こちらで告知するのをスッカリ忘れてましたが(大失敬!)、川口市でトーク&スライドのイベントをさせてもらうことになりました。

イベントの詳細は刈部山本活動ブログまで→【8/30(木)スライドトークショー@川口】
8/30(木)と日にちが迫ってきました。募集もかなり多く一時定員オーバーしたのですが、、大きな会場に変更してもらい、募集定員が増えました。まだ大丈夫です。川口のことをよく知らない方にこそ、昭和〜平成にかけての郊外文化のリアル体験を聞いてほしいので、是非いらして下さい!
直接、川口のサイトからも申込いただけます→【下の方に応募ボタンがあります】
それと、夏新刊の直通販も限定本セットも今月いっぱいまでです!
というわけで、イベントに先駆けて、FM川口で告知的な電話出演を短時間ですがさせて頂いたのですが、その中で川口のオススメということで、埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅と新井宿駅の間にある旧岩槻街道沿いを挙げさせてもらった。

旧道沿いが商店街になっていて、大正から昭和にかけての超ゴージャスな看板建築や蔵、レンガ建築が軒を連ねている。その中にかなり歴史ありそうな和菓子屋を今から5年以上前になるが見つけたので、その時のレポをUPしておきたい。
今川焼きの看板を掲げた甘味処のようなお店で、気になって前を通ると、なんとアイス最中の貼紙が。こういう気取りのない店の昔馴染みのアイス最中に滅法弱い。

田畑菓子舗 ※現在休業中の様子
★★★★★ 5.0
所在地:川口市鳩ヶ谷本町1−3−12【Google】
午後1時〜午後4時くらい
火曜定休
一も二もなく入店すると、簡単なイートイン用の椅子がタイル貼りの三和土にいくつか並べられているだけで、基本テイクアウト店の様子。
店の大半は製造所兼住居で、いい意味で商売っ気がないというか、内と外の境界が曖昧という昔からの家族経営の雰囲気を色濃く残している。先客はご近所と思しきオッサンで、ひとりペロペロとソフトクリームを舐めては店のオジサンとの雑談に花を咲かせている。
その片隅に腰を下ろし、アイス最中¥100を頂く。

味はもちろんバニラ。100円という価格からの想像を超えた大きさで、もなかにも特大と記されている。菊の紋のように象られた形状もイイ。

勢い良くガブリと行かせてもらうと、ガワは案外しっとり系で、歯にくっつきそう。コーン的な香ばしさに乏しく、昔ながらの少々味気ないようなガワで寧ろ自分にはこの方がしっくりくる。この手のガワは店によっては八角のような、線香クサいような臭いがするものもあるが、こちらはクセはない。中のバニラは文字通りのバニラ風味。この手のはシャリシャリと油脂分の低いシャーベットのようなミルクアイスが多いのだが、こちらのはシツコクはないものの、多少粘りのあるバイラアイス。黄色みがかってコクもある。これはこれで十分オイシイ。
大好物に満足したところで、オッサンとのトークに割り込む形で、さり気に歴史のことなど伺ってみた。記憶が定かで無いので申し訳ないが、確か明治3年創業といったか。この辺の店の中ではそんなに古いわけじゃないというから昭和3年かもしれない。それでも近隣の明治や江戸期の建築の話を聞かせてくれたので、明治でも強ち可笑しくはない。
創業30年ほどでも老舗と呼ばれる昨今、それくらいこの界隈は古くから今にかけて続く商売や建造物が多いということだ。また言うが、それが保存運動にお金かけるでもなく、昔と同じ素知らぬ顔で続いているというのが本当に素敵。
イベントは再開発著しいJR京浜東北線の川口駅前だから、甘太郎焼きくらいしか歴史を忍ばせるものはないが、浦和美園にサッカー観戦の前にでも散策がてら寄り道されると面白い発見があるかも。
いやはや、店も味も超スバラシイ!! こういうのだよ、ふと食べたくなるのって。ウマウマウマシ!!! ごちそう様です!
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イベントの詳細は刈部山本活動ブログまで→【8/30(木)スライドトークショー@川口】
8/30(木)と日にちが迫ってきました。募集もかなり多く一時定員オーバーしたのですが、、大きな会場に変更してもらい、募集定員が増えました。まだ大丈夫です。川口のことをよく知らない方にこそ、昭和〜平成にかけての郊外文化のリアル体験を聞いてほしいので、是非いらして下さい!
直接、川口のサイトからも申込いただけます→【下の方に応募ボタンがあります】
それと、夏新刊の直通販も限定本セットも今月いっぱいまでです!
オフセット新刊は『裏板橋メシ屋道中記・東地区篇』【詳細ページ】。昨今多い板橋のムックやガイドブック。それらに載らない、載せられない?どローカル飲食店を巡る「裏板橋本」。
限定本は、昨年秋の再販『神保町ドキドキパニック』、拙文庫のAmazon購入特典PDFの冊子版。
というわけで、イベントに先駆けて、FM川口で告知的な電話出演を短時間ですがさせて頂いたのですが、その中で川口のオススメということで、埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅と新井宿駅の間にある旧岩槻街道沿いを挙げさせてもらった。

旧道沿いが商店街になっていて、大正から昭和にかけての超ゴージャスな看板建築や蔵、レンガ建築が軒を連ねている。その中にかなり歴史ありそうな和菓子屋を今から5年以上前になるが見つけたので、その時のレポをUPしておきたい。
今川焼きの看板を掲げた甘味処のようなお店で、気になって前を通ると、なんとアイス最中の貼紙が。こういう気取りのない店の昔馴染みのアイス最中に滅法弱い。

田畑菓子舗 ※現在休業中の様子
★★★★★ 5.0
所在地:川口市鳩ヶ谷本町1−3−12【Google】
午後1時〜午後4時くらい
火曜定休
一も二もなく入店すると、簡単なイートイン用の椅子がタイル貼りの三和土にいくつか並べられているだけで、基本テイクアウト店の様子。
店の大半は製造所兼住居で、いい意味で商売っ気がないというか、内と外の境界が曖昧という昔からの家族経営の雰囲気を色濃く残している。先客はご近所と思しきオッサンで、ひとりペロペロとソフトクリームを舐めては店のオジサンとの雑談に花を咲かせている。
その片隅に腰を下ろし、アイス最中¥100を頂く。

味はもちろんバニラ。100円という価格からの想像を超えた大きさで、もなかにも特大と記されている。菊の紋のように象られた形状もイイ。

勢い良くガブリと行かせてもらうと、ガワは案外しっとり系で、歯にくっつきそう。コーン的な香ばしさに乏しく、昔ながらの少々味気ないようなガワで寧ろ自分にはこの方がしっくりくる。この手のガワは店によっては八角のような、線香クサいような臭いがするものもあるが、こちらはクセはない。中のバニラは文字通りのバニラ風味。この手のはシャリシャリと油脂分の低いシャーベットのようなミルクアイスが多いのだが、こちらのはシツコクはないものの、多少粘りのあるバイラアイス。黄色みがかってコクもある。これはこれで十分オイシイ。
大好物に満足したところで、オッサンとのトークに割り込む形で、さり気に歴史のことなど伺ってみた。記憶が定かで無いので申し訳ないが、確か明治3年創業といったか。この辺の店の中ではそんなに古いわけじゃないというから昭和3年かもしれない。それでも近隣の明治や江戸期の建築の話を聞かせてくれたので、明治でも強ち可笑しくはない。
創業30年ほどでも老舗と呼ばれる昨今、それくらいこの界隈は古くから今にかけて続く商売や建造物が多いということだ。また言うが、それが保存運動にお金かけるでもなく、昔と同じ素知らぬ顔で続いているというのが本当に素敵。
イベントは再開発著しいJR京浜東北線の川口駅前だから、甘太郎焼きくらいしか歴史を忍ばせるものはないが、浦和美園にサッカー観戦の前にでも散策がてら寄り道されると面白い発見があるかも。
いやはや、店も味も超スバラシイ!! こういうのだよ、ふと食べたくなるのって。ウマウマウマシ!!! ごちそう様です!

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