ブログネタ
背脂豚骨醤油 に参加中!
ブログ更新滞ってて申し訳ない!
一先ず、冬コミは受かってますんで、告知しておきます。
12/31(木)東“ヘ”37a ガキ帝国
詳しくは追って、拙ミニコミ同人専門ブログで告知しますが、まず配置スペースのお知らせまで。
というわけで、冬新刊はWEBカタログに記載の通り、前代未聞のおバカ企画『世界一使えない閉店したラーメン屋ガイドブック』の予定なので(もしかしたら変わるかも?)、本で取り上げて当ブログ未UPの内に閉店してしまったであろう背脂ラーメンの話をば。
78年当時の物の本によると、千駄ヶ谷ホープ軒【過去記事】はニューホープ軒という屋号で営業していた時期があった。私がラーメンの食べ歩きを始めた90年代にはニューホープ軒を名乗る店が池袋やときわ台等、都内に幾つか見受けられた。
しかし2000年代に突入した辺りからか、魚介系のラーメン店がメディアでも取り上げられ、素材に拘ったシャレた店が話題となるにつれ、人々から忘れられるようにいつの間にか1つ、また1つと店を閉めていった。
知るかぎり、現存する唯一のニューホープ軒が、大塚・帝京大学駅のここだった。だったというのは、どうも閉店したという話なのだ。今の生活圏から離れているため確認に行けてないのだが、どなたかご存じの方、教えてくだされ【※早速情報頂きました!:閉店後近くで再開したそうです。なお、背脂は限定とのこと。行くっきゃ騎士!多謝!!】

さて訪問時のレポートを始めるとしよう。
最寄りの駅名に大塚とあるが、山手線の大塚駅前のホープ軒本舗のことではなく、八王子の方。多摩センター駅から多摩都市モノレールで数駅の場所にある。
駅を降り、幹線道路沿いにモノレールの線路を頭上に見ながら進むと、黄色が煤けたテント看板にニューホープの文字が見えてくる。
外観@ニューホープ
入口@ニューホープ
ニューホープ軒【食べログ】
★★★★☆ 4.8
所在地:東京都八王子市大塚1498-1

店内は横に変則カギ型カウンターが伸び、壁際にもカウンターが数席。厨房には昔気質そうなご主人が一人佇んでいる。自分が食べ歩きを始めた頃によく見かけた、ラーメン屋然とした雰囲気が残っている。券売機で食券を求め、ご主人に手渡す。半端な時間だったので先客は居なかったが、この辺りは駅名からの察せられるように、大学がこぞって郊外にキャンパスを求めたエリア。今は再び都心回帰傾向にあるが、今日の学生もこのカウンターで背中を丸め、ウサを晴らすかのようにラーメンを貪り食っているのだろうか。

そんなことを考えている内に、やってきたラーメン脂多め¥690!
ラーメン脂多め@ニューホープ
おおっ、この透明な油の層に固形背脂がゴロゴロ入るスタイルは正しく千駄ヶ谷ホープ。しかし店内にも充満しているが、丼からも匂い立つややスンと鼻の上を通るような豚骨臭は、以前各所にあったニューホープ軒のそれ。
背脂UP@ニューホープ
スープを飲んでみると、かなりサッパリした粘度の薄いもので、これもニューホープ軒でよく食べたものに近似していた。HPによると「げんこつから一昼夜かけてできるだけとんこつの匂いも消し、関東の人にも味わって頂けるように煮込みました」とあるが、臭いは多少するものの、甘みとまったりとしたコクがあるというより、さっぱりと豚骨らしいダシ感が味わえるといった塩梅に仕上がっている。醤油ダレの色が濃く映るが、しょっぱさはあるものの、醤油自体は強くなく、このスープをいい具合に引き立てている。ゴロッとした背脂の喉越しと甘味がある分、さらに満足度を上げてくれているのかもしれない。
そして自家製という太めの麺がゴワっとしていながらコシもあり、この食べ応えは他のホープにないもの。少しラーメン二郎を彷彿とさせる程で、噛み締めるとシッカリとした味わいがある。
具のチャーシューも厚みの割に食べ応えがあり、モヤシもネギもシャキットしていいアクセントになっている。

決して安いラーメンとはいえないものの、要所要所でしっかりとつくられており、ボリュームもそこそこあるので満足度はあるだろう。特に麺、ここならではのオリジナリティが光っているので、本当に閉店しているとしたら実に勿体無い話だ。あぁ近かったらもっと行ってたのになぁ〜 ホント悔やまれる。

■移転先情報定食・ラーメン りゅう【ラーメンDB】
東京都八王子市大塚495-1 11:30〜22:00 日休
…味噌ラーメン主体で定食や丼物も出す店の様子

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