カテゴリ:中華(含焼きそば等) > チャーハン

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C101カラー冬コミC101新刊セット直通販受付中完売しました
前回もお知らせした冬新刊『寺食えスタ』はお求めいただけます。限定本は今月中にはタコシェと模索舎に納品しますので、そちらをご利用下さい。
というわけで、限定本で詳しく述べられなかった、かおたんのレポを載せておきたい。

かおたんといえば、西麻布にある小屋みたいな店で、以前メシ通でインタビューさせてもらった。
そこの支店的ポジションとしてあるのが、赤坂駅スグのコチラ。かおたん本店が、アルコールは缶だったり、ツマミはちょっとしたもんのみだったりするのに対し、コチラはしっかり一品料理が充実し、アルコールも種類を揃える中華食堂となっている。
とくれば、インタビューでも触れた、かつて西船橋にあったラーメンZを彷彿とさせる。

本店から分かれた恵比寿のかおたんもそうだが、特にZの一品料理の秀逸さが忘れられない。あれが再び味わえるんじゃないかと、ずっと来たかったのだ。
ちょうど1年前に、溜池山王で仕事があったので、終わった後直行した。

外観
中国料理 かおたん 赤坂店【食べログ】 ★★★★★★★★★★ やっぱ好っきゃねん
所在地:港区赤坂6-3-15 公式サイト:https://www.kaotan.co.jp/

日曜定休だが、祝日でも開いてて、中休みもないのが有り難い。
入口
中はテーブル席メインで、カウンターも変則L字でそこそこ席がある。店員はほぼ大陸系のようす。時間的に客もほぼいなかったが、1人だったのでカウンターでいいと告げる。
店内
完全にアルコールモードだったので、期待のツマミを何にしようかと卓上のメニューを見ると、おおっ、やっぱ色々あるぞ。砂肝・油淋鶏・春巻もいいなぁ。
で、結局決めたのが・・・

金黒タンサン¥600と揚げワンタン¥550!
金黒+揚げワンタン
金黒はアサヒの芋焼酎でそのハイボール。芋臭くないがチョいクセあるが、炭酸強めでグイグイ飲める。
金黒タンサン
で、揚げワンタンは、皮多めでキツネ色にキレイに揚がってる。
揚げワンタン
噛むとパリパリパリィィっと崩れる。おおっ、これはサックサクで、まさに皮を食わうって具合でいいね。
中央の甘酢餡みたいのは赤い破片が見るようにチョイ辛で、これが揚げた皮のパリ感を邪魔せず、実に合うんだ。
揚げワンタンはそもそも大好物だけど、さすがかおたんといった仕上がり。

これで完全にスイッチ入ったよ。2つめのツマミは、腸詰¥650!
腸詰
腸詰め自体は完全なるツマミ。
腸詰UP
デフォの塩辛い味付けで十分飲めるが、なんだこの黒いソースは!?
腸詰タレ
腸詰めを浸して食べてみると、うん、甘い! とろみがあって、これは甜麺醤かな? いろんなのが混ざってそうだが、甜麺醤的な甘みが前に来る。このソースだけで全然飲めるぞ。

このままでは散財しそうなんで、〆るとしよう。とくればチャハーンこと、炒飯¥950でしょ。
炒飯
ザーサイが付いてるのがマジ中華寄りの店らしい。色味的に黒っぽいが、醤油チャーハンというほどでもなく、油っ気もやや甘みも感じる。
炒飯UP
程よい塩味がついている以外は、フツーのしっとりチャーハン。これが嬉しいね。
玉子もチャーシューも結構入ってて大満足なんだけど、やっぱ付け合せのスープ。
スープUP
ここに揚げネギを散らしたら、アノかおたんラーメンですよ。贅沢な付け合せスープやな〜

ちょっと寄るにはそこそこの会計になってしまったが、この内容なら、寧ろ安いくらい。こりゃ、何人かでシェアしないとアレコレ食べきれないなと。
というわけで、何人かで来ることを今年の目標としますか。いやはや、自分のかおたんドストライクっぷりは健在ですわ。ウマウマウマシ!!! ごっそうさんでした!

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いつもお世話になっているNACK5のラジオ番組、「THE SEITARO☆RADIO SHOW 1700」に先週5/26(木)にお邪魔して、チャーハンについてお話致しました。

今日中ならギリギリradikoで聴けると思いますので、よかったら宜しくです。
その時に2軒ほどお見せを紹介させてもらった中から、1つをUPしておきやす。

秩父鉄道の熊谷の隣に、ソシオ流通センターという少々変わった名前の駅がある。
京急の野比駅がYRP野比になったようなもんかなと思ったら、2017年に出来た新駅らしい。東上線のみなみ寄居(ホンダ寄居前)みたいなもんか。
熊谷から歩いてもいいかと思ったが、徒歩30分以上ありそうなので乗ってみた。これが出来る前は持田駅まで何キロ駅がなかっただよ!

駅は無人駅で、真新しいがプレハブ感がある。
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なんだか八高線の駅みたいだな。

駅を出て、目の前にある大通りを渡ると、熊谷卸売市場が見えてくる。
食品市場
手前にステキな食堂がみえるが、市場だけあって周囲には関係者向けのイカしたメシ屋が密集しているのだ。

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駅名になってる流通センターの通り、市場の周辺には物流倉庫も多く、少し離れた場所にも食堂が散在している。なんて素晴らしいエリアなんだ!!

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市場脇の食堂街に後ろ髪を引かれつつ進むとスグ、これまた最高にイカした佇まいの、ザ・昭和な食堂が立ち現れた。
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すすき食堂【食べログ】 ★★★★★ 5.0
所在地:埼玉県熊谷市佐谷田1467

「ただいま元気に営業中」なんて惹かれるキャッチやね〜
誘われるままに入店すると、やはりザ・食堂なテーブル席が広がる焦げ茶色の空間が広がっていた。
店内
昼過ぎに伺ったので、先客は常連らしきオッチャン1人。店のオバチャンと談笑していたが、帰りがけだったようで、間もなくして自分一人になった。
奥の方の席に腰掛け、背後のメニューを見やる。
定食は、肉天・ニラレバ・焼肉・ピリ辛ナス炒めなんてソソりまくるラインナップ。
さらに、半ちゃんラーメンなどミニ丼セットメニューも充実し、特に煮込みは看板メニューのようだ。
よし、これにしよう。だったらアレも頼んじゃおっと。

煮込み単品¥500(くらい)とウーロンハイ¥400!
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茶色いイイ景色っすねー。
軽くウーロンハイで喉を潤し、煮込みを頂くと、モツがもおう超トロトロ! 噛む必要がないくらい。
濃いめの味付けで、これは汗をかく労働者向けのチューンかな。白飯にも間違いなかろうが、苦味の中に甘みも生きたウーロンハイともグンバツじゃないっすか。客はドライバーメインだろうからアルコールは少なめとはいえ、酎ハイがなくウーロンハイがあるってのは、この辺の相性を狙ってのことかと勘ぐりたくなる。

さて、そうこうしてる間に、メインエベントがやってきやしたよ。
納豆チャーハン¥700!(だったかな)
納豆チャーハン
納豆チャーハンは青山のふーみんが有名だが(といいつつ行ったことないが)、それ以外にはあまりみかけない。
チャーハンに納豆ってどうなの?と思ってたが、食べてみると粘りや臭みは全然気にならなーい!
むしろ超絶しっとりしたチャーハンをまろやかにし、適度な苦味のアクセントになって、これまで感じたことない味わいとなっている。なるほど、これはイイわ。
納豆チャーハンUP
こちらのチャーハンは元々かなりしっとりホクホク気味で、メニューを見る限り、和食堂というより中華寄りに感じられる。
なので、チャーハンも食堂によくある家庭的な仕上がりというより、町中華のしっとりチャーハン然とした、油ギッシュさもある出来。
玉ねぎと青ネギという異なる食感のダブルネギ(というとラーショみたい)で、熱が入って甘みもよく出て、見た目よりボリュームが多少あったが、難なく完食。

これは他の定食メニューを単品で、じっくり飲み食いしたくなった。絶対どれも旨いはずだ。
気の良さそうな店のご夫婦に気持ちよく見送られ、店を後にした。

帰りは熊谷まで歩いてみることに。
先に触れたように、熊谷とソシオ流通センターの間くらいにも百万石なるイカしすぎる食堂を発見した。実は最初、この食堂を探していて、この辺が食堂密集地帯であると気づいたのだった。
なんでここに目をつけたかというと、今放送しているスーパー戦隊を見ていたら、この食堂のシーンがあったから。
ザ・食堂然とした風景に、セットかなと思ったが、調べてると実在してビックリした。今回の戦隊ヒーローは好きな脚本家が担当していて、この人、25年くらいまでもラーメン屋台のオヤジがバーサクしたりと、大衆食の場が好きなんじゃないだろうかと疑っている。
なんにしても、お陰でこうした出会いが生まれたので、感謝しなくてはいけない。
今度はなんとしても百万石に行くぞ!
というわけで、ウマウマウマシー!!! ごちそうさまでした!

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現在、年末に発行するミニコミ同人誌の新刊の準備を始めようかなぁと思っているところなのですが、これまでのようにオフセット印刷で数百冊を刷って、売り切ったらお終い(モノによっては電子書籍にはしていますが)という形をとってきました。
今は安価に1冊からオンデマンド印刷で発注できるので、在庫切れとなっている過去のバックナンバーを在庫を持たずに再版できるようにしたいなと考えています。
大量に刷るよりは多少割高になりますが、それでもだいぶ安くお届け出来そうです(1冊6〜700円のものだったら送料込みで1000円くらい)。
というわけで、まず試しにどのバックナンバーで始めてみようか、アンケートを取ることにしました。
名称未設定 1
【ツイッターアンケートはコチラ】
ツイッターのみの回答となりますので、回答できない方で希望あれば、当ブログにコメント頂けると嬉しいです。
というわけで、だいぶ前に発行した首都高下をチャリで巡りながら食べまくる『首都高B食バトル』の続刊で予定していた首都高目黒線にちなんで、鬼門の目黒ネタをUPしておきたい。

自分にとってどうして目黒が鬼門なのか。皇居から見て裏鬼門じゃねーかというツッコミは置いておいて、生活圏から遠いのもあるが、出かけるとなると折角ならと横浜のほうへ行ってしまうので、丁度目黒がポッカリと抜けてしまうのだ。
さらに、目黒駅周辺は何故か自分が行くと店が潰れる傾向にあり、この20年メグ二郎くらいしか自サイト上に残っていない。当ブログでは最近ようやっと、シャンコ焼きそばを食べたぱっくん亭【過去記事】があるくらいだ。
目黒となるとこんな話ばかり書いてる気がするが、そんな目黒にあってこの数年、行きたいと思わせる店が存在した。とある祝日、仕事の納品でチャリ遠出する以外は家に閉じこもっていたので、普段行かないけど空いてる電車で行き帰りできそうな場所で散歩をと思い、目黒がターゲットとして浮かび上がった。
なら、あすこに行けるゾと。営業時間的にも遅い昼メシに間に合いそうだ。

JR目黒駅は三井住友銀行が自分の中での目印となっている。改札外に出ると目に入ってくるので、見かけると安心する。
これまでは権之助坂を下っていたが、目的の方向が表通りではなく裏道のほうが近そうだったので、三井住友の脇から行人坂を下る。
下り切ると目黒雅叙園がお出迎え。その先に目黒川が流れていて、ほとりに中世の城みたいな建物が違和感を醸し出していた。
目黒川
あれ? 目黒エンペラーっぽいな。
気になって近づくと、やっぱり目黒エンペラーだった。子供の頃、マイカーで家族と親類の家などに出かけた折、帰りに首都高目黒線を通ることが度々あった。大抵は渋滞していて、ノロノロと進む中、防音壁越しに円錐形の城の頭頂部のような見えて、車窓からなんだろうと不思議に眺めていた。でもなんとなく怪しげで、大人には聞いちゃいけないような気がして、ついぞ声に出すことはなかった。我ながら勘のいい子供やね!
今になって地図で見ると、首都高からは望めない場所にあるのだが、移転したか数店舗展開していたのだろうか。子供自分の記憶なので、首都高から見たんじゃないかもしれないし、いい加減なものだが、なんにしても、思いがけず懐かしいものに出会えて、感無量だ。昭和遺産がしっかり現役で健在というだけで嬉しくなる。

相変わらず全然本題に入らない当ブログ。もうすぐだからね。
目黒川から柳通りという脇道にそれて山手通りに出る直前。
山手通り三叉路
写真ではわかりづらいがよくよく見ると、三角地にポツンと佇むビルの1Fに、目的の屋号が書かれたタペストリーがはためいていた。
あー、ここだここ、味一!

外観
中華 味一【食べログ】 ★★★★★ 5.0
所在地:東京都目黒区下目黒2-24-7 ハイム7 1F
公式サイト:http://chuka-ajiichi.com/

店内はテーブルがメインのちょっとした町中華然とした店だが、やたらメディア露出したことを示す貼紙が目立つ。
観光地によくあるような、他所からの客にアピールする店って独特の雰囲気があるが、ここはある種の嫌らしさがなくて、地元客というか、この通りをよく利用する人が立ち寄る店って感じが強く、常連から愛されてる雰囲気が満ちている。
店内
だからか、町中華ほどドメスティックでもなく、90年代とかにちょっと有名になったラーメン屋さん的な、適度に専門的で適度にアットホームな、付かず離れずの居心地の良さを感じる。
昼ピークを過ぎ14時を回っても、客はソーシャルディスタンスを保ってほぼ満席といった状態。ガテン系っぽいニイチャンの他、若くてヤンチャっぽそうなカップルとか、持ち帰りを待つご近所さんらしき人が占めている。
4人がけの実質2人席しか空いてなかったので、ちゃきちゃきとした女将さんらしき方にそこに通される。厨房ではガタイのいい男性が2人ほど、威勢よく鍋を振っている。
メニュー
卓上のメニューを見ると(↑クリックで拡大)、ラーメンとともに炒飯がやはり人気メニューのよう。どのメニューにも背脂の文字が目立つ。ラーメンではあっても、炒飯に背脂というのは珍しい。二郎みたいなタンメンも気になるが、それしかないだろうと注文。

久々のプチ遠出とあって、一人で乾杯しようとレモンサワー¥450を。
レモンサワー
「すぐ持ってきますね」と、注文後に速攻出してくれるのが嬉しい。チョット歩いただけだが、ヒエヒエのチューハイが喉を通過して胃に染み渡る。くぅ〜、これだね。お疲れちゃん。

飲みながら壁面を見渡すと、背脂餃子なんてのを発見してしまった。追加するのもありかと思ったが、炒飯の量がわからないし、しかも脂プラスしてるとあって、初見は自重しよう。
すると、2人連れが入ってきた。丁度2人がけで1人利用のテーブルが空いたので、席を二人連れに譲ってそっちに移動。
その二人連れが、炒飯セットの炒飯を背脂にできないかと聞いたら、通常のセットは背脂にはできず、背脂炒飯だと背脂餃子とのセットになるという。あ、そういうのがあったのか。ちょっと後悔したが、結果的には頼まず正解だった。

そうこうしてると、徐に炒飯スープが目の前に置かれた。
スープ
おおっ、かなり濁りのあるスープ。豚骨などを煮込んだような芳醇な香りがする。これは珍しいね。
とにかくズズッと啜ってみると、おおっ、醤油ダレも効いた、濃くパンチのある味わい。単純な豚骨醤油とも違う、ちょっと複雑な味わい。それこそ90年代に独自性のあるラーメンとして流行りそうな街の人気ラーメン店とかで出てきそうな味。いい加減な話、カニとか入ってそうな味がする。

思わぬスープに感激していると、いよいよ真打ち登場、背脂炒飯¥900!
背脂炒飯
チャーシューマシの背脂炒飯もあったが、まずはノーマルで。それでも厚切りでぶつ切りなチャーシューは多く、炒飯の上に乗っていて、その上に背脂が掛けられている。頭頂部には細切りの白ネギが添えてあるのが見た目にもソソる。
背脂炒飯上から
まずは炒飯単体でいただこうと思うが、どうしてもチャーシューと背脂とネギが混ざってしまう。そういうものかと思って一緒くたになったものを頬張ると、うん、背脂には醤油ダレが掛けてあるのだろう、甘じょっぱい味とチャーシューの肉汁と脂身、更に背脂にシャキッと瑞々しいネギがアクセントになって、豚骨醤油ラーメンのスープを啜ったら、一緒にチャーシューとネギの欠片と背脂が喉に入り込んできた時のような味になった。
背脂+チャーシュー
だがこれは炒飯。米という炭水化物と炒めた油がその味わいを支えるという、ズルズル啜るラーメンとはまた違った満足感と食感となってる。食べ慣れた味というか、違和感なく食べられるのに新鮮さも感じられるなんて。
食べ進むとようやっと炒飯単体が顔を出した。
炒飯単体
壁面の貼紙にもあるが、どうもパラパラ炒飯として名を馳せている店でもあるようで、炒飯自体は米が硬めで味付けも淡白。ナルトも窺えるように、全体の仕上がり自体は町中華的でありながら、味的には非常に上品。背脂がなければ嚥下もキツそうに感じたが、逆にいうと、背脂やチャーシューがあるがゆえに、この味付けでバランスが取れているように思われる。もしかしたら、炒飯単品だと味付けが異なるのかもしれない。

炒飯が来る前にほぼレモンサワーを飲み終えてしまったが、氷が溶けて若干残ったレモンサワーで口中の油を流し、完食。
やはり背脂やチャーシューの効果か、決して大盛りという量ではなかったが、まだ暑い日だったこともあって、これで丁度良かった。
会計時、件の女性店員と厨房側にごちそうさまと告げ、店を後にした。
背脂炒飯、どーして他でやらないのかと思うほど自然なマッチングのメニューだった。土佐っ子系の店でこういうのあったら面白そうだなと思いつつ、今度こちらにまた来たら、今度はラーメンメニューであのスープを思いっきり堪能したいとも思うのだった。あ、背脂餃子も試さなきゃ!
というわけで、鬼門の目黒。幸いにして新たな出会いがあって、来てみた甲斐があった。いやはやウマウマシ!! ごっそうさんっした!!!

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緊急事態宣言が解除され、飲食店も22時まで営業できるようになったが、この宣言下で20時までの営業を続け、感染対策をしつつ、テイクアウトもOKと主張してきたお店をちょっと取り上げて見たいと思う。

以前、ニンジンの入ったチャーハンに注目して取り上げた、高島平にある「暫(しばらく)」。

その後、夜飲みも利用し、そうしょっちゅうではないが定期的に伺っているのだが、他のメニューも驚愕の内容だった。

暫外観
【食べログ】 ★★★★★★★★★★ ×∞ 幸せ
所在地:東京都板橋区高島平7-23-5-103
(写真は初訪問時のもの)

アルコールはアサヒが入っているのでガックリな向きもあるだろうが、サワー系は酎ハイ倶楽部になるのでむしろウエルカム。
レモンサワー
レモンサワー(400円くらい。若干値上げしていたのでうろ覚えで許されたい)の若干の甘さと炭酸と加減がいいんだよね(写真は我慢できずちょっと飲んじゃったもの)。
お通しきんぴら
お通しに手仕込みきんぴらなんて嬉しいじゃないっすか。

で、つまみにまず頼む定番となっているのが、なす焼き350円(確か)!
なす焼き
輪切りにしたトロットロのナスに、醤油とおろし生姜と鰹節が炒めた油に絡んで、もうこれだけでノックアウト。チューハイが進む進む。

続いて、ナスと並んで必ず頼むアジフライ550円だったか!
アジフライ
小ぶりながら身厚でプリップリのアジが2尾。ザクザクとした粗めの衣でアッサリきつね色に上がっていて、この衣にレモンを垂らすと、酸味と油がホクホクのアジに染みて、もうサイコーすぎる。
アジ断面
定食を頼んだ時はモチロン、白米にワンバンも忘れない。間違いないこと山の如し。

巨峰サワ―なんぞに移行しつつ、次に頼むものを模索する。
巨峰サワ―
定食でも頼める一品料理が充実しているのだが、店内に貼られているメニューには写真がついているものがあり、それを見ると、鉄板焼き状態で提供しているものも多く散見できる。これがここのキモで、この値段でこんなん出てきてイイの?と思うようなもんがボーンとやってくるのだ。

まずは中華メニューでは定番のニラレバ700円ほど。
レバニラ
煙もうもうの中、目を凝らすと、賽の目に切られたレバーがこんもり盛られたモヤシとニラの上にたくさん乗っかっているのが見えてくる。
このレバー、外は焦げ目がつくほど焼けてカリッとした部分もあるくらいなのだが、中はなかなかにソフトで、ネットリとした旨みに満ちてる。
ところどころ焦げたニラやモヤシってなんでこうもイイのだろう。

そしてこちらの鉄板焼の真骨頂とも言えるのが、若鶏の和風ステーキ。
チキンステーキ
モヤシの上に皮がパリッパリになった大ぶりホクホクチキンがドカンと乗ってジュージュー言ってるなんて、子供だったら発狂しそうな光景。
もうね、身厚のを頬張ったら、絶対マズいわけないでしょ。これが街場の定食屋っつーか中華っつーか酒場っぽいようなお店で食べられたら、文句が出ようはずがない。若干甘いような、ベース辛めのあっさりしたタレも肉を邪魔せず、バクバク食べさせてくれる。

そして、これで終わらない。暫が暫たる看板メニューが、にんにく炒飯700円!
にんにく炒飯
真っ白すぎてピラフにしか見えないだろうが(福神漬がそうさせてるのかも)、炒飯は店側がチャーハンっていえば何でも炒飯なのだ。
食感もややピラフっぽい、米が焼けているようでスプーンの底に粘りつくような炒め具合で、味付けの塩コショウは控えめで、究極的なシンプルさ。ただひたすらニンニクが入っているという潔さ。
ニンニクUP
ニンニク好きによるニンニク好きのための一品という感じで、炒まってやや香ばしさのついたホクホクのニンニクを、思う存分食べられる多幸感ったらない。幸せだ、幸せすぎる〜。

先日テイクアウトした時は、アジフライとレバニラとにんにく炒飯にしたのだが、家に帰って広げてみると、店では気づかなかったが、こんなに量があったのかと驚くほどのボリュームだった。
一品一品の価格は、大衆食の一般価格から見て若干高く思われるかも知れないが、ボリュームとクオリティで納得、そして食べれば申し訳なくなること請け合いだ。
以前は志村三丁目駅近くにもあったが、改めて行く前に失くなられたのが悔やまれる。高島平で営業して入れていることを有り難く思い、また1人でイートインやテイクアウトを利用するし、再び店内で人と食べられる日が来たら、楽しく食事をしたい。昨今、何かと人に勧めているお店なので、この驚きをシェアしたいのだ。
というわけで、やっぱしサイコー最幸。ウマウマウマシ!!! ごちそうさまでした!

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メシ通の新記事が公開されやした。

【昭和から続く東京ローカルめし】渋谷には郷土料理がないだと?兆楽「ルースチャーハン」があるじゃないか

今回新たな試みとして、東京にあるのに気づきにくい、その土地ならではのローカルめしを紹介していこうという企画が立ち上がった。
町中華探検隊のメンバー、下関マグロ @maguro_shimo 氏と 半澤則吉 @hanzawanoriyoshi 氏に協力いただき、特徴あるチャーハンを出す町中華をリストUPしたところ、渋谷のド真ん中にあるのに知ってる人は多くとも、訪れたことある人は意外と少ないと思しき中華「兆楽【食べログ】」の名物、ルースチャーハンがいいのではないかと、初回で取り上げることに。
渋谷の魔境、兆楽でいろんなチャーハンを食べ比べながら、話は変わり種チャーハンの町中華らしさ、そして東京ならではのローカル性に及ぶことに。。。

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