当ブログで何度かホットケーキに触れてきた。最近では茅場町の某店でイタイ目にあい、既食の確実なところのリベンジを誓ったが、それを果たす前に、そういえばチェーン系の珈琲館のホットケーキがイイ感じだというのを結構方々で目にするのを思い出し、外で晩御飯食べた後のコーシーブレイクにと寄ってみた。
場所は江東区の大島。砂町銀座から丸八通りを大島駅に向かい北上しながら、休憩がてらちょっと何か食べられるところを・・・と考えていたら、この辺って珈琲館が多いんじゃないかと思い至り、ググってみると案の定駅前にある! 休憩にも小腹満たすのにもホットケーキで丁度イイやと、途中裏通りの中央銀座という商店街がイカすのが気になりつつも、中にある喫茶店が臨時休業だったのも手伝って、珈琲館に入るのだった。
珈琲館 大島店【食べログ】
★★☆ 2.5
所在地:東京都江東区大島6-8-23
公式サイト:http://www.ufs.co.jp/
大島といえば都営団地が連なるナイスビューが拡がる町。初めに降りたのは、駄菓子屋ゲーセンがあると聞いて。確か「打菓子ほりえ」っていったかな。打つの字は確か「飲む打つ買う」から来てるんだったか、そんなもんこどもが来る店につけんなよとおもったが。
その後、以前よく自家焙煎コーヒー店を巡っていた時にクラヴィアって店に来たっけ【参照ブログ】。それを思い出し、団地1Fテナントに入る喫茶店なんてあったらイイなとも思ったが、時間も遅く、そもそもテナント自体が疎ら。団地に入るサイゼリアで休憩も悪くないが、珈琲館にしましょ。

店は奥に長く、閉店1時間前でそこそこ通勤帰りっぽい人たちが入っている。奥が良さそうだが禁煙が手前だけなので、入口スグの席へ。
たまたまなのか、店員は2人とも女性。でも見ていると店長なのかメインで入ってる人っぽい。
珈琲館は実に15年ぶりくらいで、メニューが変わっているのに驚く。いやラインナップはさして変わらないかもしれないけど、前は入口に本日のストレート珈琲が掲示されてて、店内にもストレート珈琲のラインナップが並んでたと思ったが。FCの系統でも違うのだろうか、あまりストレート珈琲推しな感じがない。

代わりにというわけでもないだろうが、ケーキなどサイドメニューがやたら豊富で、着いた席の背後にもホットケーキのポスターがデカデカと貼られていたが、卓上のメニューを開くとホットケーキだけでトッピングや蜜のセレクトで相当な種類用意されている。せっかくだからとシンプルながら少し変化も加えたものを選び、焼き上がりを待つことに。
やはり多少は時間を要するようだ。ポスターでは銅板で手焼きをしていたが、全店銅板とは思えないものの、フライパンだか何だかでは焼いてるのだろうか。こういう場合は、時間がかかってくれると逆に安心する。いきなり、チン!とか言ってソッコー出てきたら目も当てられないから。
で、待ってる間マンデリン¥510を頂きやす。

あれ? こういっちゃ失礼だが、ちゃんとインドネシアの土で育った固有の味がある。ただ単に深煎りってだけのマンデリンがコーヒーショップに限らず自家焙煎店でも多い中、本来の豆の味が死んでないってのは珍しいし、しっかりと濃い目に淹れてあるのも好感触。こういう店はよく、常連のオバチャンオッサンに文句言われるのが面倒臭いので必要以上に熱く薄く淹れがちだが。
気になってメニューを見返すと、スペシャルティ珈琲豆使用とのこと。スペシャルティといってもピンキリなのでどういう出自のものを使ってるのか知らないが、こういうのがこういう店で500円そこそこで飲めるとは。隔世の感がありますわ〜
感心しているとやって来ました、花蜂蜜のホットケーキ2枚¥420!

ってアララ?? 見た瞬間に抱く違和感。やっちまったか!?
慌てて後ろを振り返りポスターと見比べる。
分かりますか? エッジですよ、エッジ。

そう、端っこが型から抜いたようにエッジが立ってるでしょ? これね、たぶん板で焼いてないです。どら焼きだって、皮をチャンと焼いてるのは中央部分が丸く膨らんで、角もRが付いてるでしょ。横から見ると側面にクビレがあってね。ホットケーキもああ焼けるはず。ポスターのもそうなってる。で、よく写真見ると右下に小さく「写真はイメージです」が書かれてた!ヤラレタ!!
ってことは、この逆台形は恐らくスフレ型じゃないかと。型に紙敷いたりして生地流してオーブンか何かで焼いてる。だからそれなりに時間がかかる。
いやそれが悪いってんじゃないですよ。星乃珈琲の窯焼きスフレパンケーキとかかなりイイ線いってるし、大好物【過去記事】。なんだけど、これは・・・

しっとりというより中の方がベチャってる部分と、端の方はパスってる部分がある。悪くはないけど、わざわざ頼むような名物の逸品として期待できる看板商品がコレだとしたら、かなり残念ではある。
ホットケーキって、ケーキ全般がそうだし、中でも特に子供の贅沢というか夢のごちそう感あるから、こういうメニューって特別に頑張んないといけない部類のもんだと思う。いや、悪くない。フツーに食べられる。でもちょっと「フツーに美味しい」が許されないジャンルだと思うんですわ。その意味でどうしても厳しくなるというか、美味しい美味しくないを超越したスペシャル感が問われるかと。
ガテマラ産珈琲の花蜂蜜にしたってのもそういう意味で。ただのシロップじゃ味気ないと思ったから。思ったよりサッパリとした大人の甘さで、経験値が低いからか花蜂蜜の独自性まではわからなかったけど、これはこれで悪くなかっただけに、ホットケーキ自体が悔やまれる。
でも評判のホットケーキがこれかと思うと不思議になって、後日検索してみた。すると、衝撃の事実が判明した。
珈琲館にはやはり系統があり、さらに中でも銅板で手焼きしている店があるという。極一部だが、その一つが豊洲って、その日2度もいった場所じゃないかよー(T_T)
他に金町や飯田橋、千石、大井町等にあるらしい(根津・神保町・阿佐ヶ谷もそうらしい)。ホットケーキではよく参照している純喫茶にぃ先生のブログにその辺は詳しい【ホットケーキ先生談話室】。リンク先の写真見ると、ね、角や側面が全然違うでしょ?
これはなんとしても銅板キノミ珈琲館に行くしかあるまい!
と、その前に、あすこに再訪したので、近々UPしやす。ともあれ、ごちそうさまでした。
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場所は江東区の大島。砂町銀座から丸八通りを大島駅に向かい北上しながら、休憩がてらちょっと何か食べられるところを・・・と考えていたら、この辺って珈琲館が多いんじゃないかと思い至り、ググってみると案の定駅前にある! 休憩にも小腹満たすのにもホットケーキで丁度イイやと、途中裏通りの中央銀座という商店街がイカすのが気になりつつも、中にある喫茶店が臨時休業だったのも手伝って、珈琲館に入るのだった。

★★☆ 2.5
所在地:東京都江東区大島6-8-23
公式サイト:http://www.ufs.co.jp/
大島といえば都営団地が連なるナイスビューが拡がる町。初めに降りたのは、駄菓子屋ゲーセンがあると聞いて。確か「打菓子ほりえ」っていったかな。打つの字は確か「飲む打つ買う」から来てるんだったか、そんなもんこどもが来る店につけんなよとおもったが。
その後、以前よく自家焙煎コーヒー店を巡っていた時にクラヴィアって店に来たっけ【参照ブログ】。それを思い出し、団地1Fテナントに入る喫茶店なんてあったらイイなとも思ったが、時間も遅く、そもそもテナント自体が疎ら。団地に入るサイゼリアで休憩も悪くないが、珈琲館にしましょ。

店は奥に長く、閉店1時間前でそこそこ通勤帰りっぽい人たちが入っている。奥が良さそうだが禁煙が手前だけなので、入口スグの席へ。

たまたまなのか、店員は2人とも女性。でも見ていると店長なのかメインで入ってる人っぽい。
珈琲館は実に15年ぶりくらいで、メニューが変わっているのに驚く。いやラインナップはさして変わらないかもしれないけど、前は入口に本日のストレート珈琲が掲示されてて、店内にもストレート珈琲のラインナップが並んでたと思ったが。FCの系統でも違うのだろうか、あまりストレート珈琲推しな感じがない。

代わりにというわけでもないだろうが、ケーキなどサイドメニューがやたら豊富で、着いた席の背後にもホットケーキのポスターがデカデカと貼られていたが、卓上のメニューを開くとホットケーキだけでトッピングや蜜のセレクトで相当な種類用意されている。せっかくだからとシンプルながら少し変化も加えたものを選び、焼き上がりを待つことに。
やはり多少は時間を要するようだ。ポスターでは銅板で手焼きをしていたが、全店銅板とは思えないものの、フライパンだか何だかでは焼いてるのだろうか。こういう場合は、時間がかかってくれると逆に安心する。いきなり、チン!とか言ってソッコー出てきたら目も当てられないから。
で、待ってる間マンデリン¥510を頂きやす。

あれ? こういっちゃ失礼だが、ちゃんとインドネシアの土で育った固有の味がある。ただ単に深煎りってだけのマンデリンがコーヒーショップに限らず自家焙煎店でも多い中、本来の豆の味が死んでないってのは珍しいし、しっかりと濃い目に淹れてあるのも好感触。こういう店はよく、常連のオバチャンオッサンに文句言われるのが面倒臭いので必要以上に熱く薄く淹れがちだが。
気になってメニューを見返すと、スペシャルティ珈琲豆使用とのこと。スペシャルティといってもピンキリなのでどういう出自のものを使ってるのか知らないが、こういうのがこういう店で500円そこそこで飲めるとは。隔世の感がありますわ〜
感心しているとやって来ました、花蜂蜜のホットケーキ2枚¥420!

ってアララ?? 見た瞬間に抱く違和感。やっちまったか!?
慌てて後ろを振り返りポスターと見比べる。
分かりますか? エッジですよ、エッジ。

そう、端っこが型から抜いたようにエッジが立ってるでしょ? これね、たぶん板で焼いてないです。どら焼きだって、皮をチャンと焼いてるのは中央部分が丸く膨らんで、角もRが付いてるでしょ。横から見ると側面にクビレがあってね。ホットケーキもああ焼けるはず。ポスターのもそうなってる。で、よく写真見ると右下に小さく「写真はイメージです」が書かれてた!ヤラレタ!!
ってことは、この逆台形は恐らくスフレ型じゃないかと。型に紙敷いたりして生地流してオーブンか何かで焼いてる。だからそれなりに時間がかかる。
いやそれが悪いってんじゃないですよ。星乃珈琲の窯焼きスフレパンケーキとかかなりイイ線いってるし、大好物【過去記事】。なんだけど、これは・・・

しっとりというより中の方がベチャってる部分と、端の方はパスってる部分がある。悪くはないけど、わざわざ頼むような名物の逸品として期待できる看板商品がコレだとしたら、かなり残念ではある。
ホットケーキって、ケーキ全般がそうだし、中でも特に子供の贅沢というか夢のごちそう感あるから、こういうメニューって特別に頑張んないといけない部類のもんだと思う。いや、悪くない。フツーに食べられる。でもちょっと「フツーに美味しい」が許されないジャンルだと思うんですわ。その意味でどうしても厳しくなるというか、美味しい美味しくないを超越したスペシャル感が問われるかと。
ガテマラ産珈琲の花蜂蜜にしたってのもそういう意味で。ただのシロップじゃ味気ないと思ったから。思ったよりサッパリとした大人の甘さで、経験値が低いからか花蜂蜜の独自性まではわからなかったけど、これはこれで悪くなかっただけに、ホットケーキ自体が悔やまれる。
でも評判のホットケーキがこれかと思うと不思議になって、後日検索してみた。すると、衝撃の事実が判明した。
珈琲館にはやはり系統があり、さらに中でも銅板で手焼きしている店があるという。極一部だが、その一つが豊洲って、その日2度もいった場所じゃないかよー(T_T)
他に金町や飯田橋、千石、大井町等にあるらしい(根津・神保町・阿佐ヶ谷もそうらしい)。ホットケーキではよく参照している純喫茶にぃ先生のブログにその辺は詳しい【ホットケーキ先生談話室】。リンク先の写真見ると、ね、角や側面が全然違うでしょ?
これはなんとしても銅板キノミ珈琲館に行くしかあるまい!
と、その前に、あすこに再訪したので、近々UPしやす。ともあれ、ごちそうさまでした。
