【ラーメン系譜学】吉祥寺ホープ軒本舗を抜きにして戦後ラーメン史を語るべからず【豚骨醤油の誕生】20170427135914
この度、ホットペッパーのグルメサイト『メシ通』でライターをやることになりまして、ラーメン連載の第1回が先ほど公開されました。
初っ端からホープ軒本舗の創始者、難波二三夫氏のご子息公一さんというレジェンドが登場です。
併せて、以前ホープ軒本舗を端初とする東京豚骨醤油をロードサイド文化という観点でまとめた拙ミニコミ同人誌13年夏号『背脂番付』を電子書籍化しました【Kindle版】。冊子版【Amazon】【委託先一覧】もあります。
二郎系はあまりに有名になりすぎて背脂という括りでは理解されてないと思うが、私にとっては飽くまで背脂豚骨醤油なので、背脂繋がりということで、UPしときやす。

少し前に、練馬大【過去記事】をUPしたが、そういや仕事帰りに高円寺に寄れることに半年ほど前に気づき、あ、高円寺にも大あるじゃん!と思い立ち、寄ってみることに。
高円寺駅南口から真っ直ぐ南に伸びる道路の脇にある。
大入口
大外観
らーめん 大 高円寺店【食べログ】
★★★★☆ 4.7
所在地:東京都杉並区高円寺南4-7-1

ここも厨房のステンレスが眩しい大らしい店舗だが、L字カウンターのみで決して席数が少ないわけではないが、いつも夜中はオニイサン1人でやっていて、小ぢんまりした個人店っぽさがあって、FC系っぽさがニワカに漂う他の大とは違う雰囲気。店員さんの風貌や、夜な夜な集まる男性客を見ると如何にも高円寺って感じが強いが、この店の雰囲気、嫌いじゃない。
練馬大での超個人的失敗から、素直にオーソドックスなモノをと、券売機でプラ食券を求め、冷水機で水を汲み、適当な空いてる席へ。

らーめん(醤油)小ヤサイアブラニンニク¥680!
大醤油横
ヤサイコールはやっぱコレくらいの量だよね。
大醤油上
ヤサイの上にゲル化したコールアブラも堀切二郎譲りらしいし、表面の背脂も結構浮いてて、でも表面だけでそんな重くないから、全体的にバランスよさそう。
というわけで、天地返し、でりゃ!
大醤油UP
おおっ、なんか大にしては麺太くない? 気のせいか。
まず脇からスープをズズッと戴くと、おおっ、見た目醤油ダレ濃そうだが、乳化とまではいかなくとも、結構ダシがしっかり出てて、アブラと相まって、コクバッチシ! これはイイですよ!!
いつものキャラメル麺もコキコキとした適度な硬さで、最初チョッとデフォでもごワット感もある硬さだが、食べてるとスープが馴染んできて、いい感じに柔らかくなる。
ヤサイもそこそこ熱通ってて硬すぎないのが個人的に◯。この量でもコレならアゴがキツくならない。ブタは沈んでて写真に撮れてないが、柔らかいトロトロ気味の赤身で、かなり食べ応えもあって良好。

全体にかなり良くて、ココなら塩に期待できる!と思ったが、スタミナ的にへばってたのでニンニクコールしたのがこの日の敗因。確かにある程度スープの濃さがあるのでニンニクに負けないと思ったが、やはり量が多かった。全体にスグ広がってしまって、殆どニンニクの味しかしなくなってしまった。次は塩でニンニクコールなしだな。

というわけで、この3ヶ月後にトライ!
塩らーめん小ヤサイアブラ¥680+タマネギ¥30!
大塩横
前回玉ネギのトッピングしそこねたので、練馬のリベンジも兼ねて今回は忘れなかった。
ザックリとした大粒のタマネギが見た目にソソる。実際食べてみると、ザクッと小気味いい歯ざわりで、スープに乗っているのでチョット熱も入って、ジューシーさも感じられるが、やはり乗ってるだけだと甘くなるほど熱は入らない。まぁ当然っちゃ当然だが、個人的には全体のバランスがかえって壊れちゃうかなと。
大塩上
そうそう、今回のはブタが上にシッカリとヤサイに凭れかかっていたので、その姿を収めることが出来た。特に大きい気がする。トロトロで、やっぱイイ。最近はどうか知らないが、以前はシーチキンみたいなポソポソのほぐし身みたいのが多かったから、余計に嬉しい。
大塩UP
で、肝心の塩スープだが、やはり大正解! アブラの甘みとの相性がバツグン。塩が立つことなく、まろやかにアブラとダシの適度に出たスープを繋ぎ止めてくれてる。あぁ、これはイイわ〜

今回も適度に満腹になって完食。
【過去記事】に次ぐ、個人的HIT大となった。仕事終わりに寄れるのはあと何回になるかわからないが、ガッツリ行きたい時はまたお世話になります。
ウメェーっす! ごちそうさんっした。

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