コミケはないけど夏新刊を発行することにしやした。というわけで、新刊に収めきれなかった中から、ふじみ野で今年ドハマリした武蔵野うどんをば。
題して、『ラーメンショップvs武蔵野うどん路線バスの旅』【内容詳細】!!
クラウドファンディングにご協力頂き、なんとか発行させて頂いたラーショバス旅。その第2弾は、武蔵野うどんも食べながら、東上線沿線の廃線を巡り、吉見百穴のある東松山を目指すという、要素詰め込み過ぎの頭悪すぎる無謀企画。
初売りは今週末、8/15(日)中野サンプラザにて行われる資料性博覧会14となります。
『ザ・閉店3』はイベント持ち込み初となりますし、そのほか珈琲本2や板橋本東西両篇など既刊取り揃えてお待ちしております。
ふじみ野駅西口は緑豊かで整然とした郊外の計画都市。
一見、よくあるチェーンしかなさそうな何処にでもある駅前っぽいが、チェーンと言ってもジャンクガレッジ、埼玉ローカルファミレスの馬車道、餃子の王将のロードサイド店と、個人的にかなり嬉しいラインナップ。
そして、なんといっても岡ちゃんラーメン!
さらに、地グルメの武蔵野うどんがあるというのが引きが強すぎる。
だが、武蔵野うどんの店は昼のみ営業が多く、ご近所でないとなかなか行きづらい。
こちらのお店もご多分に漏れず、15時で閉店。閉まっている店先を通っては、屋根にある「うどん」の文字をうらめしく眺めていた。

だが、この日こそはと早起きして(といっても一般的には十分遅起きが)、13時過ぎに入店できた。

徳一うどん【食べログ】 ★★★★★★★★★★ スクウェアうどんと地の野菜に
所在地:富士見市ふじみ野西4-1-2

外の貼紙にはテイクアウトのうどん弁当や季節のきのこ天ぷらなんて文字が踊っている。

家庭的な雰囲気かと思いきや、入るとかなり広い空間が広がっていた。真ん中に大きなテーブルがあり、一人客はそこに感覚を空けて座る。窓際には小上がりが並び、トータルで相当な席数がありそう。

案内してくれる若そうな女性店員はフロアに複数人いて、家族経営っぽさはないが、ファミレスのようなマニュアル接客でもない。大きめの武蔵野うどん店ではよく見る感じ。こういうのが郊外では流行りなのかな。

席について注文。うどんは中盛り600gにした。並350gと悩んだが、この分量だと茹でた後のグラム数と判断。300gのつけ麺だったらややシンドいが、うどんだとそれくらいは食べられるだろう。
と思ったが、出てきたそれは、大きなザルにドーン!だった。
肉汁うどん中¥940!

肉汁のお椀も大きいが、うどんはこれまで見た中でも最上位クラスの太さ。これはかなりの格闘を強いられるか。
まずはうどんを単体で頂く。

断面はスクウェアって感じの真四角具合で、ややグレーががっているが透明感がある。食べてみるとイカそうめんかってくらいの弾力とサクッとした歯ざわりが混在した感じで、ゴワゴワの武蔵野うどんよりも若干加水率が高く、讃岐うどん要素もある。なんにしてもこれ、めちゃめちゃ旨いんですけど。

肉汁はオーソドックスな甘辛い味付けで、豚肉もネギも適度にクタってるのがたくさん入ってて、モロ好みのやつ。うどんはこの肉汁につけても旨いのだが、うどん単体がもう旨すぎるので、半分はつけないで食べてしまった。

残った肉汁はゆで湯がポットで卓上にあるので、割って飲める。

これは単純に汁が薄くなって飲みやすくなる感じで、飲み干して完食。
600gはユトリをもって食べきったが、この後、真名井の湯に行くまでの間に腹が張ってきて、歩くのが少々キツくなった。
でも、こんなうどんに巡り会えたんだから、早起きして来た甲斐があったってもんよー。
というわけで後日、季節の天ぷら目当てに、そんなに日を開けずにまた行ってしまった。好物と知れれば、自然と体が動くってもんよ。
4/2、れんこん天300円を頂く。

これが瑞々しくて甘い!! れんこんというとネバネバで、揚げたら身がぐちゃぐちゃになってしまいそうだが、これがもうシャッキシャキなまま。

噛んでいると最後の方に粘りが出てくる感じ。
4/23は、前回期になって狙っていた長いも天200円

これまたれんこん以上に、超サックサク!!

さつまいも天のような見た目ながら、噛むと柔らかい筋感がある正真正銘の長芋。これまで食べた中で一番ハマったかも。
注文後、そら豆の塩ゆでがあるのに気づいてプチ後悔したが、この長芋が食えたから無問題。
というわけで、5/21はそら豆の塩ゆで狙いで行ったが、既に提供が終わっていたなんて!!
仕方ない、再び長いも天。そしてまたも注文後に夏メニューを発見。

アスパラ天にするんだった。。。
これ以降、ラーショと他の武蔵野うどん巡りで3ヶ月ほどご無沙汰している。夏メニューも終わりかねないので、近々伺うとしよう。
というわけで、地うどんの店は野菜天を付けるに限るね。ホントこれだけは都心にいると忘れてしまう感覚。超大事にしたいほど、ウマウマウマシ!!! ごちそうさんです!!

コメント