カテゴリ:パン・惣菜・TakeOut > お取り寄せ・名産

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松の内はギリで過ぎでしまったが、正月がらみのことを正月ボケが残るうちにUPしとこうということで、年越しの一杯の話をば。

年越しそばは食べに行くのでカウントダウンまでには少し時間があるから小腹が空く。というわけで昨年から日本酒とつまみで年を越すというのが定例化しつつある。
一年を振り返りHITだったお酒で〆たいと一昨年末は布恒更科で口にした岩の井を取り寄せた。しかし当時はデータから味わいを予測する能力がついておらず、ちょっと好みとは違う路線になってしまった。今とてさして変わらないが、精米歩合と日本酒度からある程度のアタリがつくようになった。全然数呑んでないし、呑むといっても唇をぬらす程度だが、やっと楽しみの入口に立ったというところだろうか。
で、昨年末は蕎麦屋で飲んだわけではないが、あるルートから勧められた山形のくどき上手を取り寄せることになった。どうも人気がある銘柄のようで、ネット通販で調べても相当に品薄の状態。目当ての在庫があっても予算オーバーな高値。12月の限定品で落ち着き、年末の交通事情を考え30日に到着するように手配。この銘柄を扱っているのが山形や新潟の酒屋が殆どで、まぁいい加減というかノンビリしてるというか、着日前日になって注文確認の電話が入るなど通販を執り行う業者として有り得ないトラブルがあったが(メールの受信BOXが消えて受注がわからなくなった…なんて笑いながらいうなよ!! ちなみに先のリンク先の酒屋とは違う店。一応伏せておきます)、無事指定どおりに到着。

つまみは一昨年同様富山は源のますのすし。凝って酸味系や生系も試したいところだが、年末くらい安パイで〆たいということで、大丸で取り置を頼み、30日夜に東京駅八重洲口に用事ついでに受け取りに行った。

もう数時間で年が変わるというタイミングで開封!

ますはこんなだったっけか?ってくらい鮮やかなピンク! 甘みがベタつかず適度に前に出た酢飯とぶりぶりのマスのコンビネーションは相変わらずタマラナイ!
くどき上手は純米吟醸で無濾過しぼりたて。銘柄の名前はセンス的に田舎のオッサン臭くて、ずっとひとり上手と中島みゆきのシングルと勘違いしていたが、味わいは実に冴えていた。甘みがあるが鈍さはなくて、日本酒らしい刺激は残っているものの、弾けるような口当たり(スパークリングではないのだけど)にフレッシュさを感じる。そしてなりより複雑な果実香! 日本酒には個人的にここを重視しているので、これはウレシイ〜

TVをみたりみなかったりながら、720mlの1/2くらいをチビチビ長時間かけて呑み、しかしマスは完食し、頭がボケボケ余韻に浸りつつ、コタツに入ったまま、ゆく年くる年。
今年もB食には恵まれそうな新年を迎えられた。
というわけで、今更ながら、今年もシクヨロ〜

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ブログネタ
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改めまして、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
昨年に食べたネタがだいぶ溜まっているのだけど、とりあえず新年でめでたいということで、年越しのネタから。

基本的に飲酒はしないのだけど(飲めるというだけで行きたくない店や飲みたくない酒を飲まされて不愉快だから)、食べ物の同一線上として、玉子焼きや蕎麦がきをつまむようにちょっと嗜むのがメンドウがなくて好きだ。蕎麦屋では定番の銘柄というのもあるけど、店がセレクトした各地の地酒が充実しているところも少なくなく、好みを言って珍しいものを選んでもらう。
ますのすしと岩の井昨年はあまり食べ歩いてないながら、その数少ない銘柄のなかで最もツボにきいたのが、布恒更科で飲んだ岩の井。日本酒というと、米と水というイメージから東北や北陸と思われがちだけど(オレだけ?)、この岩の井は千葉の御宿のもの。
フルーティーな香味が印象的でメモっといたわけだが、いざ年末が近づき、蔵元から取り寄せようとすると、数ある種類のなかのどれを飲んだのかさっぱりわからない。価格とインプレッションを頼りに、当たりをつけたのが純米生酒。超常現象バトルをみながらチビチビやってみたが、アルコール飲料特有のガーッと熱くなる飲み口で、布恒で飲んだ口当たりのマイルドさとは異なり、戸惑ってしまった。しかし鼻に抜ける香りと、口の上のほうにスンと抜けるフルーティーな層のある味わいは顕在だった。ほんのちょっとずつ唇に当てるようにチビチビやると甘みが感じられる。

この岩の井とあわせるのは越中ますのすし
富山みやげの定番中の定番ながら、まったくチープさ、やっつけな印象のない味わい。なんでしょう、この甘みは。
押し寿司というと酸っぱいキツさがダメって人も多いと思う。自分もそうだった。しかしますのすしを食べて、その思い込みがガラガラと音を立てて崩れていった。
一部では不自然な甘みといわれているようだが、ギチギチ過ぎない米と臭みのないマスの柔らかな身が、この甘みとマッチして、とってもマイルドな食感を与えてくれる。
ちなみに、ますのすしでは最大手の源のますのすしの話で、おおまかに酸味系・生系などに大分されるらしい。詳しくはコチラのサイトを参照あれ。酸味系を試してみたくもあったが、年末は富山からの道路事情が悪く、直販が難しいらしい。源も年末年始の通販を中止しているのだが、大丸で取り置きサービスというのをやっているので、こちらでなんとか買い求めることが出来た。いやはや、便利になったもんだのぉ〜 キトキト!

岩の井とますのすしという甘甘コンビだけど、甘さの質が違うし、ベタ甘ではないので、全く問題なし! ふわっと口中に広がる2種の甘みに満たされながら、コタツで超常現象バトルをみながら大晦日を過す幸せ・・・うとうととまどろみながら、年を越したのであった。

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