というわけで、紹介がてら掲載店を一つUPしておきますか。●夏コミ新刊限定セット直通販終了、ありがとうございました!
『裏板橋メシ屋道中記・西地区篇』
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東武東上線下赤塚駅。小駅ながら周辺に商店が密集する駅前らしい風景が広がっている。
これまで当ブログでも、じょっぱり【過去記事】や北海道ラーメン【過去記事】など錚々たる名店をレポさせてもらってきたが、こんな業の深さを感じさせる店々に混ざってキラリ輝きを放つのが、南口ロータリーから川越街道へ向かう道の途中にある、とんかつのなみま!

とんかつのなみま【食べログ】 ★★★★☆ 4.8
所在地:板橋区赤塚新町1-21-10
間口が狭いながら店内の明かりが溢れ良さげなキッチンの雰囲気が垣間見れる入口。
外の黒板にはメンチとチキンカツとコロッケの3点盛りのAランチが790円とかアホみたいな価格で掲示されている。前に何度か前を通っていて、いつも食後で泣く泣くスルーしていたが、改めて店の前に来ると、店名が「なみま」というのに気づいた。ずっと「まなみ」だと思っていた。

店内は白を貴重とした飾り気のないシンプルな空間。創業は1975年らしいが、同い年か。その白い壁にはなにやらナンバリングされたメニューの組み合わせがドバーっと貼られている。

(画像が見にくいので、食べログの【メニューページ】を参照をば)
118番のヒレカツ定食が定番らしいが、定番まで117個もめにゅーがあるのか?
聞くところによると、番号は全てあるわけではなく、マスターがゴロで決めているとのこと。メンチカツとコロッケの定食は17番で、よくばり定食は300番台とかなりインフレを起こしているが、ここは外にあったAランチいってみよう!
女将さんに注文を告げると、透明なアクリル板の奥でマスターが調理を始めた。この板は油の飛び跳ねを客から防ぐものだろう。たまに洋食屋で遭遇するね。心地よい油の爆ぜる音がして、それをBGMに待つことしばし。
Aランチ¥790!

おおっ、これはかなり焦げ茶色にハードに揚がってるじゃないですか! これこれ、これくらいガリッと揚げてくれるのが好みなんですわ。見ただけでアガるね(揚げ物だけに)。

にしても3種盛りのはずが明らかに4個以上あるじゃないですか。この辺のアバウトさというサービス精神はさすがの板橋。

で、チキンカツからガリッといっちゃいやすと、これが思った通りの揚がり加減。外は口が切れるかってくらいアツアツのザクザクで、中はホンワリ湯気が立ち、ジューシーさと旨みを閉じ込めている。メンチは肉汁が出すぎるとわざとらしいが、油気と水気を閉じ込める程度の感じが重要なのよ。
チキンとメンチは肉々しさ爆発で満足度MAXなのは言わずもがな。コロッケは完全にイモ派なのだが、クリームはクリームでもこれはただ熱いだけの汁じゃなくて、クリーミーさと適度なトロミと旨みもあって、これはこれでアリ。オマケのチキンも嬉しい。
ご飯も瑞々しいし、定番の白味噌の味噌汁飲んだらもう満腹。
これはトンカツとか色々食べたくなるが、ヘビーではあるので、飲みがてら数人でシェアするのがいいのかもしれない。そんな日を夢見ることが出来る一皿だった。
いやはやまだまだあるね〜下赤塚に地元民御用達店が。スバラシイ街! ウマシウマシ!! ごちそうさまでした〜

コメント
コメント一覧 (2)
そして店のオバちゃんのインパクトもスゴい
刈部山本
が
しました
敢えて書きませんでしたが、あのオバちゃんは一度見たら忘れられませんね〜
刈部山本
が
しました