ツイッター等でオタ二郎こと小滝橋(オタキ)二郎がこれまでとは異なる別物になってるというニュースが今年に入って飛び込んできた。
オタ二郎といえば、15年程前に行って余りのスープの薄さにガッカリしたきり、ずっとご無沙汰している。池袋(ブクロ)のイケ二や歌舞伎町のカブ二郎【過去記事】と並んで残念な二郎とずっと目されていたと記憶しているが、個人的にはカブは当ブログで何度かUPしているように結構好きな二郎なので、自分の中ではブクロ≒オタキ<カブという図式になっている。遅くまで開いていて、新宿界隈でとなると、有無を言わさずカブに行っていた。カブがあるので、オタキは候補に浮かびすらしなかった。
なもんで、そんなオタキが激変とは俄に信じられなかった。ブタが良くなったとか、ヤサイの盛りがいいとかいう程度だろうとタカをくくっていた。というのも、二郎の評価でスープのことを取り沙汰する人を余り目にしないので、この手の情報は信用しないことにしている。タレがどうこうとか、せいぜいが乳化しているか否かで、自分が一番気にかけている、肉系の出汁の出具合についてツッコンでる意見は殆ど見受けられないからだ。
スグには行けないということもあり、暫くは静観していたが、自分の信頼をおいている人たちがこぞって行っては高評価なので、こりゃ自分で確かめるしかあるまいと、新刊納品の時に寄ってみた。
チャリで成子天神の辺りから路地裏に入り小滝橋通りへ抜ける。確かこの辺だったなとあたりをつけると、なんつッ亭系のラーメン屋が見えた。あ、そういえばそんな店出来たって話聞いてたなと思ったら、その隣がオタ二郎だった。

ラーメン二郎 小滝橋通り店 【食べログ】
★★★★☆ 4.4
所在地:東京都新宿区西新宿7-5-5
入ると22時半を回った辺りでほぼ満員。券売機で食券を買って、入口脇に1つ空いていたカウンターに着く。食券を渡すとトッピングを聞かれた。あ、ここはこのタイミングでコールだったんだっけ。少しづつ思い出してきた気がしたのも束の間、落ち着いて改めて店内を見渡すも、以前来た時の店内が全く思い出せない。その時は昼過ぎで、客も殆どおらず、変速コの字カウンターの真ん中らへんに座ったんだっけ。今見ると奥にテーブル席があるようだが、それも思い出せない。壁に名刺を貼ったのを覚えているが、それも綺麗サッパリ無くなっていた。壁名刺ある店って今でもどっかあるのかな。
厨房は3人体制。目の前の麺上げの男性はそれなりのお年の方と見受けられる。前の時は若いニイチャンって感じの人2人だった気が。そんだけ経てば人も変わるし同じ人だったとしても風貌も変わるか。
兎に角店内に人が多いので、あの時と同じ店には待ちながらもずっと思えなかった。BGMはラジオで、谷山浩子の歌が流れていた。二郎にこんなに似つかわしくない曲はないな。
不思議な感覚のまま出来上がりを待っていると、2ロット目でどうも自分の分が来るみたいだ。よく見えないが、1ロットで7〜8杯できちゃうのかな。
で、やってきました、小ヤサイチョイマシ¥750!

最近、らーめん大でニンニクチョットとか通じなかったので、チョイマシが通じてとても嬉しい。盛りは横から見るとやっぱそれなりにあるね。

大きなブタが手前にデンとある感じがなんともイイ。まずは天地返し。

平べったいキャラメル色の麺がデロンと出てきた。かなり太い。食べてみるとかなり柔らかい。後から知ったが、オタキは柔麺で知られているらしい。自分の記憶だとカブと大差ないくらいの記憶しかないんだけど、昔からこんな太くて柔かったかな。ともあれ、これがネチネチと食べる感じで、かなりイイ。臭いも鼻にスーンと抜けて、この何とも言えない二郎臭を嗅ぐと、直系に来たなと思い出させてくれる。ホント久しぶりだわ。
麺の間からスープを頂く。

あれ? かなり茶色が濃くてあんま乳化してないぞ。背脂はそこそこあるけど、透明油の層が出来るほどオイリーでもない。コールで固形脂が選べるようだけど、ノーマルアブラだと層ができるのかな? ブレの範囲?? ともあれズズっと飲んでみると、あんまコクはない。う〜ん、スープはそんな変わってないのかなぁと記憶の糸を辿りながら飲み進めると、段々スープが混ざってきて、最初よりやや白っぽく濁ってきたような。そんなことあるのか、気のせいかもしれないけど、飲みなれてきたり湯温が下がったこともあるようで、最初よりコクを感じる。そういや、昔食べた時は黒っぽくてシャバシャバだったような気が。チョット期待しすぎたのかもしれないが、最終的にはそこそこ満足できた。
ヤサイはやや硬め。もっとヤワいのが好みだが、全然問題ないし、そんなことがどーでも良くなるくらいブタが良かった。このピンク色のブタ、赤身自体がプルプルと柔らかく噛まなくても舌と上顎で押し潰せる。あぁ、コレコレ。こういう二郎ブタすげー久しぶり。今回一番、二郎来たなって思えた瞬間だった。
スープが少なめとあって、難なく完食。お腹いっぱい寸前という丁度いい量。食後感としてはタレが舌に残る印象があって、味薄めでもいいかなと。それとやや旨味過多で印象がどうしてもスナッキーになりすぎてしまうところも。でもまぁこれくらいが二郎だし、これで出汁がもうチョイ濃いか乳化の脂分が強ければ、気にならないかもしれない。
スープに関しては超劇的変化とまでは思わなかったとはいえ、トータルで昔のオタ二郎とは全く違う印象だった。これで750円なら、コッチ来てお腹すいてたらまた是非寄りたい。
というわけで、ラーメン店としては珍しく上向いたという話でした。こういうのは大歓迎ッスね。いやはや旨し! ごちそうさまでした!
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オタ二郎といえば、15年程前に行って余りのスープの薄さにガッカリしたきり、ずっとご無沙汰している。池袋(ブクロ)のイケ二や歌舞伎町のカブ二郎【過去記事】と並んで残念な二郎とずっと目されていたと記憶しているが、個人的にはカブは当ブログで何度かUPしているように結構好きな二郎なので、自分の中ではブクロ≒オタキ<カブという図式になっている。遅くまで開いていて、新宿界隈でとなると、有無を言わさずカブに行っていた。カブがあるので、オタキは候補に浮かびすらしなかった。
なもんで、そんなオタキが激変とは俄に信じられなかった。ブタが良くなったとか、ヤサイの盛りがいいとかいう程度だろうとタカをくくっていた。というのも、二郎の評価でスープのことを取り沙汰する人を余り目にしないので、この手の情報は信用しないことにしている。タレがどうこうとか、せいぜいが乳化しているか否かで、自分が一番気にかけている、肉系の出汁の出具合についてツッコンでる意見は殆ど見受けられないからだ。
スグには行けないということもあり、暫くは静観していたが、自分の信頼をおいている人たちがこぞって行っては高評価なので、こりゃ自分で確かめるしかあるまいと、新刊納品の時に寄ってみた。
チャリで成子天神の辺りから路地裏に入り小滝橋通りへ抜ける。確かこの辺だったなとあたりをつけると、なんつッ亭系のラーメン屋が見えた。あ、そういえばそんな店出来たって話聞いてたなと思ったら、その隣がオタ二郎だった。

ラーメン二郎 小滝橋通り店 【食べログ】
★★★★☆ 4.4
所在地:東京都新宿区西新宿7-5-5
入ると22時半を回った辺りでほぼ満員。券売機で食券を買って、入口脇に1つ空いていたカウンターに着く。食券を渡すとトッピングを聞かれた。あ、ここはこのタイミングでコールだったんだっけ。少しづつ思い出してきた気がしたのも束の間、落ち着いて改めて店内を見渡すも、以前来た時の店内が全く思い出せない。その時は昼過ぎで、客も殆どおらず、変速コの字カウンターの真ん中らへんに座ったんだっけ。今見ると奥にテーブル席があるようだが、それも思い出せない。壁に名刺を貼ったのを覚えているが、それも綺麗サッパリ無くなっていた。壁名刺ある店って今でもどっかあるのかな。
厨房は3人体制。目の前の麺上げの男性はそれなりのお年の方と見受けられる。前の時は若いニイチャンって感じの人2人だった気が。そんだけ経てば人も変わるし同じ人だったとしても風貌も変わるか。
兎に角店内に人が多いので、あの時と同じ店には待ちながらもずっと思えなかった。BGMはラジオで、谷山浩子の歌が流れていた。二郎にこんなに似つかわしくない曲はないな。
不思議な感覚のまま出来上がりを待っていると、2ロット目でどうも自分の分が来るみたいだ。よく見えないが、1ロットで7〜8杯できちゃうのかな。
で、やってきました、小ヤサイチョイマシ¥750!

最近、らーめん大でニンニクチョットとか通じなかったので、チョイマシが通じてとても嬉しい。盛りは横から見るとやっぱそれなりにあるね。

大きなブタが手前にデンとある感じがなんともイイ。まずは天地返し。

平べったいキャラメル色の麺がデロンと出てきた。かなり太い。食べてみるとかなり柔らかい。後から知ったが、オタキは柔麺で知られているらしい。自分の記憶だとカブと大差ないくらいの記憶しかないんだけど、昔からこんな太くて柔かったかな。ともあれ、これがネチネチと食べる感じで、かなりイイ。臭いも鼻にスーンと抜けて、この何とも言えない二郎臭を嗅ぐと、直系に来たなと思い出させてくれる。ホント久しぶりだわ。
麺の間からスープを頂く。

あれ? かなり茶色が濃くてあんま乳化してないぞ。背脂はそこそこあるけど、透明油の層が出来るほどオイリーでもない。コールで固形脂が選べるようだけど、ノーマルアブラだと層ができるのかな? ブレの範囲?? ともあれズズっと飲んでみると、あんまコクはない。う〜ん、スープはそんな変わってないのかなぁと記憶の糸を辿りながら飲み進めると、段々スープが混ざってきて、最初よりやや白っぽく濁ってきたような。そんなことあるのか、気のせいかもしれないけど、飲みなれてきたり湯温が下がったこともあるようで、最初よりコクを感じる。そういや、昔食べた時は黒っぽくてシャバシャバだったような気が。チョット期待しすぎたのかもしれないが、最終的にはそこそこ満足できた。
ヤサイはやや硬め。もっとヤワいのが好みだが、全然問題ないし、そんなことがどーでも良くなるくらいブタが良かった。このピンク色のブタ、赤身自体がプルプルと柔らかく噛まなくても舌と上顎で押し潰せる。あぁ、コレコレ。こういう二郎ブタすげー久しぶり。今回一番、二郎来たなって思えた瞬間だった。
スープが少なめとあって、難なく完食。お腹いっぱい寸前という丁度いい量。食後感としてはタレが舌に残る印象があって、味薄めでもいいかなと。それとやや旨味過多で印象がどうしてもスナッキーになりすぎてしまうところも。でもまぁこれくらいが二郎だし、これで出汁がもうチョイ濃いか乳化の脂分が強ければ、気にならないかもしれない。
スープに関しては超劇的変化とまでは思わなかったとはいえ、トータルで昔のオタ二郎とは全く違う印象だった。これで750円なら、コッチ来てお腹すいてたらまた是非寄りたい。
というわけで、ラーメン店としては珍しく上向いたという話でした。こういうのは大歓迎ッスね。いやはや旨し! ごちそうさまでした!
