カテゴリ: パン・惣菜・TakeOut

コミケ受かりました!けど・・・
5/4(祝月)南3 メ-17a ガキ帝国@東京ビッグサイト【コミケットWEB】C98カラーweb
詳細は→【サークルブログ】まで。
…当落発表時は、とりあえず開催する方向で動いているという話でしたが、ここに来て、延期か中止かも!?という色合いが強くなってるみたいです。そもそもビッグサイトが貸してくれるのかという問題がありそうですが、状況を見て判断がくだされるそうなので、待つしかないですね。
新刊は宣告通り、コーヒー本の2を出す予定です。コミケが開催されれば無論出すのですが、中止の場合はGWの資料性か、夏のなにかのイベントで出すかもしれませんし、冬新刊にするか未定です。
というわけで、近年稀に見る程に好評だったコーヒー本1で書ききれなかったネタと、コーヒーに絡んだ話に触れおきます。

ベックスコーヒーでは、この価格帯のコーヒーショップにしては珍しく、ブレンドに深煎りが選べると書いた。
で、実際どんなコーヒーが出てくるかまでは書くスペースがなかったのだが、飲んだのはだいぶ前のことで余りよく覚えていなかった。文脈上、味について触れる箇所ではなかったのでそのままにしていたが、どんなコーヒーだったか飲んでおこうと、今年に入って巣鴨店に行ってきた。

外観
ベックスコーヒーショップ 巣鴨店【食べログ】 ★保留
所在地:東京都豊島区巣鴨1-16-1
公式サイト:BECK'S COFFEE SHOP 巣鴨店

JRの巣鴨駅から南側に出て、小さい橋を渡ったスグのところにある店舗。ベックスというと駅構内にあるイメージが強いので、駅舎から独立しているととても珍しく映る。
店内は天井が高く明るい。席はゆったり目で、椅子のソファーも大きく、席が広めのベローチェに似たタイプ。
まずカウンターで注文し、少々時間が経って珈琲が出来上がると、それをもって開いてる席を探す。意外と奥に長く、思ったよりゆっくりできそうな作り。完全に区切られた喫煙スペースがあり、その手前でノーパソいじってるリーマンの隣に腰掛ける。

深煎りコーヒーS¥250+税。
深入りコーヒー
Sでも底がスボまってないマグカップに入ってて、180mlはありそう。
Mだけ太字で色も違うので、M頼めよという圧に屈しそうになるが、Sにして正解だった。
メニュー
スタバもそうだが、こういうところはMの量が半端なく多いのだ。ただ反面、サンマルクカフェはそもそも量が少ないのだけど、Mをデフォにしてて、ショッピングモールなど店舗によってはSを置いてないところもある。はなまるでかけがない店舗みたいな感じ。あんま好きな商売方法ではないが、しょうがないのかなとも思う。
ともあれ深煎り。出てきた瞬間、やっちまったな!とクールポコよろしく思ってしまったが、出たよ、粉粉マッシーンの泡泡珈琲。
上から
サンマルクもそうなんだけど、この価格帯のチェーンでコレやられるとイタイ。どうしてもエスプレッソのマシーンとは別に出してるドトールやベローチェ、マックもそうだけど、そういうのと比べてしまう。
コンビニ珈琲でもそうで、セブンのは違うけど、ローソンやファミマとかだと泡泡なんだよな。一度地雷を踏むと、コンビニコーヒー飲む時はセブンを探してしまう。
記憶が曖昧どころか全く覚えてないレベルだったが頼んだものは仕方ない。飲んでみると、これが粉粉マッシーンにしては、渋さや苦みより、酸味系の爽やかな果実香のような香味を感じる。深煎りでなかなかこの手の味を感じられることはレアだし、ましてや粉粉マッシーンで感じられるとは驚きだ。
レインフォレスト・アライアンスの認証を受けた(熱帯雨林の環境保全に取り組んでる農園の)コーヒー豆を使っているところは、スペシャルティ(最高品質豆)率が高いので、こうした味になる確率も高いが、深煎り珈琲はレインフォレスト・アライアンス認証じゃない豆なのに、こういう味がするというのが不思議だ(認証受けてないだけで同レベルの豆を入れてるということだろうか)。

でもやっぱ、食感が粉っぽいのは頂けない。せっかくの味をザラつきが邪魔をしている。
つかこれ、深煎り?
普通のブレンドと飲み比べる必要があるだろうが、深煎りと聞いてイメージされる濃さや甘みは感じない。通常のブレンドと比較して深めということかもしれないが、そうとは知らず深煎りを求めて注文する人はこれじゃ納得しないよなぁ。
ということは、もう1度行って、通常のブレンドを頼まないといけないわけだが、分かってて泡泡珈琲飲むのは嫌ぜよ。


気づいたら長々書いてしまったが、珈琲ついでに触れておきたいことがもう1つあったのだ。
正月明けてスグ辺りか、たまたまスーパーのアイス売場を通りかかった時のこと。
普段アイスなど食べないのだが、その時ふとあるカップアイスに目が止まった。その名はレディーボーデン!

レディーボーデン【公式サイト】 ★★★★★★★★★★ ウマすぎ!

レディーボーデンといえば、子供時分の超贅沢ブランド。今見るとそんな大きくないが、子供にとってはバケツくらいの大きさに映ったわけで、それを♪れでぃ〜ぼぉ〜でん♪と歌いながら、スプーンで直で掬って食べるのが夢だった。

結局、一人暮らししてもその夢を叶えることはなかったのだが(その頃にはレディーボーデンはあまり見かけなくなっていた。もう1つの贅沢アイス、ビエネッタ【公式サイト|ミドルエッジ】の一人食いはしたかもしれない)、今でもレディーボーデンはハーゲンダッツより高級で贅沢なアイスとして脳内に刻み込まれている。

▲ビエネッタのCMもヤラレタ!

この数年、レディーボーデンがスーパーなどで見かけるようになったのは知っていたが、アレがないので手を出さないでいた。アレとは、そう、コーヒー味。
昔はコーヒー味のアイスというのが結構あり、宝石箱など大人っぽく高級っぽく見える商品は大人への憧れとして、子供向けの菓子などでよく採用されるデザインだった。
コーヒー=苦いという大人味が子供の背伸びしたい欲望を満たすのか、コーヒーカップを象った容器に入ったコーヒーアイス(雪印ブレンドコーヒーというらしい【参照サイト】。この辺はアイスマン福留さんの本に載っている)。
日本アイスクロニクル (タツミムック)
アイスマン福留
辰巳出版
2019-08-05

これが子供の頃兄弟揃って大好きで、ライオネスコーヒーキャンディーとともに、買ってもらえる菓子の最上級品だった。
コーヒーカップのアイスとレディーボーデンのコーヒー味は味が似ていて、ほろ苦さとミルクのコク・甘みが絡み合った味わいは今でも忘れられない。
40年近い年月を経て、それが目の前に現れたら、どう思うだろうか?
買うっきゃ騎士(ないと)でしょ!!

上から
ハーゲンダッツみたいなミニカップで、まさしく、あの頃のバケツをそのまま小さくした感じ。わかってるじゃん!
レディーボーデン
蓋を開けると・・・あぁ、この色!
アイス中身
で、さっそくいただくと、乳の粘りがあったあと、若干のシャリが来て、舌の上で溶けていくと、さらなる粘りが来て、甘みとコクと香ばしさが感じられてくる。あぁ、これよ、これ。はっきりと味を覚えている。ベックスとは大違いだ。自分の記憶力が気持ち悪くさえ思えてくる。
データ
カップに書かれたデータを見ると、昔はラクトアイスと書かれていた気がするが、中身や配合が違うのか、表記の基準が変わったのか。ともあれ乳脂肪分が13%と結構あるのに、100円ちょっとというのは嬉しい。
ちなみにハーゲンダッツは15%。ハーゲンダッツ高いのは動物性の乳脂肪分が多いからで、スーパーで生クリームを買うと、乳脂肪分が高いほど値段も高くなるのと一緒。でもレディーボーデンは13%なのにこの値段とは、さすが!
ダイエットとかいう人がハーゲンダッツを買うのを見るとどうかと思う。日頃の食事制限する前にハーゲンダッツ辞めたほうが効率いいと思うよ。味わいがリッチとか濃厚っていうのは、脂が多いからだから。ペヤングが背脂MAXって言ってるのとあんま変わんない。

話が逸れたが、また最近になって、このレディーボーデンのコーヒー味というか、ミニカップ自体を見かけなくなった気がする(公式サイトを見ると【ラインナップ】レギュラー販売されてるみたい)。なんにしてもどこぞのブランドイメージに騙されず、こういうもんをもっと置いてほしいと思うのだけどなぁ。

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「ロードサイドの昭和グルメ遺産をゆく」
という連載をfavyで新たにさせてもらうことになりました。

既に第1回は公開されており、
入口
昭和遺産“自販機グルメ”!
埼玉・行田市『鉄剣タロー』のじんわり旨い自販機バーガー


スグに、第2回も続いて公開されました。
入口
昭和遺産“自販機グルメ”2!
埼玉『オートパーラー上尾』謹製の深みが良きうどん


…これまでも書籍やブログでロードサイドのドライブイン系は取り上げてきましたが、それらにプラスして新記事も今後どんどん月2くらいのペースでUPしていきますので、お楽しみにしてもらえたら嬉しいッス。

ちなみに、グルメサイトRettyがサービスを終了したため、連載を終了することとなりました。
これまでの記事は閲覧できますので、当ブログのカテゴリーは当面そのままにしておきます。
Rettyグルメニュース「ロードサイド探訪記」
これまでお読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

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こちらで告知するのをスッカリ忘れてましたが(大失敬!)、川口市でトーク&スライドのイベントをさせてもらうことになりました。

イベントの詳細は刈部山本活動ブログまで→【8/30(木)スライドトークショー@川口】
8/30(木)と日にちが迫ってきました。募集もかなり多く一時定員オーバーしたのですが、、大きな会場に変更してもらい、募集定員が増えました。まだ大丈夫です。川口のことをよく知らない方にこそ、昭和〜平成にかけての郊外文化のリアル体験を聞いてほしいので、是非いらして下さい!
直接、川口のサイトからも申込いただけます→【下の方に応募ボタンがあります】

それと、夏新刊の直通販も限定本セットも今月いっぱいまでです!
uraita1hyoshiオフセット新刊は『裏板橋メシ屋道中記・東地区篇』【詳細ページ】。昨今多い板橋のムックやガイドブック。それらに載らない、載せられない?どローカル飲食店を巡る「裏板橋本」。
限定本は、昨年秋の再販『神保町ドキドキパニック』、拙文庫のAmazon購入特典PDFの冊子版。

というわけで、イベントに先駆けて、FM川口で告知的な電話出演を短時間ですがさせて頂いたのですが、その中で川口のオススメということで、埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅と新井宿駅の間にある旧岩槻街道沿いを挙げさせてもらった。
新井宿
旧道沿いが商店街になっていて、大正から昭和にかけての超ゴージャスな看板建築や蔵、レンガ建築が軒を連ねている。その中にかなり歴史ありそうな和菓子屋を今から5年以上前になるが見つけたので、その時のレポをUPしておきたい。

今川焼きの看板を掲げた甘味処のようなお店で、気になって前を通ると、なんとアイス最中の貼紙が。こういう気取りのない店の昔馴染みのアイス最中に滅法弱い。

田畑菓子舗外観
田畑菓子舗 ※現在休業中の様子
★★★★★ 5.0
所在地:川口市鳩ヶ谷本町1−3−12【Google】
午後1時〜午後4時くらい
火曜定休

一も二もなく入店すると、簡単なイートイン用の椅子がタイル貼りの三和土にいくつか並べられているだけで、基本テイクアウト店の様子。
店の大半は製造所兼住居で、いい意味で商売っ気がないというか、内と外の境界が曖昧という昔からの家族経営の雰囲気を色濃く残している。先客はご近所と思しきオッサンで、ひとりペロペロとソフトクリームを舐めては店のオジサンとの雑談に花を咲かせている。

その片隅に腰を下ろし、アイス最中¥100を頂く。
アイスモナカ
味はもちろんバニラ。100円という価格からの想像を超えた大きさで、もなかにも特大と記されている。菊の紋のように象られた形状もイイ。
アイスモナカUP
勢い良くガブリと行かせてもらうと、ガワは案外しっとり系で、歯にくっつきそう。コーン的な香ばしさに乏しく、昔ながらの少々味気ないようなガワで寧ろ自分にはこの方がしっくりくる。この手のガワは店によっては八角のような、線香クサいような臭いがするものもあるが、こちらはクセはない。中のバニラは文字通りのバニラ風味。この手のはシャリシャリと油脂分の低いシャーベットのようなミルクアイスが多いのだが、こちらのはシツコクはないものの、多少粘りのあるバイラアイス。黄色みがかってコクもある。これはこれで十分オイシイ。

大好物に満足したところで、オッサンとのトークに割り込む形で、さり気に歴史のことなど伺ってみた。記憶が定かで無いので申し訳ないが、確か明治3年創業といったか。この辺の店の中ではそんなに古いわけじゃないというから昭和3年かもしれない。それでも近隣の明治や江戸期の建築の話を聞かせてくれたので、明治でも強ち可笑しくはない。
創業30年ほどでも老舗と呼ばれる昨今、それくらいこの界隈は古くから今にかけて続く商売や建造物が多いということだ。また言うが、それが保存運動にお金かけるでもなく、昔と同じ素知らぬ顔で続いているというのが本当に素敵。
イベントは再開発著しいJR京浜東北線の川口駅前だから、甘太郎焼きくらいしか歴史を忍ばせるものはないが、浦和美園にサッカー観戦の前にでも散策がてら寄り道されると面白い発見があるかも。
いやはや、店も味も超スバラシイ!! こういうのだよ、ふと食べたくなるのって。ウマウマウマシ!!! ごちそう様です!

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直前で申し訳ないが、4/20(金)19時〜 bayfmで放送している「金つぶ」という番組に出演します。
金つぶ - bayfm 小島嵩弘・山崎怜奈「金曜つぶやきショー」【公式ブログ】
「食堂」がテーマだそうで、19:20頃から30分ほど、大衆食堂についてお話させて頂きます。よかったら聴いてやって下さい。
板橋マニア表紙前回に続き、板橋区公式ガイド本『板橋マニア』【Amazon】【板橋区のお知らせ】のグルメページに、訳あって掲載を控えた店のレポを。

都営三田線の本蓮沼と板橋本町の中間くらい、現在の中山道(国道17号)から脇に入ったところに、イナリ通り商店街というこれまた短い路地が存在する。この100mもないような商店街が実に自分的には高濃度地帯と化している。いやホント凄い。
17号から逸れてスグは小規模個人商店が並ぶよくある光景ながら、町中華・洋食(銀月【過去記事】)・肉屋・喫茶店と卒ないラインナップで早速ソソラれる。
外観
ホームベーカリー木村屋【食べログ】
★★★★★ 5.0
所在地:東京都板橋区宮本町16-8

その中でも、どうしても町パン好きとしては木村屋に刮目してしまうのだ。

通りから見える、大きなガラス張りから覗く店内はかなり昭和からの度合いが強そうな町パン具合が伺える。
外から店内
中に入るとやっぱりな空間が広がる。
店内
陳列された調理パンの数々は、正しく昭和の正統パン。
ショーケース
(クリックで拡大画像が別ウィンドウで開きます)
ある一定以上の年齢の方ならテンション上がらずにはいられないだろう。

18時以降は値引きとあって(大抵が100円程度となる)、これまで何度か利用させてもらっているのだが、とりわけお気に入りなのがカレーパン¥150!
カレーパン
少々お高めだが、平べったいビッグサイズで実に食べ応えがある。揚げ自体はそんなにハードではなく、生地はややしっとりと粘り気のある程だが、食べ応えは量だけでなくカレー自体にある。
カレーパン中身
色味が濃く、黒いほどで、日本の家庭的な粉っぽいものでも、インドっぽいスパイシーさでもない。脂がややコッテリとしたコクの強いもので(カレー好きにはデリーでいうコルマに近いといえば分かりやすいか)、野菜もゴロッと入ってるのだが、肉が挽き肉ではなく豚と思しきブロックが小さいながらも塊で入ってて、これが甘みがあって非常にリッチな味にしている。
こういうカレーパンはあまりないのではないのだろうか。強いて言えば、元祖カトレア【過去記事】のタイプ。

カレーパン以外にも甘みのある菓子パン系もパン自体がしっかりモッチリしたヘビー級でパン自体の甘みもバッチシ。
パン
ソーセージなどが入るドッグ系、ハンバーグサンドなども具も手作りだしパンもしっかりで、18時以降のタイムサービスに頂くのが申し訳なくなるほど。

パンの仕事も素晴らしいのだが、それくらいスバラシイのは内装。目黒雅叙園かと思ってしまうほどゴージャス。
お店のマダムに少々お話を伺うと、こうした調度に興味ある人間が現れて喜んでもらえたのか、聞かずとも色々とお話し下さった。
現在二代目で、以前は別の場所でされていたそうだが、こちらに来てからも相当経つという。とにかく設備はしっかりしたものをと揃えた結果で、京都の銭湯を彷彿とさせる細かな衣装の焼き物のタイルが埋めこまれている。
タイル
ショーケースに据え付けられた手摺りのようなバーには石膏像のような半身人型が。
手摺り彫刻
天井は貝が埋めこまれ、目立たないところにも必ず意匠が施されている。
貝の天井
外壁の柱のタイルの模様も細かい。
外柱
本当は外の庇部分も青いタイルが並んでいたそうだが、老朽化して落ちてくるといけないとシンプルなよくあるサイディング的なものに変えたという。施工は震災前だそうで、大きな被害にならずよかったかもしれない。

内装は、こうした凝ったものは今は造られない。パンも今現在開店するものはこうした方向とは違ったベクトルを向いている。パンも店も、非常に貴重な存在になっている。ここも現役であるうちに味わっておきたい。
つい最近まで、近くにあるスパディオ来る途中、小腹が空くと立ち寄っていたのだが、『板橋マニア』に掲載のお願いに某ロザリー嬢が伺ったところ、そう遠くない将来に店を閉める予定ということで、今回は見送らせて頂くことにした。
というわけなので、町パン好きは是非一度は行っておくべき店かと。いやもう最幸最幸! バリウマシ!!! ごっそうさんです。

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5

今回はようやっと正月話の最終章!

1/3の昼に赤羽で同い年の旧友と待ち合わせ。ここから佐野厄除け大師へ、宇都宮線を乗り継いで向かうことに。
過去にもUPしたが、一昨年の本厄【過去記事】、昨年の後厄【過去記事】と2年続けて佐野厄除け大師で厄除け祈願をした。今年は無事厄も抜け、昨年の古札を納めに行くことに。これで暫くは佐野に行くこともないだろう。

久喜で東武伊勢崎線で乗り換えるが、乗り継ぎに30分近くあるので、初めて久喜の駅前の風景も見ておこうと改札外へ。西口に出ると、デッキで商業施設に繋がっている。そこに珈琲OBがあるので、一休みしていくべと入ることに。
OB外観
珈琲屋 OB 久喜店【食べログ】
★★★★☆ 4.3
埼玉県久喜市久喜中央1-1-20 クッキープラザ 2F
公式サイト:http://coffee-ob.com/kuki/

OBは以前八潮店に行ってるが【過去記事】、久喜店はフルサービスではなく簡易セルフ店で、珈琲(自家焙煎OBブレンドコーヒー)の量も常識的だった。
珈琲+チーズトースト
チーズトーストも普通サイズで、チョット休憩に寄るには丁度いいのだが、やはりマジなヤツを食べているから、どうにも物足りなさを感じる。
とはいえ、この内容で、どっちも200円というのは脅威だ。店内はログハウス調なのは何処も変わらないが、客層はほぼ1人客で、皆読書やスマホ、ノーパソに勤しんでいる。とても静かで、作業して過ごすにはサイコーかもしれない。

駅に戻って伊勢崎線へ。館林で佐野線に乗り換えて、佐野市駅で下車。
厄除け大師へ入る前に、佐野ラーメンのほりこしで昼食。前回厄除け後に立ち寄ったら閉まってたので、今回は先に寄ることに。
外
中華そば ほりこし【食べログ】
★★★★★ 5.0
栃木県佐野市金井上町2248-3

そしたら、なんと外待ち。スグに食べられたけど。味の詳細は一昨年のレポに譲るとして、初回ほどの感動はなくも、寒い日に啜る温かいラーメンはやっぱ染みますわ〜
佐野ラーメン
今回もお店の方からお年賀を頂き、厄除け大師で古札を納める。
賽銭は自販機形式になっていて、10円から券売機で購入する。最先端というより、観光地の記念メダル的キッチュさがあっていい。さすがオートスナックが残るエリアだけある。

昨年は帰りに温泉によって帰ったが、今年は私の生まれ育った川口へ直行。嘗ての同級生とるーぱんで待ち合わせすることになっているのだ。
最寄りだった西川口の隣の蕨駅で下車。北口から歩くこと数分、節電か知らんが相変わらずやってんだかわからないほど暗く照明を落として営業する姿が見えた。
るーぱん外観
るーぱん 蕨西口店【食べログ】
★★★★☆ 4.5
埼玉県蕨市中央3-5-1
公式サイト:http://www.ru-pan.com

るーぱんは埼玉を中心に展開するピザのローカルチェーン。デリバリーとか流行る前からやっていて、ワンコインちょっとで食べられるピザから、盛りのいいパスタ、チキンバスケットやハンバーグ、ドリンクバー、アルコールに至るまで格安で楽しめる。サイゼリアがここまで広まる前から埼玉で根付いていた。
るーぱんサンプルケース
前金制で、入口のカウンターで注文する。来るのは正月くらいなので普段は知らないが、店員のおねえさんがほぼ1オペ状態でこの日もテンパってた。一応、奥の厨房に調理人が一人いるのだが、これが安さの秘密だろうとはいえ、気の毒になる。
るーぱん店内様子
店内はやや薄暗いがファミレスチックなソファーのテーブル席が10卓はあるかな。レジで渡された番号札を席においておくと、先ほどのテンパったおねえさんが品を持ってきてくれる。
メニュー
卓上にもメニューがあるが、追加の際はまた入口カウンターで注文する。

入口カウンターで家族連れの渋滞が出来ていたので、ピザが焼けてもなかなか持ってこれなかったのだろう、出てきたマルゲリータ¥640は、文字通り冷めたピザになっていた。
マルゲリータ
前にも書いたかもしれないが、ピザとかパスタって殆ど食べないっつーか、食べる習慣がないのでいつ食べていいかよくわかんないのだけど、こうしてたまに食べるものから推測するに、るーぱんのピザはかなり悪くない。昨今のデリバリーの、生地の耳にチーズ入ってたりとか、やたらボリューミーだったりするのとは対局にあるようなピザ。
マルゲリータだからそりゃバキバキの薄焼きで実にクリスピーで焦げた感じも相当香ばしいのだが、薄焼きタイプじゃなくても、そんなに厚くない。ソースも酸味がちょっとあって、少しオイリーでそんなにクセのないチーズと合ってるし。

アルコールはビールほかチューハイなど一通り揃っているが、ラムコーク¥280を頂く。
ラムハイカシス
甘めでスッキリした想定通りの味。こちらは、甘めのチューハイが多く、以前飲んだチューハイカシス¥310もかなり量が多く、チキンバスケットなんぞもツマミつつ、飲み過ぎ注意なほどカプカプ飲めてしまう。
チキンバスケット
この日は2枚めのマルゲリータ(今度は焼き立てだった)に合わせて2杯めはラムハイにしたが、悪くないものの、やっぱコークのほうがこの店には合ってる。

〆に何か食おうと、ハンバーグステーキ¥480を注文。
ハンバーグ
熱々の鉄板にジュージューいってやってきた。この値段で!?と驚くが、ハンバーグもビッグサイズ。結構肉肉しい食感もあって、ファミレス的な出来とはいえ、かなり悪くない。シンプルなデミグラスソースも好感触。下手なところで、変なソースとかで食わされるより全然イイ!

久々に同級生とダベりながらマッタリ過ごすには最適な店だが、やっぱり20年以上会ってないと、それぞれ違う仕事、違う生活環境だったりするから、共通の話題が付きてしまう。学生の頃のように、毎日顔合わせて同じような生活送ってるのとでは全然違うもので、自分は15くらいから成長してないつもりでいたが、月日は確実に流れているんだなと、実感させられた夜だった。
そんなこんなも含め地元飲みなのだろう。その現場がるーぱんというのも、埼玉らしいっちゃらしいか。この日は昼にOB行ったりしたし、気づけば埼玉を満喫した1日だった。
うん、まったりイイですわ。オイシかったッス。ごちそうさま〜

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