すぎて炒めきれてない感じか。こういうのたまにあるんだ。これだけ水気の多いご飯だと、半チャーハンくらいが適量なのか。それともたまたまこの日この時のご飯が水気多すぎたのかもしれない。
付け合せのスープはラーメンのスープと一緒で、コチラは変わらずの豚骨臭。いいね〜
ちょっと残念な結果になってしまったが、今度から半チャンラーメンにすればいいんだし、もしくは普通盛りを食べればいいだけのこと。コチラのチャーハンがしっとりの至宝であることに変わりはない。
というわけで、チャーハンはやっぱりしっとりに限る。激ウマシ!! ごっそうさんした〜
←クリック戴けると狂喜します
詳細は、本専用のブログの方で告知をしています。■新刊本誌は、駄菓子屋で供された料理から発展した、もんじゃ・フライ・パンカツ等の駄菓子メシ特集『だがしめし』【詳細】(750+税→¥700送料込)。
刈部山本@ガキ帝国:夏コミ多謝! 新刊通販、受付9/4まで!!
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大番のラーメン自体の味は、吉祥寺のホープ軒本舗【過去記事】を思わせる東京豚骨醤油で、値段の割に何処も豚骨出汁を臭うほどシッカリ出しており、大盛りやモヤシ増しの量がかなりいいので、上板橋駅前の店【過去記事】はここ数年チョイチョイ寄ってる。
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場所は惜しむらくも閉店となった川越街道沿いの深夜町中華まき【過去記事】の近く。東上線上板橋駅南口商店街を真っ直ぐ南下し、先日UPした激渋深夜ラーメン店あおやぎ【過去記事】の先で川越街道を越えるとスグ目に飛び込んでくる、ふた昔前の中華チェーン的な煤けた風合いの眩しさが目を引きつける店がココ、大番桜川店。
東京ラーメン大番 桜川店【食べログ】
★★★★☆ 4.7
所在地:東京都板橋区桜川3-13-10
看板に書かれている、またの名、くっくとは何か。ともあれ店先に掲げられたソソるセットメニューからターゲットを絞りこみ、入店。
店内は激渋という言葉が似合う、蛍光灯に黄色いプラッチックメニューが反射する焦げ茶色の空間。
カウンターのみで、その上には茹で卵が乗っている、昭和の立ち食いそば屋を彷彿とさせる空気が漂っている。
客はオッサン一人の酔客ばかりで、オツマミにチューハイを煽っては帰っていく。そしてもう一つ店内に充満しているのが豚骨臭。かなり臭うぜ〜。ダメな人はダメな獣系の炊きだした臭いは、豚骨好きを陶酔させる。思わず笑みが溢れる。う〜ん、タマラナイ! 外を通り過ぎる女子高生のクセークセーという声が漏れ聞こえる。言ってろ、まだザ◯ガニくせーガキには用のない世界。さっさと失せろw
スレたヤサグレオヤジの心を満たしてくれるのは、沢山あるセットメニューのE、チャーハンセット¥700!
一人で切り盛りする大陸系だろうオカミが威勢よくチャッチャと炒めてくれる半炒飯がまず出来上がる。
駒込の出来合いとはワケが違う、正真正銘の出来たて。盛った瞬間湯気を立てて真ん中から割れてホロける様が実にエロいくらいソソる。
金属のスープンを入れた瞬間、モッチャリと粘度を持って溢れる感じで直感した。そして口に運ぶと確信に変わった。これぞザ・しっとり炒飯だと。
味はシッカリ付いてて、塩コショウも味をグッと引き立てる程度の塩梅。水気をタップリ湛えた米は正にシットリ。それがダマにならず、しつこくならない程度の油が全体に回り、まとまりを持たせつつ口中ではホクホクと一粒一粒崩れる。タマゴは予め火を入れたものを加えるだけだが、全く違和感なく、チャーシューも味濃いめながらご飯のいいアクセントになっている。
打ち震えながら完食した頃に、あの豚骨臭をプ〜ンと漂わせラーメンがやってきた。
うっすら白濁したスープは正直シャバいが豚骨が確実に炊出されたまろやかなコクで満ち満ちている。やはり基本はホープ軒本舗系の味ながら、豚骨の臭いと味がイイ塩梅に下品に出ているところが、嘗て川越街道から環七に入ってスグの所にあったニューホープ軒を彷彿とさせる。
さらに、中太のポックリした中にネッチリ感もある麺もさることながら、絶品なのがチャーシューで、赤身主体で端で掴んでもホロホロとほろける出来栄え。これが炒飯に入ったいたのか。マズイわけないわ。
半チャンとはいえシッカリ量のあった炒飯にこの豚骨醤油ラーメンでもうお腹いっぱい。幸せを噛み締めつつ、オカミに見送られ店を後にした。これで700円。もう足向けて寝られない!
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チャーハン大盛り¥600!
おおっ、結構な盛り! これが全部思い切り食べられると思うと居ても立ってもいられないが、勢いに任せてガッツク。と・・・あれ? 確かにしっとりチャーハンだが、しっとり過ぎてない? スプーンをいくら進めても、印象は変わらず。しっとりというよりベッチャリに近くなっている。
う〜ん、これは米比率が高すぎて炒めきれてない感じか。こういうのたまにあるんだ。これだけ水気の多いご飯だと、半チャーハンくらいが適量なのか。それともたまたまこの日この時のご飯が水気多すぎたのかもしれない。
付け合せのスープはラーメンのスープと一緒で、コチラは変わらずの豚骨臭。いいね〜
ちょっと残念な結果になってしまったが、今度から半チャンラーメンにすればいいんだし、もしくは普通盛りを食べればいいだけのこと。コチラのチャーハンがしっとりの至宝であることに変わりはない。
というわけで、チャーハンはやっぱりしっとりに限る。激ウマシ!! ごっそうさんした〜
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コメント
コメント一覧 (6)
まあ、これがプロにも当てはまるとは思いませんが、大盛りチャーハンはプロでもかなり調理が難しい部類だと思います。
逆に大盛りチャーハンをちゃんと作れるのが、真のプロだと。
まぁここのオカミ、真のプロって感じじゃないですが、こういうヤッツケっぽい店だとブレも味って意味ではマッコトのロープーかもしれませんね(^_^;)
豚骨臭に興味がありいろいろ見ていたらたどり着きました。
どうやって匂いを出しているのかが不思議なんです?
初めて食べた千駄ヶ谷のホープ軒!感動しました!
今では豚骨臭でも何パターンもあることに気が付きました。
この店のようにシャバシャバ系のスープもあればドロドロ系の店。
多少は匂いの違いはあれど、その出し方のテクニックを知りたいです。
もう今では秩父に行ってしまいましたが、巣鴨ラーメンにも感動しました。
秩父まで追いかけて食べた記憶がありますが、2手間程抜いている感がありましたね?
店主に聞いたところ「水が違うから」と返されましたが・・・・
水程度の違いであそこまで変わらないと思います。
辿り着いて下さった上コメントまで、ありがとうございます。
臭いについてですが、一般的に豚骨の下処理で差がでると言われます。
豚骨のチアイ等を丁寧に洗うと、高温で長時間焚きだしても臭いにくく、臭ってもいい香りになるそうです。
逆に下処理が甘いと、キツイ悪臭に近い臭いになるようです。
昔のなんでんかんでんや、今では足立のいっき辺りは前者かと思います。
コチラの大番くっくはどちらかと言うと後者ですが、そんな長時間大量に煮だしているわけではないでしょうし、ちょっとユルくて、少しキツめに臭うくらいのスープも、それはそれで好きですよ。
今の秩父の巣鴨ラーメンは、自分が言った時は昔の巣鴨時代より豚骨がよく出てて臭いも殆どしませんでした。自分が食べたものに関しては抜群に旨かったです。
水で確かに変わる部分ありますが、そんなに大きく影響するとは考えにくいので、たまたまだと思います。面倒くさいから適当に答えただけかもしれませんね(あのご主人ならやりそう^^;)。水で言えば秩父のほうが美味しくなるでしょうし。
秩父の巣鴨らーめん(いとう)はもう6年前くらいの話です。
最近は行って無いので確認してみたいと思います。
巣鴨にあった頃におあの匂いが忘れられません!
和歌山ラーメンまっち棒に背脂降ったら巣鴨ラーメンになりますよね!
あの癖になる匂いの秘密が知りたくて20年余り研究中です・・・
匂いが出るのと出ないのでは全然深みが違います。
また遊びに来ます!宜しくお願いします。
いとうは確かに背脂の中ではスープ自体の豚骨が濃い部類ですね。
まっち棒(特に豪徳寺の晩年)は髄が出まくるほど炊き出して、商店街に臭いぶちまけてましたけど(^_^;)
巣鴨ラーメン、確かにいい香り漂わせてましたけど、あんまり臭った印象は自分はないんですよね。
臭いは特に近隣の苦情が大変なようで、長浜系豚骨でも相当苦労しているらしく、下処理+排気ダクトを屋上まで伸ばすとか、店の裏に回ると臭うとか、色々試行錯誤されてると聞きます。
臭いはどこまでどうか記憶に無いですが、豚骨がよく出てるという点では、上石神井の幸来、光が丘のめんくい(特にめんくいは味的にも似ているかと)あたりが参考になるかもしれないと思いました。
これからも豚骨醤油・背脂は追いかけて行こうと思ってますので、こちらこそ宜しくお願い致します。