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ヒコバンバンの続きをば!
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●ヒコバンバン@横浜中山〜横浜でもヒコバ!
ヒコバンバンを出て住宅街を進む。目指すスパ銭は直線距離にして1km程。中山駅から送迎バスが出ているが、路線バスで戻ってそこから送迎バスとなるとかなり時間がかかってしまう。実際1.5kmくらいなら歩いた方が早かんべぇとなったわけだが、知らぬ土地の裏路地、しかも日もとっぷり暮れた時刻とあっては迷うことは必至。となれば文明の利器、スマホのGPS案内に頼るしかあるまい。
これでなんとか迷わず辿り着いたが、先述の通り山を住宅街にした土地、アップダウンも多く道も真っ直ぐじゃない。しかも周囲は団地が多く、行く先も千丸台団地という昭和からの団地群で、老朽化から新しく立て替えられた棟が多いとはいえ、人影も少なく不安な道中となった。
なんとか坂の上にスパ銭の幟を発見!

しかしなんだかイオンとかショッピング施設の立体駐車場のような建物しか見えない。

案内が出ているので矢印に従って階段を上り、車の行き交う駐車場脇を通る。

するとやっと正門へ。しかし先に階段が。まだあんのかよ!!

さらに階段を上ったところで入口に着く。

所在地:神奈川県横浜市旭区白根8丁目8
時間:06:00〜01:00(24:30受付終了)
定休日:メンテ以外無休
採点:★保留
泉質:ナトリウム−塩化物温泉
アプローチの大変な施設だなぁと愚痴もこぼれてしまうが、にも関わらず何処にでもあるような準和風の館内はとにかく人・ヒト・ひとで足の踏み場もないほど溢れかえっていた。

殆どがマイカー客なのだろうか、とにかく地域住民全員大挙してきたような勢いで、正月でもここまでの施設は出会ったことがない。券売機で入館券買うだけで大騒ぎ。
ゲートを通って中に入ると、目の前がレストランと畳敷きの待合所になっているのだが、その境がわからないほどヒトでイッパイ。話し声がうるさいとかいう次元ではなく、音の群れとなってグワングワン自分の周囲を取り囲むように押し寄せてくる。
急いで脱衣場へと向かうも予想通り、そこは裸のオッサンの大群ですし詰め状態。空きロッカーが少ないのは覚悟していたが、探しても本格的に空いてるロッカーがない! こりゃマジメに空き待ちかと諦めかけたところ、奥まったところにまとまって幾つか空いてるのを発見。
んで、なんとか入れたはいいが、浴室内も裸祭り状態。
入って目の前の大きな炭酸泉の浴槽なんてお湯が見えないくらい男で埋まっていた。がきデカで、銭湯のカランの蛇口を押すとお湯じゃなくて男性が出てくる=男湯ってネタがあったけど(女湯なら女が出てくるのかって展開はお約束)、それを思い出したほど。
こうなると体を洗おうにもカランが空いていようもなく、生涯で初めてカランの空き待ちを味わった。女湯ではよく耳にする現象だが、まさか男でもこういう状態になるとは。でもそこは男性、洗うのが早いのですぐ空きが出来た。そもそもかなりカランの数の多い施設なので事なきを得ているが、他所だったらどうなってしまうのか、考えただけでオゾマシイ。
洗い場を出てジェット系の室内風呂を傍目に露天へ。外は壺湯4つと横に長い寝湯の他はデカイ岩風呂がデーンと待ち構えている。ここが温泉槽なのだが、案の定ここも男祭り。奥には巨大モニタがあり皆テレビを見ている。
なんとかスペースを見つけ、岩に背をもたげる。湯はややクセのある印象だったが、この若干の濁りがそもそもの温泉に由来するものなのか、それとも…白く濁ったようなこういう色味のナトリウム塩化物温泉は見たことないが…まぁ詳しくは申しますまい。湯温は40度位で丁度よかったが、とにかく塩素臭がキツイ。こういう日だからだろうか。
とはいえ小学生はもとより中学生みたいなのがくっちゃべったりするので長居できるようもなく、そこそこに退散。
寝湯の脇を抜けるときチラッと見ると、男が10人くらいビッチリ並んで寝転がっている様には戦慄を覚えた。まさに築地市場のマグロ状態。
再び洗い場の横を抜けサウナ室へ。
ドライのタワーサウナの方に入ると、ここも男祭り。しかも全員汗だくという地獄絵図。オッサンとすれ違えば肩が触れ、ネットリと汗が張り付く。
下段にスペースを見つける。熱さはソコソコ熱めで自分的には調度いい。テレビを見ながらボケーッとしていると、5分と経たずにスタッフがマット交換に入ってきた。えっ、18時とかジャストな時間でも30分とか切りのイイ時間でもないのに?? 渋々退室するも、前を歩いてたオッサンもブツブツ言っていた。
隣の塩サウナに皆んな移動するので激混みだったが、奥に折れた空間があるので、小さめながら見た目よりキャパがある。湿式サウナとしては熱めだったので汗がかけてなんとかドライサウナの代わりになったか。
予定より来るのが遅くなったし、この混みようなのでサウナはヘビロテ出来なそうだ。最後に大きな浴槽の炭酸泉に入るが、頭のすぐ近くを人が通ったり子供が駆けて行ったりして、早々に上がることに。
退館は特に手続きはないので、自動改札みたいなゲートを潜るだけなのだが、本当はここで店員に送迎バスの乗り場を聞くつもりでいた。客に対して全然店員が足りてない状態で、まぁ行きゃわかるだろと、来たように駐車場の脇を通って外へ出た。
しかしどこにもソレらしいバス停のようなものがない。来る時に見かけた警備員に聞こうにもいない。何度か駐車場脇を往復してるうちにバスの時間が迫ってしまった。再び外に出ると警備員が戻っていたので聞くと、なんと退館してスグ、通路となってる階段と反対側、駐車場の奥にバス停があるという。終バスの時間がスグだから間に合わないかも?なんて言われてもここから歩いては中山の駅まで帰れない!
出てきた正門入口を猛ダッシュで過り駐車場の奥隅に行くと、バスに皆乗って待っていた。風呂を出てスグのあまりに呆気無い場所にあるので拍子抜けしたが、なんとか間に合うことができた。前にザスパ成城の送迎バスでエライ目にあったが【過去記事】、今回は自分の落ち度。店員を探して捕まえてでも聞いて確認すればすんだし、そもそもバス利用する人はバスで来るのでその時乗り場を確認できるはず。トボトボ歩いてきて帰りだけバスという客は想定していなくて当然だ。
ともあれ乗れて帰れて一安心。
なんだか大わらわの1時間となったが、サウナの温度とか露天温泉の湯温とか、全体の作りも本来はゆったりしてるはずだし、ここまで混んでいなければかなり満足できる施設だったんではないだろうか。これだけの施設でこんなに安いと、普段でも土日は相当混むだろうが、なんとかなんでもない平日に再訪して、本来のコチラを堪能したい。
というわけで、川崎ケイバ・ズーラシア・焼肉・温泉と、なんだかんだで濃厚な1日を過ごすことが出来た。たまの休み、結果オーライでしょ。
