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私プロデュース・いとこの男の娘出演のYOUTUBEエモウマい店の第5回で、駒込・西ヶ原にある「とんかつみのや」を取り上げましたー

当ブログで何度も紹介してるが、東日本大震災の時から更新してないので、改めてUPさせて頂きやす。

相変わらずの佇まいで、染井銀座から路地に入る時にいつもワクワクドキドキが抑えられない。失礼ながら、いつ閉まっても可笑しくないと思うし、一時休業だったらとか考えてしまうのだが、行くといっつも暖簾が下がっている。

外観
みのや【食べログ】 ★★★★★★★★★★ みのやフォーエバー
所在地:東京都豊島区駒込7-16-8

激渋というにはおこがましいほど、月日を重ねた面構えに、毎度ながらシビレてしまう。この造作はもうアートの域でしょ?
そして店内もまた然り。
店内
以前は純粋にお腹を満たすために来ていたが、最近は一杯飲んで、一品ツマんでから、メインに行くことが増えた。

というわけで、ここでもやっちゃいますか。ルービーでお疲れちゃん!
瓶ビールはフルサイズ揃ってて、稀に同行者がいる時は中瓶500円や大瓶550円、一人でサクッとやっつける時は小瓶400円と使い分けている。
ルービー
アテはトンカツを単品380円で頂くことが多いのだが、ウインナー330円もタコさんみたいに反っちゃってるのがなんとも愛らしい。
カツ単品とウインナー
(写真は取り分けたところね)

他に、動画でも触れた、大ジョッキの7〜8分目くらいまでのレモンハイ450円は行きたい。
レモンハイ
それにベーコンエッグ270円あたりがシビレるめにゅーやね。
ハムエッグ

で、メインは鮭フライ定食500円っすよ。
鮭フライ
この棒状の揚がりを見ると、文字通りアガりますわ。
ピンクのサーモンがホクホクでね。こちらのガリッガリの衣とのコントラストがタマラン!!
鮭UP
トンカツ食った後に鮭フライも食うんかぃ!?と思われたかもしれないが、これが食えちゃう。心配な時は御飯の量減らしてもらうが、あんま減ってないことが多いので、もう最近はノーコールで普通量にしてる。だって結果食えちゃうから。

最強の豚汁で〆れば、みのやが完結する。
東十条のお店も好きだけど、なんだろうこの、こちら駒込店の安心感は。建物・雰囲気・お店の方・そして料理、全てが自分にとっての癒しなんだよね。
客としてわがまま言わせてもらえば、1日でも長くこの空間がこのままであり続けることを願うばかりだ。
というわけで、いつも最高最幸!! ウマイ、ウマすぎる! ごちそうさまでした。

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いつもお世話になっているNACK5のラジオ番組、「THE SEITARO☆RADIO SHOW 1700」に先週5/26(木)にお邪魔して、チャーハンについてお話致しました。

今日中ならギリギリradikoで聴けると思いますので、よかったら宜しくです。
その時に2軒ほどお見せを紹介させてもらった中から、1つをUPしておきやす。

秩父鉄道の熊谷の隣に、ソシオ流通センターという少々変わった名前の駅がある。
京急の野比駅がYRP野比になったようなもんかなと思ったら、2017年に出来た新駅らしい。東上線のみなみ寄居(ホンダ寄居前)みたいなもんか。
熊谷から歩いてもいいかと思ったが、徒歩30分以上ありそうなので乗ってみた。これが出来る前は持田駅まで何キロ駅がなかっただよ!

駅は無人駅で、真新しいがプレハブ感がある。
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なんだか八高線の駅みたいだな。

駅を出て、目の前にある大通りを渡ると、熊谷卸売市場が見えてくる。
食品市場
手前にステキな食堂がみえるが、市場だけあって周囲には関係者向けのイカしたメシ屋が密集しているのだ。

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駅名になってる流通センターの通り、市場の周辺には物流倉庫も多く、少し離れた場所にも食堂が散在している。なんて素晴らしいエリアなんだ!!

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市場脇の食堂街に後ろ髪を引かれつつ進むとスグ、これまた最高にイカした佇まいの、ザ・昭和な食堂が立ち現れた。
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すすき食堂【食べログ】 ★★★★★ 5.0
所在地:埼玉県熊谷市佐谷田1467

「ただいま元気に営業中」なんて惹かれるキャッチやね〜
誘われるままに入店すると、やはりザ・食堂なテーブル席が広がる焦げ茶色の空間が広がっていた。
店内
昼過ぎに伺ったので、先客は常連らしきオッチャン1人。店のオバチャンと談笑していたが、帰りがけだったようで、間もなくして自分一人になった。
奥の方の席に腰掛け、背後のメニューを見やる。
定食は、肉天・ニラレバ・焼肉・ピリ辛ナス炒めなんてソソりまくるラインナップ。
さらに、半ちゃんラーメンなどミニ丼セットメニューも充実し、特に煮込みは看板メニューのようだ。
よし、これにしよう。だったらアレも頼んじゃおっと。

煮込み単品¥500(くらい)とウーロンハイ¥400!
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茶色いイイ景色っすねー。
軽くウーロンハイで喉を潤し、煮込みを頂くと、モツがもおう超トロトロ! 噛む必要がないくらい。
濃いめの味付けで、これは汗をかく労働者向けのチューンかな。白飯にも間違いなかろうが、苦味の中に甘みも生きたウーロンハイともグンバツじゃないっすか。客はドライバーメインだろうからアルコールは少なめとはいえ、酎ハイがなくウーロンハイがあるってのは、この辺の相性を狙ってのことかと勘ぐりたくなる。

さて、そうこうしてる間に、メインエベントがやってきやしたよ。
納豆チャーハン¥700!(だったかな)
納豆チャーハン
納豆チャーハンは青山のふーみんが有名だが(といいつつ行ったことないが)、それ以外にはあまりみかけない。
チャーハンに納豆ってどうなの?と思ってたが、食べてみると粘りや臭みは全然気にならなーい!
むしろ超絶しっとりしたチャーハンをまろやかにし、適度な苦味のアクセントになって、これまで感じたことない味わいとなっている。なるほど、これはイイわ。
納豆チャーハンUP
こちらのチャーハンは元々かなりしっとりホクホク気味で、メニューを見る限り、和食堂というより中華寄りに感じられる。
なので、チャーハンも食堂によくある家庭的な仕上がりというより、町中華のしっとりチャーハン然とした、油ギッシュさもある出来。
玉ねぎと青ネギという異なる食感のダブルネギ(というとラーショみたい)で、熱が入って甘みもよく出て、見た目よりボリュームが多少あったが、難なく完食。

これは他の定食メニューを単品で、じっくり飲み食いしたくなった。絶対どれも旨いはずだ。
気の良さそうな店のご夫婦に気持ちよく見送られ、店を後にした。

帰りは熊谷まで歩いてみることに。
先に触れたように、熊谷とソシオ流通センターの間くらいにも百万石なるイカしすぎる食堂を発見した。実は最初、この食堂を探していて、この辺が食堂密集地帯であると気づいたのだった。
なんでここに目をつけたかというと、今放送しているスーパー戦隊を見ていたら、この食堂のシーンがあったから。
ザ・食堂然とした風景に、セットかなと思ったが、調べてると実在してビックリした。今回の戦隊ヒーローは好きな脚本家が担当していて、この人、25年くらいまでもラーメン屋台のオヤジがバーサクしたりと、大衆食の場が好きなんじゃないだろうかと疑っている。
なんにしても、お陰でこうした出会いが生まれたので、感謝しなくてはいけない。
今度はなんとしても百万石に行くぞ!
というわけで、ウマウマウマシー!!! ごちそうさまでした!

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ちょっと前にもお伝えしたが、お陰さまで、昨年辰巳出版より発行させて頂いた『街道のグルメ』【詳細ページ】がamazonでまだ品切れ状態になっているようなのだが、掲載店の中から、非常に残念なニュースが飛び込んできた。
モヤモヤさまぁ〜ず2などで認知度がある武蔵浦和の顔といえば中華富士だが、最近ずっとシャッターを閉めているというのだ。
●参照ブログ:浦和裏日記
どうもケーズデンキ跡地の再開発により、立ち退きを迫られているようだ。
というわけで、中華富士について紹介しておきたい(当面は閉店した店をブログで取り上げていくかも)。

バイパスじゃない方の国道17号・中山道から、田島通りに入って武蔵浦和駅前を過ぎたところ。
2階建てのモルタル木造の2階建て飲食店が軒を連ねる一角に、とっても違和感のあるものが視界を掠める。
外観
正面から見るとまさしく、顔。顔が現れる。
正面
ビックリしたような表情で虚空を見つめる手作り感溢れる顔こそが、中華富士の看板。

四角い顔
中華 富士【食べログ】 ★★★★☆ 4.5
所在地:埼玉県さいたま市南区沼影1-8-22

周囲は再開発でドンドン真新しいビルが立ち、その陰で店が目立たなくなるため、対抗策として注目されるような看板をと、製作されたらしい。

店の中はどんなビックリドッキリが待っているのか、恐る恐る入店すると、そこには昭和の中華食堂といった趣の空間が広がっていて意表を突かれた。
店内
これはモロ好みのお店ではないか。
壁には手書きのメニューがズラリと並ぶが、どれもビックリする程安い。
メニュー
(クリックで拡大表示)
外の顔は価格にビックリしていたのか!?
一品やアルコールも嗜めるようだが、セットメニューが充実しており、それがお得なようだ。炒飯や炒め物といった中華メニューも気になるが、ここではシンプルで家庭的な定食メニューを行きたくなる。

メンチコロッケ&コロッケ定食580円!
メンチコロッケ&コロッケ定食
コロッケを2回言っているので、2個あるのかと思いきや、メンチのことをメンチコロッケって呼んでるだけなのね〜。
メンチコロッケ&コロッケ定食横から
単にコロッケとメンチが乗った定食だが、こういうのがあるようでない。コロッケもメンチも冷凍っぽいが、こちらでお手製のを冷凍してあるのかもしれない。
コロッケUP
ちょっとちゃちぃ感じもするが、意外にもガリッとハードに揚がっていて、食べてみるとビターな味の衣がツボ。中はどちらも柔らかめで味付けは優しい。しつこくなくサクサクと、付け合わせのキャベツなどとともに食べられてしまう。
味噌汁もシンプルながら濃度は高く、満足感がある。こういう味付けって毎日のように食べられて定食に求められるものだよね。

ご主人も奥様も柔和で人当たりが柔らかくホッとさせられる。これは武蔵浦和近辺に来たら再訪必須でしょ。
と思っていたらこの有様。いまさらながら、「いつまでも あると思うな 定食屋」という言葉を身につまされるのだった。
これぞ、まさしく街の顔。行けてヨカッタとしましょ。美味しゅうございました。

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過去に発行したミニコミ誌の限定本を整理していたら、パトめし!シリーズに載せた食レポを結構このブログにUPしそこねていることに気づいた。
というわけで、パトめし!vol.1【詳細ページ】で取り上げた、カツカレーのあの老舗を公開しておこう。

鶯谷の表通りから4号昭和通りに出る手前、後藤の実家の辺りで205が発生する台東区下谷に(パトレイバーギャグ)、人通りもなく誰も気も止めないような路地に、ポツンととんかつ店が佇んでいる。
路地

外観
とんかつ河金 下谷店【食べログ】 ★★★★★★★★★★ 大衆食遺産!
所在地:東京都台東区下谷2-3-15

知らなければ通り過ぎようが、実はここ、カツカレー発祥の店というのだ。
カツカレーという名称では銀座のグリルスイス(昭和23年)がその発祥とされているが、ご飯の上にカツを乗せてカレーをかけるというスタイルでは、1918年(大正7年)に当時浅草国際劇場そばにあった洋食屋台「河金」が河金丼として提供したのが最初のようだ。
ちなみにグリルスイスで「カツとカレーを別々に食べるのが面倒だから」と店にお願いしてカツカレーを作らせたという千葉茂は元読売巨人軍のプロ野球選手であって決して千葉繁ではない(この辺も初出がパトめし!らしさ)。

閑話休題、浅草の河金は河野金太郎さん一代で店を閉じたが、親族が暖簾を継いだのがこの店というわけ。他に千束(浅草観音裏)にもあるらしい。
入口看板

店内は縦に長くテーブル席と小上がりで構成されている。
店内
狭いには狭いし、物が雑然と置かれていたり、猫がストーブに当たっていたりするが、そんな裏ぶれた侘しい雰囲気はなく、フライ中心のメニューの豊富さや肝心なところはビシッと綺麗にしてあったりと、老舗とんかつ店としての気概を感じさせる。
壁メニュー
思いのほか若い旦那(と言っても50くらいかな。ジイさんが出てくると思ってたから。それと、星明子似の女性従業員がいると聞いていたのだが、おらず残念)が持ってきてくれたお茶を飲みつつ、改めてメニューを見ると、「匁(もんめ)」いう文字が飛び込んでくる。
もんめUP
これはトンカツのサイズで、幾らでも大きなカツでとんかつ定食や河金丼を作ってくれる。大きければそれなりの値段になるが、それでも殆ど1000円台で収まるリーズナブルさ。それに肉をヒレに変更する等のバリエーションも可能。

ともあれまずはドノーマルの河金丼¥750!
河金丼
それほど大きくはないドンブリのカツ丼の上に、如何にも和風のドロっとした小麦粉カレーがデロンとかかっている。
が、この見た目からしてカツがデロデロになりそうな予感がして、昔からカツカレーが苦手だった要素がモロな気がしてどうにも食欲が沸かない。まぁ歴史ある昔からの味わいも一度は体験しておこうと覚悟して食べ始めると……

あれ? なんだこの感覚は!?

カレーの粘度があるからかカツの衣のサクサク感を邪魔せず、カレーがかかっているのを忘れさせるほど。ともかく揚げたてのカツが絶品!
河金丼UP
肉も厚いという程ではないが、肉がホクホクとして瑞々しさも湛えているし、揚げもハードめでビター感もあり、そんな薄くない衣だがザクザク食べられる。
カレー自体も胃に凭れそうなモッサイ感じはなく、結構スパイシーな要素もあって、これ単体でかなり味わい深い。よく見ると粒粒状のものが散見できるが、野菜やスパイスなど色々入っているのではないだろうか。
それぞれのパーツが単体で成立しつつも、合わさることでカレーの味わいとカツの衣のビター感が特に相性が良く、ご飯とキャベツと合わせてもうグイグイ食べさせてくれる。
豚汁
豚汁で温まり、気がつけば完食。

量的に全然足りなかった。
これはカツ大きくしたりしてガッツリ食べたくなるのも分かる気がした。味も重くないし。この辺のバランス、さすが老舗にして元祖といったところか。いやはや、おみそれしやした!
というわけで、この2014年に訪問して以来行けてないのだが、千束店も含め、新型コロナ騒動が落ち着いた暁には訪問せにゃなぁと思うのであった。
いやはや、文化遺産級の味は激烈ウマシウマシ!!!! ごっそうさんした〜

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favy「ロードサイドの昭和グルメ遺産をゆく」連載の第9弾がUPされやした。
川口に『鯨食堂』あり!昭和遺産グルメの代表「クジラ肉」を大衆食堂で
ステーキ

…クジラ肉の卸業者が営む、鯨食を普及を目的とした食堂。竜田揚げからステーキ、メンチまで、ガッツリとボリュームたっぷり味わいえます!

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