カテゴリ:パン・惣菜・TakeOut > 町パン

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パン に参加中!
(前編はこちら)

さてその翌週は最近見つけた近所の緑道。嘗て川だった場所を蓋した前谷津川緑道という遊歩道で、そこにずっと桜が植わっているのだが、進んだ先でちょっと道をそれると都立公園の一部にぶつかる。公園といっても崖線に沿って出来た遊歩道の少し大っきい版で、所々休憩スペースが出来ている。ここは見事に犬の散歩も殆どいない。
プラプラ歩いて行き着いたのは、崖の坂状になった部分を雛壇のようにしたちょっとした広場。ここも木のテーブルが有り、そこに腰掛けると目の前は一面桜吹雪。
広場スペースの桜@赤塚公園
先週の石神井川よりこちらの方が散るのが早く、やや枝が目立つ状態だったが、ちょっとしたサプライズが。立地が影響して、風が強まると舞い散る桜吹雪が一斉に風下の自分ら目掛けて吹きつけてくるのだ。動画に収められなかったのが残念だが、正しく無数のさくらの花びらの一斉射撃を受けた状態で、それはそれは見事だった。

さて食事と行きますか。飲み物はコンビニで買った、大好物の雪印コーヒー。
コーヒー牛乳@赤塚公園
で、食べたのは来る前に買い出しに出かけた東武練馬駅周辺のパン屋さん2軒。
といっても一つはパン工場の直売所で、降りたシャッターの脇のアルミ扉から入る鈴木ベーカリー(外観写真撮り忘れたので、【食べログ|外観写真】参照)。

鈴木ベーカリー【食べログ】 ★★★★☆ 4.7
所在地:東京都板橋区徳丸1-17-9【ワイワイマップ】

菓子パン系が多いように見えたので、お菓子的な味を想像していたが、いい意味で裏切られた。
コッペ@鈴木ベーカリー
コッペパン(ピーナッツクリーム)¥80。工場直売だけあって安め。といってもそんなに大きさはなく、食感はソフトながら、噛むとムッチリモチモチ。
コッペUP@鈴木ベーカリー
先のマルジューのコッペに似た食感で、こちらも負けず劣らず食事的に楽しめる味わい。う〜ん、ウマイ!
これまた写真撮り忘れたが、ミルクパン¥120もふんわりモチモチ。コッペはやや身が詰まった感じで、こっちの方がふんわり感が強く、生地がちぎると後を引く感じ。見た目的にはドーム状の山がこんもりと2つ出来て、ヤマザキダブルソフトのミニチュア版といった感じ。これは完全に食事パンで、いろんなものと合わられそう。でもパン好きとしてはそのまま風味を味わいたい。

もう1軒は駅南口商店街にあるオーロールという古くからの町パン店。

オーロール【食べログ】 ★★★★☆ 4.3
所在地:東京都練馬区北町1-30-1【ワイワイマップ】

最近知ったのだが、なんと丸十の系列店。
店内は暗く、大人しいおじいちゃんが一人ポツンとレジに入っている。
菓子パンが多く、ハンバーガーのバンズ系の丸いパン・クロワッサン・コッペパンに、ポテトサラダ・スクランブルエッグ・コロッケやグラタンなどのフライで、このパンと具の組み合わせで大抵のメニューが出来上がっている。
で、それぞれのバリエーションをひと通り買ってみた。
パン3種@オーロール
コロッケはしっとりとしているフツーの惣菜パンのものだが、パンはかなりミッチリ系。
コロッケパン@オーロール
目の詰まって食べ応えがあるが、口に触れる感じはしっとり。
コロッケパン中身@オーロール
水っけの多いような感じは古くからの丸十のお店らしい。噛みしだくとパンの風味が口中に広がって、これはこれでウマイ!
オニオンパンは大きめのみじん切りの玉ねぎの食感がザクザクでこれまた美味。
オニオンパン断面@オーロール
手で千切ってみたが、こちらのパンも重量感があって食べ応えがある。ムチムチしてて辛くない程度に主張のある玉ねぎと控えめなマヨとやや甘のしっとりムチムチパンとのコンビネーションがタマラナイ!
クロワッサンもやはり食べ応えがあるもので、オシャレな仕上がりじゃないけど、自分のような人間にはコッチの方が親しみがあっていい。

ラスクが50円だったので買い求め、帰ってから夜家で食べた。
ラスク
手作り感溢れる形状をしている。
ラスクUP
写真を裏返しで撮ってしまったが、砂糖は控えめでザクザクとしたパンの食感で(当たり前か^^;)、オヤツにちょうどよかった。これはお得だな。ヘタな旨味の粉だらけのスナック菓子食うよりよっぱどイイ。

自分の休みは運良く天候に恵まれ、また買ったパンも当りだらけで恵まれ、とにかくラッキーづくしの花見だった。
なんにせよ、外で食べるのはいいやね。来年もまた楽しく花見ができることを願うばかりだ。
というわけで、どれも激ウマでした。ごちそうさまでした〜

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パン に参加中!
今日は花散らしの雨となるのか、東京では例年よりかなり早く満開になった桜も、もう終わろうとしているが、先週・先々週と花見で食べたパンを列挙してみたいと思う。
フツー、花見弁当とか酒のツマミのオードブルなんかが花見の定番かと思うが、自分の場合、ぼんぼりが並ぶような場所での大人数での宴会が仕事柄というか性分というかでしないものだから、一人二人で宴会もないような、単に桜が咲いているだけの場所でひっそりと毎年楽しんでいる。
そうこうしている内に自然と自分好みのスポットが絞られてくるもので、メディアに出ない穴場を幾つかもっていて、しかも今年新たな絶景ポイントも発見した。
そんな訳で飲み物片手に昼食がてらのパンを出先近くの街のパン屋で買うのだが、そーゆー花見が好きな方の参考に少しでもなればなぁと。

というわけで、まず最初の週は石神井川沿いの板橋本町〜加賀あたり。以前拙ミニコミ『戦跡商店喰い』【詳細】の取材の折にみつけた場所。
石神井川沿いは花見スポットとして知られてないわけではないが、王子近辺までいかないと、中板橋からの板橋区内は近所の犬の散歩くらいしか人がいない。飛鳥山や音無親水公園辺りの喧騒が嘘のよう。
都営三田線の板橋区役所前で降りて、仲宿商店街へ出てマルジューで買い出し。

マルジュー外観マルジュー【食べログ】
★★★★☆ 4.5
所在地:東京都板橋区仲宿60-16【ワイワイマップ】
公式サイト:http://www.maruju.com/bakery_maruju_nakajuku.html

以外にもこれまでマルジューをブログにUPしていなかった。創業から100年ほどになる老舗パン店で、祖は日本で初めてイーストによる製パン法を開発したオッサン。ここから弟子が巣立ち、東京の城東エリアを中心に全国に系列店が存在する【全日本丸十パン商工業協同組合】
どこもパッと見、フツーの町のパン屋、いや必要以上にひっそりとした個人店が多いので、そんな歴史ある血統と気づきづらいのもまたいいところ。味も見た目相応にオールドスタイルのソフトでしっとりとした食パンの他、惣菜パンが充実している。
実際食べてみるとわかるが、ソフトでしっとりながら、しっかりと食べ応えがある中身の詰まったパンで風味豊か。
超熟食パン@マルジュー
(写真は以前買い求めた超熟食パン。耳のところに丸十ロゴの焼印がある)
超熟食パンの焼印@マルジュー
昨今のハード系のパンもそれはそれでいいのだが、忘れ去れれたように省みられることが少なくなった町パンがココには脈々と受け継がれている。
仲宿と大山は同じ経営のようで、明るく今様にリニューアルされ活気があるが、他の丸十は得てして従業員が高齢化しており、細々と営業している感じなので、お近くに「◯の中に十字のロゴマーク」を見つけたら是非一度お試し頂きたい。

さて後は飲み物の調達だが、商店街の並びにモリバコーヒーなるドトール的なコーヒーショップが存在する。
外観@モリバコーヒーモリバコーヒー 板橋仲宿店【食べログ】
★★★★☆ 4.2
所在地:東京都板橋区仲宿56-16【ワイワイマップ】
公式サイト:http://www.morivacoffee.com/

POP@モリバコーヒーオリバーソースみたいな名前の店だが、他所で余り見かけないのでココいらのローカル店かと思いきや、結構展開している様子。フェアトレードの珈琲豆をウリにしており、味も180円にしてはかなりしっかりとしており、同価格帯の珈琲チェーンと比しても相当上。
なので、前述の拙ミニコミの取材時も休憩や執筆によく利用した。今回はテイクアウトを利用したが写真を撮り忘れたので、イートインのカップをUPしておく。
コーヒーUP@モリバコーヒー
パンとコーヒーを携え、板橋の名の由来となった板の橋から石神井川に沿って桜並木を歩く。
柵で見晴らしは悪いが、間近に枝が迫ってきて、花弁一つ一つがよく見える。
手すり沿いの桜@石神井川
10分少々ずっと桜を見ながら歩くと、マンションの脇にちょっとした広場的なスペースが有り、ここに木の机があるので、腰を落ち着けて花見と洒落込もう。
広場スペース@石神井川
マルジューではコッペパンを求めたが、以前とは異なり、真ん中に◯十ロゴの焼印が!
新コッペ@マルジュー仲宿
ちなみに以前のはビニール袋に入って如何にも製品っぽい感じだった。
以前のコッペ@マルジュー
(一応ジャムコッペの中身も撮ってあったのでUPしときます)
ジャムコッペUP@マルジュー
しかし今はレジ横の箱に並び、声をかけるとその場で中にピーナッツクリーム等を入れてくれる。
新コッペピーナッツUP@マルジュー仲宿
チューブで注入する感じが、なんだか駄菓子の梅ジャム的な感じで余り食欲をソソる光景ではないのだが、ソースせんべい的遊び心が感じられ、子供にはこの方がウケるだろう。
そしてコッペパン自体は、以前よりパンらしいというか、みっちりと目の詰まった感じで粘り腰のある食感で、旨くなってる気が。鼻に抜ける香ばしさもより立っている。やっぱマルジューのパンはウマイ!!

花と散歩してる犬をぼーっと眺めながら齧るパンにコーヒー。なんとも幸せな時を束の間過ごして再び川沿いを歩く。
金沢橋に出る。ここからの桜ビューが一番好きだ。
金沢橋の桜@石神井川
この時は満開になったばかりで花びらの色も白く、川面も花びらが全くといっていいほど舞い落ちてないが、以前来た時は黒い川面に白ピンク色をバーっと散りばめたようでそれは見事だった。その時の様子は過去、拙町歩きブログにUPしているので参照されたい【まぼろしチャンネル|昭和迷宮物件vol.43 石神井川の桜の樹の下には〜板橋戦跡花見行】

(続く)

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好きなパンの種類は? に参加中!
つい最近、新中野の町中華スエヒロ【過去記事】をUPしたが、その帰り道、あまり来ない土地なので散策がてら帰ろうと、青梅街道を渡り路地へ入ると、車の抜け道だろうか、やけに交通量の多い道に入り込んでしまった。
通り沿い@パン工房HATADA
歩きやすい路地へさらに抜けようと思った矢先、車と車の間に小体の町パン屋を発見した。おっ、これは出来るぞというオーラをビンビンに発している。パン1個なら食えるぞと、はやる気を抑えて横断歩道を渡った。

外観@パン工房HATADAパン工房HATADA【食べログ】
★★★★★ 5.0
所在地:東京都中野区中央3-35-4
公式サイト:鍋横大通商店会

店内は明るく小綺麗ながら、ブリックパック的なドリンクの入る冷蔵ショーケースに、3〜4段程の棚が2つという狭さ。選ぶ余地はなさそうだが、それでも惣菜パンを中心に、昔馴染みのアンパンやらクリームパン、焼きそばパン等定番アイテムが並ぶ。
食パンなんぞにソソられつつも、目移りする浮気心を抑え、棚からササッとお目当ての品をトングでひと掴み。
レジの笑顔がステキな気のよさそうな小母さんの背後の隙間から、パン工場と思しき光景が垣間見える。売り場は狭いがバックヤードは相当広いのかな。卸なんかもしているのだろうか。
小母さんに、小さい頃から馴染んだパン屋さんが元気で居られるととても嬉しくなってつい立ち寄った、と伝えると、嬉しそうに礼を返してくれた。

心地良い心持ちで、店を後にし、帰りがけ食べられそうなスペースを見つけて食すことに。カレーパン¥135(確か)!
カレーパン@パン工房HATADA
ぱっと見、揚げもハードでもユルくもなく、特別大きいわけでもないフツーのカレーパンに見えるが、食べてみて驚いた!!
ガリッとまではいかなくともシッカリ揚っており、甘みの強いシッカリと粘り気のあるモッチリしたパンに、辛くはないけどスパイシーさが感じられ、玉ねぎやジャガイモなど具の多くて色んなモノが混ざってそうなザラドロのカレーのマッチングの妙といったらない! いや、どのパーツも飛びきりの個性を放つわけではないのだが、重みのあるパンと家庭的ながらシッカリ作られたカレーとの組み合わせはあまりないかも。
で、kissよりつねって、、、

というわけで、噛むより千切ってみた断面がコチラ。
カレーパン断面@パン工房HATADA
カレーすくねぇ! ってこれはたまたまそういうところ千切っちゃったのだが、問題はパンの厚さにある。カレーパンは鯛焼き式に記事は薄くガリっと揚がり、カレーが沢山詰まっている方がいいと思い込んでいた。
実際今でもその極北ともいうべき、元祖でもあるカトレアのカレーパン【過去記事】が理想形であるには変わりないのだが、そこまでハードではなく、かつしっかりパンでカレーを食わすカレーパンがあってもいいのではないかと今回思うに至った。
よく考えてみれば、カレーライスだってルーばっかでライスちょっとだったらバランス悪いもんね。

いや〜、思いがけぬところでトンデモないものに巡りあってしまった。後で調べてみると、こちらはカレーパンで有名な店で、どっちの料理ショーでも紹介され、中野の逸品にも選ばれているそうだ【参照ブログ:笑い豚】
これはカレーパン好きの自分への神の思し召し・・・というより、居酒屋ジプシーのジプキンさん(@gypking)が、ここでカレーパンを食べるためにスエヒロのチャーハンでおびき寄せたとしか考えられない(^_^;)
いや〜、貴重な体験が出来ましたわ。中野の用事の際、時間があったら足を伸ばしてしまいそうだ。そん時は他のパンも食してみるとしよう。
というわけで、いやはや参った。ウメェ!! ご馳走様でした。

ハタダ ( 新中野 / パン )
★★★★★5.0
supported by ロケタッチグルメ

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近々大ネタが控えているので、今日は時間の都合で、UPしようか躊躇ってた小ネタをば。

JR赤羽駅と南北線赤羽岩渕駅の間の商店街の裏手に、昔馴染みのパン屋があるのは気にしていた。
ある朝、JR線が人身事故で赤羽岩渕から南北線で迂回する羽目になり、ショゲながらトボトボ、今は亡きAGCこと赤羽餃子センター【過去記事】の辺りを歩いていたら、そのパン屋が近いことを思い出した。
こんな機会まずないので、寄って行こうっと。

サンロール おおみや【公式?サイト】
★★★★☆ 4.5
所在地:東京都北区赤羽1-35-2【ワイワイマップ】
8:30〜21:00 火曜休
参照サイト:赤羽絵地図北区街ナビ

通り沿いのウインドーガラス沿いに食パンが並び、店内中央のテーブルに所狭しと惣菜パンが並ぶ。シベリア、カツサンド、ナポリタンサンド、あんぱんなど、ソソるラインナップで目移りして仕方ない。

こういう時は王道のカレーパン¥120!
カレーパン@サンロールおおみや
写真がブレブレで申し訳ない。
昼時には2〜3割引になるそうだが、それにはまだ早かった。
で、出来はと言うと、決して辛いカレーじゃない、オーソドックス過ぎるシロモノだが、揚げも中々にしっかり揚がっていて、ガリっとはいかないが、かなりサクサクでもう王道にして秀逸。シミジミしちゃう味わい。

もう1品は、タマゴドッグ的なもの(名称忘れ)190円。
タマゴドッグ@サンロールおおみや
中の玉子がなんと薄焼き玉子! これは珍しい(と思う。自分は初めて)。
タマゴドッグUP@サンロールおおみや
数種の野菜とサンドされており、味のバランスが悪そうだが、食べてみると悪くない。トマトの酸味と卵の甘みがマッチしている。薄焼きを巻いた玉子は、一般的なタマゴサンドの黄身のトロみやコクも感じつマヨネーズあえとは異なり、玉子の甘みと香りが焼かれることで前に出ている。食感の満足感に乏しいが、これはこれでアリ! 十分おいしい。

カレーパンもそうだったが、パン自体がソフトで甘みのあるにも拘らず、ボリューミーで、満足度が高い。この手の昭和からのパン屋の雰囲気のある店は、この手のパンが味わえるから、つい立ち寄ってしまうんだよなぁ。


そうそう、つい立ち寄っちゃうといえば、スパ銭のスパディオのそばにある板橋稲荷通り商店街にある木村屋パン店。

木村屋パン店【商店街HP】
★★★★★ 5.0
所在地:東京都板橋区宮本町16-8【ワイワイマップ】
10:30〜22:00 日曜休

この店自体がスゴイのでいつかジックリ取り上げるが(気になる方は拙著『戦跡商店喰い』を読んでね)、18時を過ぎると惣菜パンがオール100円になる。濃厚なカレーのカレーパンが絶品なのでついカレーパンに手が伸びそうになるが、折角100円なので単価の高いものを(せ、セコイ!)というわけで。

ウインナーサンド!
ウインナーサンド@木村屋パン
元は180円くらいだったかな。
とにかくボリューミーなのだが、どうにもカジるのに躊躇うフォルム。なんか股間の辺りがキューッと来るような(^^ゞ
何を言ってるんだという話だが、このソーセージがもうプリップリで、パンもしっかし噛みごたえもありながら甘く、この両方の味をケチャップが見事に結んでいる。
でも、がぶり、がぶりとかじるたびに、
イタイ・・・イタイ・・・
気がするのは男の性というものか。。。

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うわっ、お陰様で忙しくさせてもらい、またまた2010年11月実食の蔵出しネタで申し訳ない! 年末年始のレポも溜まってるので、近々に必ずUPしますんで、短文にてご容赦をば。

佐竹商店街南端から清洲橋通りを挟んだ向かいに、都営台東小島アパートという、1964年築の年季の入った都営住宅がある。
小島団地@なかむらや
道路に面した側はベランダがなく、黒ずんだコンクリが通りに迫り来る格好で、夜はさぞ圧迫感があることだろう。荻窪団地程ではないにせよ、北斗の拳と形容したくなる終末感を漂わせている。
この年代の団地らしく1F部分に商店が入っているのだが、その殆どがシャッターを下ろしている。しかし交差点角に昔ながらの小体なパン店があり、オレンジのホロに平仮名でなかむらやと屋号が入っているのがなんともそれらしい。

外観@なかむらやなかむらや【食べログ】
★★★★ 4.2くらい
所在地:東京都台東区小島1-5-3


午後暫く経っての入店だったが、棚には菓子パンをメインに沢山並んでいた。
どれも簡素なビニール梱包なのが逆に嬉しい。
陳列@なかむらや
会計時お店の方に伺うと、こちらはまだ20年程で、団地建設当時からのテナントではないそうだ。それでもこの佇まいは実に昭和からの団地テナント然としていて、昨今のシャレたパン店とは違った魅力に満ちていて、なんだか嬉しくなってしまう。

求めはパンはクリームとチーズ。
クリームパン¥120はこれぞクリームパンというグローブっぷり。
クリームパン@なかむらや
焼きがハードで、パン自体はそんなに柔らかくも甘みの強いものでもないが、仄かな甘さとややポックリとした食感で風味も良く、恐ろしくベーシックな素朴さが際立つも何気に濃いめのカスタードクリームとの相性が抜群にいい。
クリームパン中身@なかむらや
見た目ともマッチした味で、頬を緩める間に完食。

チーズ(正式名称忘れ。確か150円未満だったかと)はハード系のパンながら、粘り気のある噛みごたえで、中のやや癖のあるチーズも硬い。
チーズパン@なかむらや
だが、口の中で噛みしだいていると、パンの風味が徐々に広がり、そこにチーズの香りが合わさり、適度なマッタリとした満足考えられる。
チーズパン中身@なかむらや
パッと見、昨今のハード系のパンと思いきや、バターも控えめで味わい自体は実に素朴。これもよかった。

やはり団地の下はこういうパンでないと!という方にはうってつけの店だろう。存在はあくまで地味なので見逃さぬよう。そういうのもグッと来るんだよなぁ。
ともあれ嬉しい美味しさだった。イイ!ステキ〜 ごちそうさまです。

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